【 村上信五さん（関ジャニ∞）にお悩み相談】今は「人生の時間の使い方の訓練を始めてるところ。一喜一憂しないことが大事。」

最近仕事が忙しく、疲れてしまってやる気が出ません。モチベーションを上げるものが欲しいのですが、何かオススメはありますか？

（てん・21歳・社会人）

新しい服を買うでも旅行するでもなんでもいいから、達成したいことを全部書き出して、一つずつつぶしていってください。僕も、一時期毎年の目標を書いてましたもん。それで、「あれ？ なんか前に書いた目標よりこぢんまりしてきたかも」ってなった時、初めてモチベーションというものに対する向き合い方が変わると思います。今モチベーションがないとやってられへんのは、まだ何か満たされてないからじゃないですか。そういう意味では、ある程度の経験を積ませていただいた側からしたら、モチベーションがなくなってからのほうがしんどいですよ。僕は、その感覚を変えるのが今の楽しみやったりしますけどね。コロナ禍前はアホみたいにずっと仕事しててそれが普通やったから、休みがポコッとできた時はダイビングするかフットサルするか歯医者に行くか美容院に行くかしかなかったんですよ。それが、コロナ禍に「こんなに自分のために時間を使っていいんや！」って知って、友達と会ったりウィンドウショッピングをするようになったり。ゆとりのある時間の使い方をすることが今の僕にとってのご褒美であり、将来の人生の過ごし方の訓練でもあるんです。

人前に出ると緊張してしまいます。うまく対話するにはどうしたらいいですか？

（ゆず・21歳・大学生）

ことあるごとにスマホを使わないことやな。僕も仕事の打ち合わせはLINEやメールですませる場合もありますけど、話し言葉と書き言葉じゃ全然違うわけで、円滑なコミュニケーションをとろうと思ったら、やっぱり会って話すことが一番建設的ですよね。友達と話してて「この間行ったお店なんやっけ？」ってなった時も、今やったらすぐスマホで調べよるけど、そうせんと「白いお店やったなぁ」「コースの最初に出てくるポタージュスープが茶色かったわ」って言えるのが会話やから。そこから熱量が生まれて、「じゃあ今度また一緒に行こうや」ってなるやん。常日頃そうしろとは言わんけど、コミュニケーションのとり方の一つやと思いますよ。

大学に入学してから親しい友達ができていません。相手の懐に入るのがとても上手な村上さんに、人と早く打ち解けるコツをお聞きしたいです。

（彩・20歳・大学生）

僕のことを特殊能力の持ち主みたいに思ってはるかも分からんけど、自分では相手の懐に飛び込んでやろうとは思ってないですわ。懐に飛び込むって、いやらしさが生じるじゃないですか。それでもいいんやったら、練れるだけの策を練る。でも、“策士策におぼれる”やから、おぼれてもはい上がってくるぐらい割り切って、私は懐に飛び込んでいくキャラだって相手に印象づけるべきやと思いますよ。僕はそれができひんから、自分のできるコミュニケーションの範疇で普通のあいさつをして、普通の雑談をしてるだけで。そもそもコミュニケーションって、そんなに考えてすることかなって思いますけどね。どうするべきかっていう自分にとっての正解を見つけにいってるということは、結局相手のことは考えてないじゃないですか。会話はキャッチボールやから、相手がしゃべって、こういうことが好きなんやって分かってから、自分の知り得る限りのことをしゃべればいいのに、皆さん昨今そこのあんばいが少しねじれてるような気もします。思いやりっていう、すごくシンプルなワードでコミュニケーションに対する意識は変えられると思いますよ。

彼氏とこれからも一緒にいたいけれど、目の前の就活で頭がいっぱいで、結婚についてまだ考えられない自分がいます。村上さんがライフプランについて具体的に想像し始めたのはいつ頃ですか？

（ァち・21歳・大学生）

プランなんか、立てては消え、立てては消え、やな。夏休みの宿題の計画立てて、100％実行できた人、この国に何人おる？ それこそ2020年なんか、みんな考えてたプランが総崩れになったやん。だから、今は構築し直してるところですし、さっきの話に回帰しますけど、これからの人生の時間の使い方の訓練を始めてるところやから。でも、新しいプランを立てても、きっとまた変わるやんか。だから、そのとおりにいってもいかなくても、一喜一憂しなくなりました。これがいいか悪いかはさておいて、プランがどこでどう変化してもいいように何か一つに依存しないということは大事な気がしますね。