今、日記がひそかなブームだなあと感じます。日記本の出版も増えてます。コロナ禍で「この日々を記録しておこう」と思った人も多かったのかも。「だけど他人の日記なんて読んで面白いの? 」と思ってる人にも強くオススメしたいのがこちらの本。文章がきれいなので飽きずに読み進められるし、まるでミネラルウォーターをごくごくと飲んだときのように、読むほどに自分の身体が澄んでいくように感じられる。
「自分らしく生きる」とか「今日を大事に生きる」と言うと言葉が抽象的すぎて、そうしたいけど、自分がそうできているのか、どうしたらそうできるのかを具体的に考えるのは難しい。でもこの日記を読んで、たくさん感じること、思うこと、考えることこそが、1日を大事に、自分らしく生きるってことなんだなあと改めて気づいた。毎日が「忙しい」と「疲れた」の言い訳ばかりだと感じたら、ぜひ読んでみてほしいなと思います。