七草
捨てられた人たちが集まる謎多き奇妙な島“階段島”を舞台にした小説『いなくなれ、群青』の映画版で、悲観的な男子高校生の七草役を繊細に演じた横浜さん。 「ミステリー要素もファンタジー要素もある、読んでいてすごく不思議な気持ちになる幻想的な原作でした。出演が決まってから読んだのですが、言葉の言い回しも独特だし、早く作品に入りたいなと思える小説でしたね。演じる上で意識したのは、七草が何を考えているのか、観客の方が一度見ただけでは分からないような、いろんな捉え方をしてもらえるニュートラルな演技。演じていると実際にはいろんな感情に駆られるんですけど、とにかく自分を表に出さないことに必死でした。最近はこういう受けのお芝居をすること、多い気がしています(笑)」