けみおのメンタルあげみ相談室★「100万通りのトビラを探す狩りは、やめないで!」【けみお特集③】

2019.07.13

kemioのメンタルあげみ相談室 vol.2

ネガティブ上等、悩みごと工場、人間関係まじつらみ。それでも強く生きるには?

ジャケット¥105000・ニット¥39000・パンツ¥87000・スニーカー¥40000/KENZO(参考商品) ソックス・ネックレス/スタイリスト私物

将来の夢とか目標が欲しいけど浮かばないです。どうやったら見つけられると思いますか?(いんでぃご・大学4年生)

やりたいことが見つからないっていう人、多いですよね。でも、僕は全然マジでそれでいいと思ってて、むしろ僕もそうなんですね。エンターテインメントのお仕事をしたいとは思ってるけど、それがどこに着地するのかは僕自身も分からないから、現在の職業は夢を追いかけてるドリーマーって思ってるんですけど♡ 一番よくないのは、「やりたいことがない」って言って、そこで立ち止まっちゃうこと。やりたいことを見つけるきっかけって100万通りあると思ってて、たとえば電車で目の前の人がでっけーギター持ってるのを見て、自分も演奏してみたくなるかもしれないじゃないですか。そしたら手を出しましょう、まずはやってみる。100万通りのトビラを探す狩りは、やめないでほしいでーす。

恋愛をしたいのですが、こんな変わってる私を好きになってくれる人がいません。積極的になっても、人との間に距離を感じてしまいます。どうしたらいいですか?(ぴろ・大学4年生)

これって、2パターンの人間がいますよね。モテるために変わってる自分を隠して生きる人間と、そういう私を好きになってくれる人が絶対いるって思う人間と。僕は後者です。相手に合わせにはいかない。結果、「何年セルフで戦ってるの? 」って感じなんですけど(笑)。距離を縮めるには、 細かいアクションを100発くらい打つしかないんじゃないですかね~。僕も恋愛ではないですけど、人とのコミュニケーションで全然会話が弾まないって思ってた人と、ある日を境に急激にフュージョンできたことってあります。諦めないで数打つ!

今の彼氏とつき合って7か月目です。最近会うのが当たり前になってしまって、会っても楽しさが薄れてきてしまった気がします。毎日会うのが楽しみで、会ったら「最高に楽しい! 」って感じるためには何を意識すればいいですか?(きゃ・大学4年生)

どっちかがボリビアに引っ越しましょう! それで、たまに会うみたいな。ボリビアマンネリ解消法です♪ 恋の悩み難しくてすみません〜!

職場で一番年下なのですが、上司との間で何を話題にすればいいのか、分かりません。話をしてみても続かず、沈黙が長くなってしまいます。(まる・公務員)

分かる~! 僕も、年上の方とか全然違う畑の方とお話しする時に、相槌しかテンポよく打てないこと超あります。でも、それについて悩めるって、えらいですね。人間誰だって自分の話を聞いてもらえると、うれしいじゃないですか。だから私の場合、会話が続かない時はいっぱい質問しちゃいます。ちっちゃいことでも。 で、「飽きたぁ」と思ったらやめまーす!
メンタルぶち落ちまくってる時、どうやって立ち直ってるか教えてほしいです。(めろ・大学3年生他多数)

僕はけっこうシンプルで、寝たら忘れるか、セレブのインタビュー映像を見まくります。あとは、桃太郎みたいにどんぶらこって次の片づけなきゃいけない闇が運ばれてくるので、それで消えちゃいますね。

最近幼なじみとおつき合いを始めたのですが、相手は警察官で24時間勤務なので、3日に1日半休みがあります。そのたびに会って、ホテルに行きます。「大好き、会いたい」と毎日言ってくれたり、尽くしてくれているので心配はしていなかったのですが、友達に言うと「デートってホテルだけ? 」と驚かれました。これはおかしいことなのか教えてください。もしおかしいと思われたら、外デートに誘いやすいきっかけなども教えてほしいです。(のっち・看護学生)

お互い合致のもと「今日もホテルだお」って、保健体育の実技版みたいなことですよね。うん、それ部活ですよね。それで幸せな時間を過ごせてるなら、僕は正直退部しなくていいと思うんです。でも、友達に言われて自分の中で「たしかに」って気づくことがあったんだったら、退部する前に彼にお話ししてみるべきなんじゃないですかね。そのことを打ち明ける前に、1回「次はホテルじゃなくてココいってみない? 」って誘ってみて、それでも部活に連れて行かれそうになったら退部届を出しましょう!

皆さん、お悩みを相談してくださって、ありがとうございます! でも、本当に怒らないで聞いてほしいのですが、すべて地球レベルというか世界レベルというか宇宙規模で考えたら、豆粒のような悩みだと思います♡ だから、その豆粒を食べるような勢いで、これからも頑張っていきましょう!

   

kemio ウチら棺桶まで永遠のランウェイ

kemio・著 ¥1200 KADOKAWA

●profile
けみお 1995年10月16日生まれ、東京都出身。SNSを駆使し、YouTube、Instagram、Twitterなどで活躍するクリエイター。2016年末に生活拠点をアメリカ・ロサンゼルスに移した後も「あげみざわ」などの流行語を生み出し、若者を中心に絶大な支持を得ている。自身初となるエッセイ『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』が好評発売中。

2019年8月号掲載
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