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インタビュー
2025.12.04
12月5日(金)に横浜アリーナで開催される『モーニング娘。’25 コンサートツアー秋 ~Movin’ Forward with Hope~ 羽賀朱音・横山玲奈 卒業スペシャル』をもって、モーニング娘。’25及びハロー!プロジェクトを卒業、同時に芸能界引退が決まっている横山玲奈さんの卒業記念短期連載。最終回はコロナ禍の思い出、ラストツアーや卒業への気持ちを語っていただきます。また表現力の高さに定評のある横山さんに、「モーニング娘。’25メンバーのこの表現がすごい!」と感じたポイントについても質問。メンバーへのメッセージにのせてお届けします。
アイドル生活に大きな変化を与えたコロナ禍。自分にできることを考え続けた日々

――2020年はコロナ禍に突入し、予定されていたイベントやコンサートの中止が余儀なくされました。世間的にも日々変化が大きい時期でしたが、横山さんはどのように過ごしていましたか?
私は新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプなので、いきなり自宅待機となって「おうち時間」が増えたのはけっこう大変でした。でも、その時間を通して自分にできること、やってみたかったことを探して生活していた記憶があります。
――グループの公式YouTubeではアルトサックスの演奏のみならず、一人でピアノと両方を担当したピアノ&サックス演奏会の動画も公開されましたね。楽器演奏が得意な横山さんだからこそできたことだったと思いますが、他にやってみたかったことというのは?
お仕事関係ではないのですが、パッと思い浮かぶのはイチゴ飴を作ったことです。コロナ禍に突入する少し前くらいからイチゴ飴がはやっていて、家でも作れると知ってからずーっと作ってみたかったんですよ(笑)。おうち時間がなかったら絶対にやっていなかったことなので楽しかったです。
あとはモーニング娘。のメンバーとゲーム通信で遊んだりもしました! アルトサックスの演奏も家でいろんなことをして過ごしたのも、今となってはいい思い出ですね。
――2020年3月に開催予定だった「Hello! Project ひなフェス」は、中止発表から数日後に無観客で生中継が実施されましたね。
無観客で配信のみの公演は珍しかったのでよく覚えています。出演する時以外はステージから少し離れたところに座って見ることができたのですが、それがものすごく貴重な時間で! 他グループのパフォーマンスを間近で見られる機会なんて滅多にないので、とっても勉強になりました。私自身はファンの方が目の前にいない分、どうしたら画面の向こうにいる皆さんに楽しんでもらえるかをたくさん考えながらパフォーマンスしました。皆さんの姿が見られなくて少し寂しいライブになりましたが、今こうしてファンの方々の前に立てていることはとても幸せだなと深く実感しています。
――同年の秋には「Hello!Project 2020 ~The Ballad~」が始まりました。新しい様式のコンサートツアーについてはいかがでしたか?
ダンスは一切なし。歌のみで聴かせるライブだったので、ツアーの最初から最後までずっとドキドキで……。一人で大きなステージに立ち、ハロー!プロジェクト以外の楽曲を披露するというのがとにかく新鮮! ファンの皆さんもいつもとは全然違う雰囲気でしたね。声を出さず着席スタイルで静かに見守ってくれている姿を見て、なんだか不思議な気持ちに(笑)。初めての経験ばかりで楽しかったですね。また“バラコン”以降のコンサートも少人数編成で行われたり、途中で換気を含めた休憩時間が設けられたり、ファンの皆さんはマスク必須で声出し厳禁だったりと、感染拡大防止に配慮して慎重に開催されていました。
――少人数編成のコンサートは2021年春からスタートした「花鳥風月」ツアーのことですね。恒例のハロコンに代わって開催されたコンサートでした。
はい。これまでハロコンで一堂に会していた5グループを再編して4チームに振り分けるというもので、私は「花」チームに参加していました。今こうして振り返っても、すっごく自分が成長できたツアーだったと思います!
――成長できたと感じた点についてもう少し詳しくお願いします。
少人数でのハロコンって気持ち的にも燃えるというか、他グループのメンバーのいいところもより詳しく知ることができるんですよね。全員で披露する楽曲も今までに比べて人数がグッと少なかったし、他グループの人と同じチームとしてパフォーマンスすることで新しい視点や魅せ方が生まれて。他グループの先輩からもいろいろ教えてもらえる絶好の機会で、すごく勉強になりましたね。あとこのツアーはカメラがなかったので、表情だけでなく体全体で曲のよさをたくさん伝えることを意識してパフォーマンスしていました。
――ファンの皆さんに楽しんでいただく表現を試行錯誤した時期だったのですね。セルフプロデュースでソロパフォーマンスを披露する「ソロフェス!」はいかがでしたか?
