――オダギリジョーさん演じる主人公の大桑北郎が借金返済のために全国各地でアルバイトをしながら家族と向き合うドラマ『僕の手を売ります』。當真さんは、北郎の娘・丸子役で出演している。
「丸子は、はるか年上の相手に対しても物怖じせずに自分の意見を言えるんです。私自身はハキハキしゃべるのが少し苦手なので性格はわりと対照的なんですけど、丸子がお父さんのことを尊敬しているところにはすごく共感できました。私のお父さんは音楽に携わる仕事をしていて、自分の“好き”を追求している姿がカッコいいなって思うんです。お母さんはとってもポジティブな人で、悩みを聞いてもらうだけで心が軽くなります。私は見た目も性格もお母さん似。5月に沖縄に帰省して久しぶりに会った時、ふと二人で鏡の前に並んだら本当にそっくりで、自分でもビックリしたくらいです」
――豊富なアルバイト経験と持ち前の器用さで、どの職場でも頼りにされる北郎。當真さんが「私もこれは周りから頼られるかも!」と思える得意なことは?
「一人で黙々と作業するのが好きなので、たとえば会議室の掃除を任されたら張り切るかもしれないです。変なこだわりを発揮して、机とイスをいったん部屋の外に出して床掃除をしてから、キャスターの部分を拭いて並べそう。自分の家だったら、そこまでやらないんですけどね(笑)」
――高校1年生の時に沖縄から上京して、現在は一人暮らし2年目に突入。
「ホームシックになることはほとんどなくて、実家にいた頃みたいに妹二人の騒いでいる声が聞こえてこないから、むしろ快適(笑)。セリフを覚える時も、周囲を気にせず声に出して練習できるので、集中できるんです。お休みの日はアニメを見ることが多くて、今ハマっているのは友達からおすすめされた『メイドインアビス』。『東京喰種トーキョーグール』と『BANANA FISH』は、ずっと変わらず大好きな作品です!」