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インタビュー
2025.01.13
「いつも笑顔でご機嫌」、「本当に気さくでいい子」、モデル仲間やノンノのスタッフなど、みんながそう評する香音。会う人みんなを虜にする、抜群に高い愛され力を持つ彼女の素顔にクローズアップ。第3回目となるラストは、胸の内に抱いた葛藤や夢を語りつくします! ノンノモデルになって早3年。後輩も加入し、末っ子だった香音も先輩へ。モデル、女優、タレントとして進化し続け、さらなる高みへ上り続ける香音が今思うこととは?
「ノンノモデルになってもう3年経っていることに驚き! 『Popteen』時代は、自己プロデュース能力をとにかく求められていたから、よく編集部に行って、“私はこんな企画がやりたいです!” ってプレゼンしていたの。当時は自分でコンテを書いたりすることも(笑)。でも、ノンノではそんなふうにゼロからイチにする作業はチームノンノのプロたちが作り上げてくれるから、みんなが目指す世界観をモデルとして素敵に表現することが求められるようになって。それは私にとっては初めての経験だったから、最初のうちは撮影が少し怖かったんだ。雑誌によってこんなに違うんだって純粋に驚いたし、慣れるまでは少し時間がかかった。入った頃はコロナ禍で、しばらく他のノンノモデルに会う機会もなかったから、“私、本当にノンノモデルになったんだよね?”って感じだった(笑)。コロナ禍が少し落ち着いて、撮影で(紺野)彩夏ちゃんとか(岡本)夏美ちゃんと一緒に撮影したときに、初めてノンノモデルになった実感が湧いたの。お姉さんができてすごく嬉しくて、末っ子として皆さんに甘えさせてもらったな。一昨年くらいに(林)芽亜里ちゃんや(小宮山)莉渚ちゃん、そしてこの夏に3人の新モデルが入ってきてからは、一気にお姉さんに。いわゆる、中間管理職みたいな感じでお姉さんたちと後輩ちゃんをつなぐ役割ができたら良いなって思っています(笑)」
ワンピース¥19800/アンティローザ (PERNA) イヤカフ(両耳)¥7150/ステラハリウッド 靴¥17050/ダイアナ 銀座本店 ネックレス・リング/全てスタイリスト私物
「可愛い日本代表が集まっているノンノモデルだから、自分のキャラ立ちについて悩んだことは正直あるし、私はノンノの役に立てているのかなってちょっぴり不安になったこともある。でも、キャラ立ちのために無理をするのは自分らしくないし、自分の好きなものや考えについては熱く語れるから、もっと自分の好きを発信できる影響力をつけられるよう頑張りたいなって。そうすれば、いつかチャンスは巡ってくるはずって信じているんだ。応援してくれている子たちはもちろん、ノンノを見て香音を知ってくれた子たちのためにいろいろな洋服を着こなせるモデルでありたいし、同世代のロールモデル的な存在になれるようこれからも頑張っていきたいな」
「今後ノンノで叶えたい夢は、単独カバーを飾ること。そして中ページのカバーガール特集では、ファッション感がかなり強い非現実的なビジュアルテーマをやりたいなって。あと、誌面での連載もいつか実現したい夢のひとつ♡ 私は落ち込むことがほとんどないから、読者の皆さんのお悩み解決ができるような連載ができたらなってぼんやりと思っていて。いつもハッピーでいようと心掛けているわけではないんだけど、自分のご機嫌を自分で取るのがめちゃくちゃ上手くて気分が沈むことがないのってすごい長所かも‼︎と最近思うんだ。怒られるのはあんまり好きじゃないけど、おいしいご飯を食べて、寝たら直っちゃうタイプ。最近は自分の直したいところや失敗を反省ノートに書き留めるようにしていて。指摘されたときや気づいたときにとりあえずスマホのメモとかに記録を残しておいて、家に帰ったあと、反省ノートにちゃんと反省しながら清書してる。反省ノートに書いたことが実行できると、次のレベルに進めた気がするからすごく自分の自信になるなって。割とポジティブに生きている私だからこそ、読者の皆さんのお悩みも前向きに解決方法を考えられると思うので、いつか実現すると良いな♡」
「24年春に心機一転、事務所を移籍して、自分の歩みたい方向性がよりクリアに見えてきた気がしています。マネージャーさんとの話し合いを通じて、自分の思っていることをよりクリアに言語化するなかで、どんどん目標に近付いている感覚があって。自分を高めるためにまだまだ努力できる余地があると思うのは、モデル業と女優業。モデル業はこのお仕事を始めるきっかけにもなった憧れの職業だからこそ、もっともっと表現力を磨いていきたいし、子供の頃ランウェイで見たようなかっこいいモデルになるのが夢です。女優の仕事は、ようやく“演じる”ということが楽しく感じられるようになってきたし、違う人の人生を演じつつ少し自分のエッセンスを入れるという作業をもっともっと追求していきたいと思っていて。本当は人と争うのが苦手だから戦いたくないと思っているけれど、香音といえばこれ、といったような代表作やヒット作品にいつか出演したいと思っています。私を知らない人に見てもらえるような、いわゆるゴールデン帯の作品だったり、大きなドラマや映画に出られたら良いなって。映画祭などのレッドカーペットを素敵なドレスとピンヒールで歩きたいというのもセットで叶えたい夢です!」
「自分の好きなことを誰かに見てもらえて、それを褒めて評価してもらえるのってすごくありがたいことだなと、最近改めて思う機会があったんです。好きなことを仕事にするのもすごく難しいけど、役者の先輩たちを見ていると続けていくことが何よりも難しいんだなということに気付かされました。モデル業でも女優業でも、いつか最高到達点の自分に出会える日を夢見て、“香音なら絶対に大丈夫”と自分に言い聞かせながらこれからも一歩一歩努力していきます!」
Profile
Kanon
2001年4月20日生まれ、東京都出身。ノンノ専属モデル。『ギョギョッとサカナ★スター』(NHK Eテレ)のレギュラー出演やドラマ『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』(MBS)で主演するなど、多方面で活躍中。
Staff Credit
撮影/tAiki ヘア&メイク/北原果(KiKi inc.) スタイリスト/高野麻子 モデル/香音 構成/大塚悠貴