――映画『青春18×2 君へと続く道』は、日本と台湾を舞台にした作品。清原さんは、バックパッカーとして台湾を訪れる日本人・アミを演じた。
「アミは多面性が魅力的な女の子。強い部分があれば弱い部分もあったり、たくましかったりはかなかったり……。どの要素もアミが自分自身にまっすぐに生きているから出てくるもの。だからこそ、一緒にいる人たちはアミに影響されていくんだろうなと思いながら演じていました」
――アミが台湾で出会う青年・ジミーを演じた俳優、シュー・グァンハンさんとは中国語を交えてコミュニケーション。
「通訳さんやグァンハンさんに言語を教えてもらいながらではありましたが、一つ覚えても次の日には一つ忘れてしまって……。でも言葉で直接伝えられないことも多い分、”絶対に目を見てリアクションしよう”というのは心がけていました。身振り手振りも普段より意識していると、皆さんが受け入れてくださってなんとか心を通い合わせることができました!」
――台湾での撮影ではおいしい出合いも。
「ケータリングには7〜8種類のメニューが屋台っぽく並んで用意されていることも多くて、夢のようでした! いろいろ食べたなかでも特にお気に入りだったのが台湾では定番の朝ごはんのダンピン。お餅のようなもちもちのクレープ生地でお肉やチーズなど具材を包んだもの。冗談抜きで10個弱は食べた気がします(笑)」
――18年前の台湾と現在の日本が描かれている本作。清原さん自身の18年後について聞くと「40歳ですね! 今は想像つかないけど、意外とあっという間な気がします」とほほえむ。
「”楽しく生きていてほしい”が、未来に対し一番に思うこと。その時の私が楽しいと感じることをしていてほしいし、健康でいてほしい。あと、私はいつかおそば屋さんを開きたいほど、おそばが大好きなんです。なので18年後は、そば打ちの修業をしておいてほしいなと思います(笑)」