“先輩と後輩”から、友達と呼べる関係に
“宝物は何?”と聞かれたら……柴犬の絵が描かれたブランケットが思い浮かびます。それは、私がオーディションのために韓国に旅立つ日、宇都宮駅まで見送りにきてくれたお母さんが駅の売店で買って持たせてくれたもの。番組参加期間中は肌身離さず使っていて、うれしい時も、大変な時も一緒にいてくれた相棒なんです。
思い出が詰まった写真も、大事にずっと保存しています。スマホの写真フォルダには、AKB48加入時から約8年分、合計3万枚以上の写真が入っています。しょっちゅう見返しているからか、これだけ枚数があっても、いつ頃撮影したどんな写真があるのか、だいたい把握しているんですよね。「あの時の写真ある?」って聞かれたら、わりとすぐに見つけられるのは特技かもしれません。
周りにいる、心を許せる存在も大切な宝物。(矢吹)奈子ちゃんは、そんな友達の一人です。韓国に行く前までは先輩と後輩の間柄だったけど、韓国でずっと共同生活を送っているうちに、なんでも分かり合えて、一緒にいて沈黙も気にならない関係に変わっていきました。……と言いつつ、最近はお仕事の現場で久々に会えると、話したいことが多すぎて、お互いのグループの話から世間話まで、おしゃべりが止まらないんです(笑)。