──映画『交換ウソ日記』で恋愛映画のヒロインに初挑戦。ある勘違いから学校イチのモテ男子・瀬戸山と交換日記を始める不器用な女子高校生・希美を演じている。
「希美ちゃんは、友達といる時は楽しそうなのに、瀬戸山くんと1対1になると素直な気持ちをうまく伝えられなくて表情が硬くなってしまうんです。他にも、家で一人、交換日記を書きながら自分自身と向き合っている時は真剣なまなざしになったり……。それぞれの場面ごとの違いを大事にしながら演じました」
──希美には、おとなしく見えて実はヘヴィロックが好きというギャップが。ひよりちゃんにも意外な一面があるそう。
「ホワホワしてるイメージを持たれることが多いんですけど、実際はけっこう強いところもあります! 女の子と道を歩く時はなぜか〝私が守らなきゃ! 〟っていう気持ちが芽生えて絶対に自分が車道側に回るようにしているし、人混みでは〝危ないからこっちにおいで〟って肩を引き寄せちゃう。男の子だったら、きっとモテていたと思います(笑)」
──物語が進むにつれて、瀬戸山と希美の距離を少しずつ縮めていく交換日記。ひよりちゃんにも交換日記をした経験が。
「小学生の時に、3~4人の女の子とノートを買いに行って、順番を決めて回していた記憶があります。2回くらい巡ったところで、ノートが消息を絶ってしまったんですけどね(笑)。でも、SNSが普及している時代に交換日記を通して会話をするってなかなかないことだから、すごく楽しかったことは覚えていて。スマホで文字を打ってメッセージを送った場合、やっぱり違うなって思ったら相手が見る前に取り消せちゃうけど、交換日記は一度渡したらどうすることもできないじゃないですか。だから、言葉選びの大切さを感じますし、ノートが回ってくるのを待つワクワク、ドキドキは交換日記でしか味わえない感覚。読者の皆さんにも、ぜひおすすめしたいです!」