「テレ朝チャンネル1」と「スカパー!オンデマンド」の特番として、5時間にわたっての放送という大ボリュームの内容でしたね。私はBerryz工房さんの『付き合ってるのに片思い』をパフォーマンスさせていただいたのですが、この時も「見てくださる皆さんと自分がとにかく楽しめるパフォーマンスにしよう!」と意識していました。
――そこで考案されたのがフリップ芸?
そうです、大好きなお笑いの要素を盛り込みたくて(笑)。『付き合ってるのに片思い』は間奏が長めなので、その最中にやってもいいかマネージャーさんに許可を取って披露しました。ネタは「こんな片思いはいやだ」と題し、同期の加賀(楓)と仲よしのハロプロメンバーをフリップで紹介する内容でした。
そしたら後日、船木さんから「フリップに船木結の文字がなかった!」とブログで絡まれたんですよね(笑)。「私もかえでぃーと仲よしなのに」「ミンミンロケンロー!の絆はどこへ行ったのか」などと申されており……。船木さんも私と同じように『ミンミンロケンロー!』(※第二回目記事参照)を大切にしてくれているんだとうれしくなりました(笑)。
メンバーからも尊敬される天性の表現力。決意した大好きなグループからの卒業

――コロナ禍に開催された新様式のコンサートを糧に、さらなる成長を遂げた横山さん。non-noの表紙にご登場いただいた時のインタビューではメンバーから「どの曲も表現がずば抜けている」とリスペクトを集めていましたが、自分なりに心がけていることがあれば教えてください。
メンバーからそう言ってもらえてすごくありがたいのですが、私自身は「こんな表現にしよう!」と意識してパフォーマンスしているわけではないというか。歌いながら自然と出てくる表現に身をまかせていることが多いです。普段から歌詞の意味を考えたり、「この時はこういう心境なのでは」と勝手に考察しながら聴くのが好きなんですよね。そこで生まれた感情がパフォーマンスに反映されているのかな?と思っています。
――自然とできてしまうとは天才型ですね。表現に苦労した曲などがあればお聞きしたいです。
モーニング娘。’22の春ツアー「CONCERT TOUR ~Never Been Better!~」は、総じて苦労した記憶があります。セットリスト的にカッコいい曲とか失恋ソングに私の歌パートが多くて、1公演を通して「横山が笑ってなさすぎる」とスタッフさんに言われていました(笑)。どこの曲で違う表情を見せればいいのか悩んだ記憶があり、とてもいい経験でしたね。
――では、一番楽しくできたパフォーマンスはありますか?
どの曲でもセリフパートはやっぱり楽しいです! メロディーの尺が限られている中で言わなくてはならないので、見てくださる方々に向かっていかにそのセリフを届けられるかが大事。どこか勝負しているみたいな気持ちになって燃えるんです。いつも自分が納得いくまで、とにかく練習して本番に挑んでいます。メロディーの中にきれいにおさめるのって意外とむずかしいんですよ〜(笑)!
――モーニング娘。’22の話題が出ましたが、2022年は同期の加賀さんや仲よしの森戸知沙希さんの卒業が重なりました。横山さんはいつ頃から卒業を意識し始めましたか?
その二人の卒業のみならず、これまでもいろんな先輩たちが卒業されるたびに意識はしていましたね。しっかり考え始めたのは2023年頃かな? でも、とくにこれといったきっかけがあるわけではないです。
――卒業の意向を固めてからの心境をお聞かせください。
私は人に自分の気持ちとかやりたいことを伝えるのがとても苦手で、会社の人たちに卒業の意向を伝えるまでかなり手こずってしまいました。実は今でも髪色を変えたいと相談することすら緊張してしまうくらい、緊張しいなんですよ(笑)。
でも勇気を出して、あのタイミングで伝えてよかったなと思っています。卒業についてファンの皆さんにも伝えられた時は、ホッとして泣きそうになりました。
――卒業することについてOGメンバーの誰かに連絡することはありましたか?
