――映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』で、正反対の性格でありながらチームを結成し、全国高校eスポーツ大会を目指す高校生を演じた奥平さんと鈴鹿さん。役へのアプローチの仕方も対照的だったそう。
奥平「僕は役について深く考えたり、撮影現場で周りの人と意思疎通をはかったりすることが少ないタイプ。でも、央士くんがそういうアプローチをちゃんとされる方だったおかげで、よくなる部分が多くあって、自分の芝居がどんどん変わっていくのがおもしろかったです」
鈴鹿「大兼は、クリエイティブという意味ですごく自由でいてくれたので、僕もいろんなアイディアが浮かんできて楽しかったです。セリフにとらわれすぎず、その奥にあるものを感じられる大兼の才能はすごいなと思って見ていました」
――奥平さんが演じた翔太は、家庭環境に問題を抱えながらも学校では明るく振る舞う愛されキャラ。そして、鈴鹿さんが演じたのは、勉強もゲームも得意だけれどケガによる挫折を経験して他者との関わりを持たなくなった達郎。二人に、役と似ている部分を聞いてみると……。
奥平「翔太には恋人みたいな存在の子がいるんですけど、彼女に対する男らしさやガッツみたいなものがない。しいて言えば、そこはちょっと似てるかも(笑)」
鈴鹿「そうなんだ(笑)。達郎が人に心を開くまでに時間がかかるところは、僕も同じだなって思います」
奥平「今回は映画の撮影が終わってからもプライベートで遊んでるから、すごく仲よくなれましたよね」
鈴鹿「連絡もとり合ってるしね」
――次は、どんな役で共演したい?
奥平「兄弟役みたいな身内の関係性も、おもしろそうですよね」
鈴鹿「たしかに! あとは、いがみ合う役とか……」
奥平「思いっきり戦いたいですね(笑)」
鈴鹿「じゃあ、次は兄弟役か敵役で!」