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2019.08.21
ノンノインタビュー
崎山つばさ
ジャケット¥8500・パンツ¥5900/KINSELLA カットソー¥9200/WALK IN CLOSET(MR.OLIVE)
原作と自分らしさのバランスが2.5次元の魅力
1990年に連載が開始された大人気コミック『幽☆遊☆白書』が初の舞台化。2.5次元ミュージカルで活躍する崎山つばささんが、主演の浦飯幽助を演じる。
「これまで僕は静かな役を演じることが多かったので、“不良少年”役は初挑戦。足の組み方を乱暴にしたり、普段から粗野な感じを意識して幽助に近づける作業をしています。あとは僕、タバコを吸ったことがないのでYouTubeでカッコイイ吸い方を研究してます(笑)」
原作のキャラクターを忠実に再現しながらも、生身の人間が演じるオリジナリティを堪能できるのも2.5次元の魅力。
「『幽助ならそうするかも』と思ってもらえるギリギリのラインを攻めたいんです。2.5次元を見たことのない方にとっては、きらびやかなメイクや衣装を含めて世界観が強い印象があると思うんです。でも、たとえばディズニーランドにはいろんな世界観のアトラクションがあるけど、その空間に行くと違和感がない。僕が目指す2.5次元舞台もそんなイメージで、一緒になって世界観を楽しんでもらいたいんです。まずは気負わず、見に来ていただけたらうれしいです」
Q 幽霊の存在を感じたことはある?
ここ2〜3年で開花したかも!?
ある劇場で空気が悪いなと思ってたら、霊感のある人から「ここはいろんなものが飛んでるよ」と教えてもらったり。見えないから怖くはないけど、感じるようにはなったかも?
さらにアーティストとしても大活躍! 現在は『Salvia/太陽系デスコ-崎山つばさver.-』が発売中だ。
「夏の終わりの切なさを表現した『Salvia』は作詞も担当しました。自分の思いを文字にする作業はすごく好きですし、大切にしていきたい表現の一つ。お手紙やSNSでファンの方から曲の感想をもらえたりする、文字と文字のコミュニケーションもすごくステキだと思うんです。10月にはワンマンライブもあるので、お客さんと楽しい空間を共有することはもちろん、そこで生まれる新たな自分にも出会いたいと思ってます」
Q では、崎山さんが怖いものってある?
ないです! あ、でも虫が……
カブトムシやクワガタとかはいけるんですけど、速く動く系とか、足が多い系とかは苦手。もし楽屋に出たら、誰かに捕まえてもらうか、いないものとして無視します(笑)。
P r o f i l e
●さきやま つばさ
1989年11月3日生まれ、千葉県出身。2014年に舞台で俳優デビュー。大HITミュージカル「刀剣乱舞」シリーズでは石切丸役としてNHK紅白歌合戦にも出演。2019年には初主演映画『クロガラス』、舞台では『幕末太陽傳外伝』の主演も務める。2017年にはCDデビューも果たし、多岐にわたり活躍。
舞台『幽☆遊☆白書』
『週刊少年ジャンプ』で1990年から連載された伝説的コミックの舞台化。崎山さん自身も「6 歳上の兄の影響で小学生の頃に原作を読んでいた」という人気作。桑原和真役に郷本直也、蔵馬役に鈴木拡樹、飛影役に橋本翔平が扮する。
● 8月28日(水)〜9月2日(月) シアター1010(地方公演あり)
問 Office ENDLESS☎03(6457)8023