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2023.07.16
1日に3作観ることもあるほど無類の映画好きの岡本夏美が、ノンノ読者におすすめしたい映画をレコメンド。切ない恋愛ものや名作青春アニメで、思い切り夏を味わえる名作が揃いました!
Story
舞台は1983年。17歳のエリオ・パールマン(ティモシー・シャラメ)は、ひと夏を過ごすために家族とやってきた北イタリアで、大学教授の父が助手としてアメリカから招いた24歳の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う。初めこそ自信に満ちあふれたオリヴァーを疎ましく思うものの、次第に抑えることのできない感情に駆られ、激しい恋に落ちていく……。ティモシー・シャラメは本作でアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
Natsumi’s Recommend
ティモシー・シャラメの出演作を追いかけている時期に出会った1本。シャラメの吸い込まれそうな瞳の美しさはもちろん、儚さと強さが混在している感じもすごくいいし、世界観も映像も音楽もキレイで、映画として最高! 夏の避暑地の空気感が作品のエッセンスになっていて、何気ない日常の生活シーンが本当に素敵なんです。ティモシー演じるエリオの両親の言葉も感動的だし、ラストシーンも泣けました……。見終わった後は感想を言葉にできなくて、宝物を見つけた感覚に。一人でじっくり浸ってほしい映画です。
Story
カリフォルニアのリゾート地、パーム・スプリングスを舞台にしたタイムループ・コメディ。妹の結婚式に参加したサラ(クリスティン・ミリオティ)は、会場でナイルズ(アンディ・サムバーグ)と意気投合しいい雰囲気に。ところが突然、謎の老人に弓矢で襲撃されてしまう。近くの洞窟へと逃げ込んだ2人は、洞窟の中で赤い光に包まれ、目が覚めると結婚式当日の朝に戻っていた。果たして彼らは、永遠に繰り返すタイムループから抜け出すことができるのか?
Natsumi’s Recommend
爽やかでかわいいビジュアルに惹かれて観たけれど、中身はちょっとエッチな描写や怒涛のSF展開がある、すごくはっちゃけた映画でした(笑)。でもストーリーは意外に深くて、“何気ない1日も大変だった1日も、自分次第でどうにかなる”というメッセージがすごく好きでした。日本じゃ考えられないアメリカの遊び方や文化の違いを楽しめるところも、個人的にはタイプ。さらっと楽しく観られるので、女友達と一緒にお泊まりをしながら観たら盛り上がれると思います。1時間30分という短さも最高!
Story
筒井康隆の小説を再構築し、初のアニメーション映画化。タイムリープという、過去に飛べる能力を手にした女子高校生の真琴は、自分の過去をやり直していくうちに「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく――。瑞々しいひと夏を描いた青春物語。
Natsumi’s Recommend
名作だとは知っていたけど、実はちゃんと観たのは2年前。“これは学生時代に見ておくべきだった!”と、めっちゃ後悔しました(笑)。大人になると人との関わりが淡白になっていくと思うんです。でも学生時代は関わるコミュニティが狭いから、何をしても一大事だし、ちっちゃなことで悩んだりしてしまう。大切な人への想いが色濃く映し出されている作品だと思いました。私がいつも大切にしている“想いを伝えないと想っていないのと一緒”という考えともリンクしたし、こんな学生時代を過ごせたらよかったなあと、憧れも抱きました。ノンノ読者的には少し古い映画かもしれないけれど、学生時代にぜひ観てもらいたいです。
NEWS
●Filmarksの上映プロジェクトとしてスタジオ地図の名作の記念日上映を開催!
・『時をかける少女』(記念日は、7月13日「ナイスの日」)7月7日〜7月20日 2週間限定上映。
・『サマーウォーズ』(記念日は、8月1日「栄おばあちゃんの誕生日」)7月28日〜8月10日 2週間限定上映。
●昨年2022年8月に東京国際フォーラムで開催された「スタジオ地図シネマティックオーケストラ2022〜『竜とそばかすの姫』公開1周年記念〜」のCDが発売。
フルオーケストラの生演奏でお届けした、オムニバス形式のオーケストラコンサートの模様を余すところなく収録!
『スタジオ地図 Music Journey Vol. 1 – シネマティックオーケストラ 2022』
発 売 日:2023年7月26日
品 番:SICX-30181~82 BSCD2
定 価:¥3,520(税抜価格¥3,200)