何度も考え直しながら決断した「卒業」
卒業について考え始めたのは、1年半〜2年ほど前のこと。それから発表までの間には、ブログにも書きましたが、何度も何度も考え直す機会があって。ようやく決心して卒業が決まった今、ファンの皆さまにお伝えすることもできて、とてもすっきりと澄んだ気持ちでいます。
欅坂46として約5年活動し、櫻坂46への改名が決まった時、「もしかしたらここが私の卒業のタイミングなのかな?」と思ったこともありました。でも、グループにとっては大切な再スタート。メンバーみんなが努力を続けているなかで、私もグループの土台作りに貢献したい、と気持ちが変わっていきました。大好きなメンバーとまたイチから頑張れば、自分自身もより成長できることがあるはず。卒業はその後に考えればいい。そんな気持ちで、櫻坂46の活動に向き合いました。
去年の12月で、ありがたいことに櫻坂46は1周年を迎えました。欅坂46としての5年間を経て、新たなグループをメンバーとともに作り上げていくのは、それはそれは大きな挑戦でした。そしてようやくグループとしての形ができてきた今、後輩たちも一人一人がしっかりと表現する力を身につけていて。そんな姿を見ていると、今までの迷いはなくなり、「櫻坂46はもう大丈夫。それならば、私はグループを卒業して、新しい環境で新たな挑戦をしてみたい」、という気持ちが大きくなったんです。卒業することによって広がる世界のことや、将来のことを考えてのことでした。キャプテンの菅井(友香)には、卒業を考え始めた頃から相談をしていましたが、改めて周りに卒業の意思を伝えたところ、みんなが私の選択を尊重してくれたことに、とても感謝しています。