「平成終わるってよ」をどう読み解く?【ヒャダインのこの歌詞がすげえ! 】

2019.05.24更新日:2019.05.27

non-no culture ノンノカルチャー

今月の1曲

『平成終わるってよ』SASUKE
作詞・作曲/SASUKE

今年3月に発表された、SASUKEの2ndデジタルシングル。SASUKEは15歳ながら「新しい地図 join ミュージック」へ楽曲提供したことでも話題に。



今回紹介するのはなんと15歳のトラックメイカーSASUKEの衝撃作。リアルな15歳のビジュアルと歌声に反してバキバキのトラックにバキバキのダンス。これからブレイクしないわけがない逸材なんですが、その彼が新元号について歌った曲の歌詞が秀逸です。


平成が終わり令和になったということで各メディアがお祭り騒ぎですが15歳の天才少年は冷静に俯瞰しているんですよね。「平成最期のなんちゃらとか言ってる間に時間は経ってる」そう。昭和生まれが「平成終わるよー」と感傷に浸っている間に時代は過ぎている。彼は未来しか見えてないのね。「終わるだけよ?ほら次の時に向けて」そう。終わるだけ。「平成平成じゃなくてネクストブレイクは誰だか」もう振り返るのはいいじゃない。


令和にどれだけ新しいことをできるか、新世代のアーティストはもうそっち見てるんですよ。われわれも時代遅れにならないように軽く言っちゃいましょうよ。「平成終わるってよ」。



 ● ひゃだいん

 音楽クリエーター。京都大学卒業後、本格的な作家活動を開始。様々な楽曲提供を行いタレントとしても活動。


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神様、僕は気づいてしまった
『20XX』

発売中 ワーナーミュージックジャパン


素顔やメンバーのプロフィールなどが明らかにされていない4人組ロックバンド。疾走感のあるサウンドがあふれた1stフルアルバム。



関取花
『逆上がりの向こうがわ』

発売中 ユニバーサルシグマ


伸びやかな歌声と優しいサウンドが心地よい、注目新人のメジャーデビューミニアルバム。初夏のさわやかな日にぴったりの1枚。



2019年7月号掲載

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