ファンの皆さんに発表される前に、田中れいなさんに連絡させていただきました。田中さんは出産して間もないくらいの大変な時期だったにもかかわらず、すぐにけっこうな長文で返信くださったんです! 共演するたびに2ショットも撮ってくださるし、すっごく優しい先輩です。
――田中れいなさんとは名前が同じという共通点がありますが、仲もいいのですね。
田中さんは私が初めて参加した2017年春ツアーの最終日に来てくださって、そこから仲よくさせていただいてます。ツアー中に披露した『女子かしまし物語 (モーニング娘。’17 Ver.)』で、私の自己紹介の歌詞として「2代目れいなをいたします、横山玲奈をよろしくです」というパートがあるんですね。そしたら終演後に「あ、2代目れいなやん!」って話しかけに来てくださったんです。
決められた歌詞とはいえ、新人の立場で勝手に2代目を名乗っていいものか戸惑ってもいたので、好感触な反応を示してくださったのがすごくうれしかったです! 活動時期が被っていないモーニング娘。OGの中で、連絡先を唯一交換しているのも田中さんなんですよ。
こだわりを詰め込んだ最後の秋ツアー。卒業シングルに対する思い

――ここからは最後の参加となる秋ツアー「モーニング娘。’25 コンサートツアー秋 ~Movin’ Forward with Hope~」についてお聞きします。楽曲が盛りだくさんでパターン違いのセットリストは話題を呼びましたが、同時卒業される羽賀朱音さんとはどのような話し合いをされましたか?
羽賀さんと私、それぞれにフィーチャーする形で2パターンのセットリストをお届けしてきました。ファンの方々の間では名前のイニシャルを取って「Aパターン」「Rパターン」なんて呼ばれていたみたいですね。最初からパターン違いのセトリにしようと思っていたというより、曲を詰め込んでみたら結果的に全40曲になっていたって感じなんです(笑)。
――40曲のうち共通する曲やメドレーもありながら、パターン違いでセトリ入りしたのが16曲。ラストツアーにしてはなかなかチャレンングですよね。
セトリについてはどちらかが主導して決めたとかではなくて、まずはお互いのやりたい曲や思い出の曲を提案し合ってみたんですよ。まだ他のメンバーに卒業を知らせていない時期だったから、仕事終わりに二人でコソコソと別の場所で(笑)。自分がモーニング娘。ファンだった頃を思い出しながら、どんな構成ならファンの方も自分たちも楽しめるのかをじっくり話し合いました。私たちはモーニング娘。の世代も曲のテイストも好きなものが同じだったので、苦労することなくきれいにまとまってよかったです!
――熟考の末に決まったセットリストの中で、どうしてもやりたかった演出や曲は?
1曲目は絶対に『ラヴ&ピィ~ス!HEROがやって来たっ。』がいいよねと二人で決めていて、そこに合わせてオープニングにもこだわりました。照明を浴びてカッコいいダンスで登場してから、1曲目ではっちゃけるっていうのが私たちらしくてすごく好きです!
――衣装についてもお二人からのリクエストが取り入れられていますか? 横山さんは今回の撮影のようなヘッドドレスを装着されていてとても可愛かったです!
話し合いはしましたが、ほぼ羽賀さんが細かく決めてくださって、割と早い段階で決まりました。私が好きなテイストも素敵に取り入れてくださって、本当に感謝しています。どれも可愛くて大好きです!
衣装のイメージを話し合っている最中も、ずーっと二人して「これ可愛い、こういうのも可愛いね」なんて言いながら考えていました(笑)。一回の公演でいろんなメンバーの姿を見せたいなとは思っていたので、白黒のオシャレな衣装から、最後はメンバーカラーの衣装まで、たくさんの魅力を詰め込みました。
――本ツアーでも披露している、12月3日発売の卒業シングル『てか HAPPYのHAPPY!/私のラミンタッチオーネ(Lamentazione)』についてもお聞きしたいです。まずは『てか HAPPYのHAPPY!』から。
今回卒業する私たちらしい曲だなというのが第一印象でしたね。リズム感が心地よく、すぐメロディーが頭に入ってきました。MV撮影で「髪型はリーゼントで!」と言われた時はすごくビックリしましたが、「いや待てよ、私はリーゼント似合うだろうな」とすぐに思い直して(笑)。最後のMV撮影でリーゼントヘアをお披露目することになるのは予想外だったけど、最後まで新しい挑戦をできることへのワクワク感もありました。
しかも私は「リーゼント乱れる」の部分をめちゃくちゃ練習してレコーディングしていたので、無事に歌パートを獲得できてうれしかったです。サビのキャッチーな振り付けは、すでにライブでもファンの方が一緒になって踊ってくださる姿を見かけるので、みんなで楽しめる感じがとても好きな曲です!
