non-noメンバーに登録すると
いろんな特典が盛りだくさん♡
インタビュー
2026.03.21

家族と食卓を囲めることは"幸せ"だと気づかせてくれた

ジャケット¥181500・ブラウス¥86900/IZA(ヌメロ ヴェントゥーノ) イヤリング¥312400/TASAKI ベルト/スタイリスト私物
——映画『90メートル』で菅野さんが演じたのは、徐々に体の自由を失っていく難病を患いながら息子・佑(たすく)のことを大切に思っている母・美咲。
「作品資料をいただいてこの難病について学ぶなかで、苦しく難しい病気だというのはもちろん、過去にできていたことができなくなっていく現実と直面していくのは本当に大変なんだなと感じて。それと同時に、役作りのためだけに急いで病気の知識を得て、知ったような顔で演じるのは違うとも思いました。自分なりに真摯に向き合うこと、そして当事者の方が作品をご覧になった時に失礼に当たらないよう表現することを心がけました」
——菅野さん自身も二人のお子さんを持つお母さん。美咲役を通して、家族と食卓を囲める幸せを改めて感じたそう。
「私の場合は食事中もなかなか心の余裕が持てず、けっして温かい雰囲気ではないのですが(笑)、いつか振り返った際に、いい思い出になる時間なのだろうなと。これからも大切にしていきたいです」
——佑を演じた山時聡真さんは、菅野さんとの共演シーンについて「毎回鳥肌が立つような感覚があった」とコメント。
「撮影が行われたのは山時くんが19歳の時で、気づきや自信を日々得ながら大人へと成長していく繊細な時期に演じ手としてご一緒できたことはとても光栄でした。SNSが全盛の昨今、若い方が芸能の仕事をしながら生きていくには困難も多いだろうなと想像して、撮影の合間には"もし本名なら芸名にしたほうがいいわよ"なんていう話をしたことも(笑)。山時くんも、今作の監督を務められた中川駿さんも、お若くて、心がフィンランドの湖のように透き通っているんです。今の世の中は一定の毒がある作品のほうが受け入れられやすいかもしれないけれど、清らかなお二人と、この美しい映画を届けられることがとてもうれしいです」
Q.最近楽しんだ"自分時間"は?
人生初の"ひとりディズニー"を経験!
子どもがスキー合宿に行っていた時期に「チャンス」と思い、子どもと一緒だと乗れない"タワー・オブ・テラー"を満喫。最後に"タートル・トーク"を楽しんだら胸のつかえが取れて、最高の一日でした!
Q.ずっとキレイな秘訣はいったい何?
体を動かすことが気分転換になっています
朝、子どもを学校に送り出すまで慌ただしく過ごしても、その後ヨガに行って体を動かすと気持ちがリセットされてスッキリするんです。あとは、家族みんなに毎日作っているごはんも体にいいのかも?
Q.ノンノ読者にメッセージを送るなら?
20代の頑張りが楽しい30代につながる
やがて社会に出て悩みも人間関係も変わる20代は人生の踏ん張り時。頑張っておけば30歳になった時に一気にラクになるはずです。とはいえ、ファッションもメイクも自分らしく選べる今を楽しんで!
Profile & Information
●かんの みほ
1977年8月22日生まれ、埼玉県出身。1993年に俳優デビュー。以降、数多くのドラマや映画に出演。最近の出演作に映画『ディア・ファミリー』『近畿地方のある場所について』、ナレーションを務めた映画『フジコ・ヘミング 永遠の音色』がある。

高校2年生の佑(山時聡真)は、難病を患う母の美咲(菅野美穂)のケアをしながら家事をこなす日々。一年が過ぎ、体の自由を失っていく美咲の姿を前に、上京したい気持ちを打ち明けられずにいた。●3月27日(金)より全国公開
2026年5月号掲載
Staff Credit
撮影/花村克彦 ヘア&メイク/北一騎(Permanent) スタイリスト/青木千加子 取材・原文/吉川由希子 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス