──人気恋愛コミック『ブラザー・トラップ』が、りんくまこと久間田琳加の主演でドラマ化。りんくまは恋に臆病な大学生・立花あかり役を演じている。
「元カレとその弟との間で揺れ動く女子大生役と聞いて、どんなドロドロしたドラマかと心配してたんです(笑)。でも、原作を読ませていただいたら、登場人物はみんな誰かのことを思いやっていて、ドロドロ要素はゼロ。偶然の出会いとすれ違いから起こる不思議な三角関係なのですが、恋する男女が自分の気持ちを大切にしながらも、思いやりにあふれたピュアな恋愛ドラマです」
──久しぶりにできた気になる男子がまさか、元カレの弟!
「ドキッとする設定ですよね。兄の大和は明るくちょっと強引で引っ張ってくれるような性格。弟の和泉は逆に穏やかで物静か。兄弟だけど、性格は正反対。二人ともすっごく魅力にあふれた男子で……現場でもスタッフさんたちと〝どっち派?〟なんて会話をよくしてました! 読者の皆さんも大和と和泉、自分ならどちらに惹かれそうかなんて考えながら見てくださったらうれしいです。ちなみに私はどちらかに絞れず……。足して2で割ったような人がいたら最高ですよね(笑)」
──演じる上で気をつけていることは?
「あかりにとって大和との恋は過去。今、気になるのは弟の和泉。和泉にはキュンとするけど、大和にはときめかない。その感情の違いを大切にしました」
──失恋して以来、恋はフィクションだけでいいと少女漫画に浸ってるあかり。実はりんくまも少女漫画が大好き。
「少女漫画に夢中になるシーンは〝これ私?〟って思っちゃいました。おうちでラフな部屋着でまったりしてるのも親近感。ナチュラルな表情で演じられたと思います。私が特に好きな漫画は矢沢あいさんの『NANAーナナー』。恋愛漫画の王道だし、すれ違ったり、もがいたり……何度も読み返している大好きな作品です」