――『私のラミンタッチオーネ(Lamentazione)』はいかがですか?
デモ曲が届いた時に、ちょうどリハーサルをしていたのでメンバー何人かで一緒に聴いたんですよね。その時から「この曲、好きだ……!」と思っていました。せっかく両A面シングルで発売するなら全然雰囲気の違う2曲を歌いたかったし、最後まで新しい自分を見せたいなとも思っていたので、テイスト違いの2曲が卒業シングルになってうれしかったです。
髪型は“てかハピ”がリーゼントだったので、“ラミンタッチオーネ”は私と言えば(?)のハーフツインにしました。最後のMV撮影でカメラマン役を演じたのもいい思い出です。そしてこの曲は最後の埼玉凱旋公演で初披露したのですが、やっぱり曲調がいいですね。いいアクセントになっていてとてもお気に入りです!
いつでも横にいてくれた頼もしい存在。メンバーの魅力と表現力にフォーカス

――いよいよ最後の質問です。non-noの卒業連載ではこちらが設けたテーマに基づき、メンバーにメッセージをいただくのが恒例となっています。横山さんにはメンバーごとに「この表現がすごい!」と感じたポイントを、楽曲名と合わせて語っていただきたいです。
では17期から順番にいきますね。げったー(弓桁朱琴)は「モーニング娘。’24 コンサートツアー ~MOTTO MORNING MUSUME。~」で披露した『Style of my love』です。げったーならではの、すべての曲に真正面から挑んでいるような表現がとってもカッコよくて大好きなんですよ。この時のツアーまでは元気で明るい曲をユニット曲で歌っていることが多かったのですが、今回私が選んだ『Style of my love』のげったーは、いつもとはガラッと雰囲気を変えてパフォーマンスしていて、すごく印象に残っています。その後に歌った『What is LOVE?』で目が合った時には、いつものニコニコげったーに戻っていて「あ、すごい。表現力完璧じゃん」って思いました(笑)。
はるさん(井上春華)は2024年に発売した『なんだかセンチメンタルな時の歌』。私があらためて言う必要のないくらい、ファンの方もよく分かっているとは思いますが……はるさんの表現力は天才的です。とくに私が好きなのはラストのパート! あれははるさんにしかできない、誰にもマネできない表現だなと思います。モーニング娘。には、さまざまな表現が必要とされる曲がたくさんありますが、はるさんはそれらをすべて上手に表現してくれると思います。頼もしいですね。
――続いては16期の櫻井梨央さん。
「モーニング娘。’24コンサートツアー ~MOTTO MORNING MUSUME。~」で披露した『私の時代!』です。らいりーの表現は、すべての人が思わず目を奪われて注目してしまう。そんな魅力があると思います! こういう曲だとその魅力がひときわ輝くし、らいりーの目もキラキラしていました(笑)。
モーニング娘。っぽい野心というか、「やってやるぞ!」という気持ちが全身から感じられるんですよ。そこが本当にカッコよくて! らいりー本人もパフォーマンスしていてとっても楽しんでいるんだろうなって伝わる感じも、すごく好きなんですよね。
――教育係としての関わりも深い、15期はいかがですか?
(山﨑)愛生は表情管理や声量、声質までとっても素敵。愛生が持つ独特の雰囲気というか、なんとも形容しがたいカッコいい表現が大好きなんですよね。どの曲でもベストな表現ができる器量はありますが、「モーニング娘。’22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 〜SINGIN’ TO THE BEAT〜」で披露した『愛して 愛して 後一分』はとくにすごかった! 普段ニコニコしてるからこそのギャップに、クラッとやられてしまいましたね(笑)。
(岡村)ほまれは「モーニング娘。’25 コンサートツアー春 〜Mighty Magic〜」で披露した『ナルシス かまってちゃん協奏曲第5番』。メンバーもファンの皆さんも大好きなほまれの可愛い声って、どの曲にもマッチするんですね。その理由は、ほまれが曲によって歌い方を繊細に変えているからだと思います。可愛い曲や元気な曲はもちろん、バラードにだって最高にハマる。それこそ“かまってちゃん”のように、センシティブな乙女心を歌った曲なんて完璧に自分のものにしてるんですよね。切なそうにカメラを見つめる表情に、私はとくにグッときます!
――ここからは先輩メンバーになりますね。一緒に卒業される羽賀さんを含め、12期の3人に向けてお願いします。
羽賀さんが表現する儚さが大好きな私ですが、とくに好きなのは「モーニング娘。’22 CONCERT TOUR 〜Never Been Better! Encore〜」の『二人はアベコベ』。可愛らしい曲=笑っていればOKというわけではないので、このような曲の表現が私にとっては難しいんですよ。でも羽賀さんの笑顔にはいろんな感情が見えるんです! 大人っぽい笑顔から、微笑んでいる感じ、無邪気な雰囲気まで。そんな羽賀さんの表現が心の底から好きなんです。
牧野(真莉愛)さんは「モーニング娘。’25 コンサートツアー春 〜Mighty Magic〜」で披露した『しょうがない 夢追い人』。歌っている時の表情とリズムの取り方がとくに好きですね。牧野さんを見ると「今、モーニング娘。を見ている!」という気持ちが強くなるんです。歌い終わった後の表情まで隙がないというか、完璧なんです。この曲以外でもそうなのですが、パートを歌い終わってマイクをおろし終わった後までの表情がもう全部カッコいい! いつ見ても全身で表現して伝えている姿が大好きで、私の理想です。
野中(美希)さんは2014年に発売された『What is LOVE?』。この曲はユニゾンがほとんどですが、サビ前のセリフ「is it necessary?」はすべて野中さんが一人で担当されていて。同じセリフが1曲の中に3回もあるのに、それぞれ全部違う雰囲気で表現するんですよ。それがめちゃくちゃカッコよくて! 同じことをすべて違う表現でパフォーマンスするってすごく難しいのに、毎公演変えてくることもあります。あとこの曲の野中さんの煽りも、野中さんにしかできない感じがして最高です。
――残るは、加入した時から今でも近くで寄り添ってくれているという11期の小田さくらさん。
2013年発売の『愛の軍団』。間奏明けにある小田さんのソロがすごく好きですね。ソロパートや歌っているパートは振り付けをフリーで歌うことが多いのですが、ライブなんかではアレンジを加えたり表現の自由度も高いんですよ。でも小田さんは、そのフリーの部分をMVの時から今までずっと同じ動きをしているんです!
私が加入して初めて『愛の軍団』をパフォーマンスする時に、リハーサルでその場面を見て「MVで見ていたやつだ!」って感動したことをよく覚えています(笑)。ファンの方にはそれぞれ「ここが見たい」っていう部分があると思いますが、そんなファン心理を小田さんはしっかり分かっていらっしゃるんだろうなと思った瞬間でした。
――とても貴重なお話の数々をありがとうございました。それでは最後に、インタビューの感想とファンの皆さんへのメッセージをお願いします!
加入からこれまでをさかのぼってお話しすることはあまりなかったので、自分でも話していくうちに思い出すこともあり、とても楽しかったです。インタビューを見てくださった方も、懐かしいなーって気持ちで楽しんでもらえていたらなと思います。あらためて、私を見つけてくださった皆さま! ありがとうございました!
横山玲奈のプロフィール

モーニング娘。’25
●よこやま れいな 2001年2月22日生まれ、埼玉県出身。2016年8月よりハロプロ研修生として活動後、同年12月に13期メンバーとしてモーニング娘。に加入。2017年3月8日に63枚目の両A面シングル『BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー』でCDデビュー。愛称はよこやん、メンバーカラーはゴールドイエロー。頭の回転の速さとトーク力が高く評価されており、ラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』(毎週土曜夜22時〜放送)では約8年間アシスタントMCを務めている。お笑い好きがゆえに積極的にガヤに徹する姿勢を見せるが、近年は可愛いものも大好きでお姫様になりたい願望を公言するように。今回の撮影ではロリータ系のテイストをリクエストいただき、non-no風に着こなしをアレンジ。
ニット¥6600/アダストリア(ヘザー) スカート¥2970/アンティローザ(Birthdayroom) その他/スタイリスト私物
Staff Credit
撮影/岡﨑果歩 スタイリスト/佐藤朱香 ヘアメイク/山口春菜 取材・原文/井上ハナエ 撮影協力/EASE

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