新木優子×高良健吾対談♡ 美しすぎるツーショット&本音インタビュー!

2019.10.24

高良健吾×新木優子 お仕事マニアな二人の話。

元カレを忘れられない主人公の暴走&迷走を描いたラブコメディー『モトカレマニア』で、初共演を果たした高良さんと優子。演じることが大好きな二人の仕事観とは――?

高良健吾 

初挑戦のラブコメディーで、" おもしろい" 以上の感覚を届けられたら

新木優子

女のコの" あるある" が詰まった作品。きっと共感してもらえるはず!

〝マニア〟はすべてを肯定してくれる魔法の言葉!

ドラマ『モトカレマニア』で優子が演じているのは、元カレを引きずりまくる主人公の難波ユリカ。ゆえに、毎朝SNSで彼の名前を検索したり、妄想で元カレと会話したり… …。ややぶっ飛んだところもあるイタカワ女子だけれど、優子は「共感できる部分がたくさんあるキャラクター」だと語る。「みんな口にしないだけで、元カレのことを考える日もあるはず(笑)。ドラマには、そういう痛いところを突かれたなって思うセリフが、たくさん出てくるんです。でも、ユリカはそんな自分を悲観的に捉えることなくポジティブに生きているところが、すごくステキ。ユリカを演じていると、〝引きずる〟というマイナスな言葉も〝マニア〟に変換することで、いろいろと肯定される気がして。〝マニア〟は、魔法の言葉じゃないかなって思ってます」

ラブコメディーに対する苦手意識を崩したかった

そんなユリカの元カレ・斉藤真を演じるのが、今作がラブコメディー初挑戦となる高良健吾さん。「ラブコメは、自分が苦手なんだろうなと思っていたジャンル。得意な分野はあまり作らなくていいけれど、そういう苦手意識は崩しておきたかったんです。今回出演が決まって、いろいろなラブコメ作品を見ていて感じたのは、演じるほうがカメラの向こう側に行きすぎると、寒くなってしまうということ。見てくださる方が応援したり、肯定したり、”おもしろい”という感覚以上のものを得てもらえるように演じたいです」

役者人生を歩む上で転機になった監督の言葉

共演前の印象を尋ねると、「高校生の時に見た映画『蛇にピアス』のお芝居が衝撃的だったので、今回ご一緒できるのが光栄」(優子)、「ドラマ『コード・ブルー』を拝見して、凛とした方なんだろうなと。演じている役と本人は絶対違うけど、人となりは出ると思うから」(高良)と、お互いを尊敬し、認め合う二人。そして、それぞれが役や作品と向き合う姿勢から伝わってくるのは、演じることが心から好きだということ。役者人生の転機を一つ教えてほしいとお願いすると、優子があげてくれたのは2017年公開の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』。

「市井(昌秀)監督は現場での新鮮さをすごく大切にされる方で、本読みの時も〝感情を作らず、ただひたすら読んでください〟と言われたんです。最初は〝なんでだろう?〟って不思議だったけど、役の感情を本読みで固めるのではなく、現場で感じた温度や空気感を大切にして、本当にそこで生きてほしいということだったんですよね。今でも役についてあれこれ考えすぎてしまった時には、いったんそのアプローチ方法に立ち返るようにしているんです」 

現場で生きることの大切さ。それは、高良さんにとっても同じ。「映画『M』でご一緒した廣木(隆一)監督からは、”ちゃんとその場にいなさい”と言われ続けていました。当時まだ熊本に暮らす高校生だった自分が、大人の本気の言葉をもらえた。役者をやっていくのであれば永遠の目標にしてもいいくらいの言葉と出会えた現場だったと思います」

演じることが大好きな二人は○○マニア!

では、最後に質問。ドラマのタイトルにちなんで、二人は何マニア? 「僕は、熊本マニアかな。生まれ育った熊本のことならいくらでも話せるし、阿蘇山は地球の内部をのぞける感じがしておすすめです」(高良)。一方の優子は、「現場マニア」と回答。「アイドルのライブに行くことも大好きだし、もちろん作品の現場もそう。撮影現場にいることが、何よりも楽しいんです!」優子のこの言葉に、深くうなずく高良さん。二人の共通点は、〝お仕事マニア〟で間違いなさそうだ。

Profile

●こうら けんご

1987年11月12日生まれ、熊本県出身。2005年に俳優デビュー。最近の主な出演作に、映画『アンダー・ユア・ベッド』、『人間失格 太宰治と3人の女たち』、『葬式の名人』。映画『カツベン!』(12月13日)公開が待機。

ニット¥70000/O 代官山(マリアーノ) パンツ¥34000/エム アイ ユー(ソーイ) インに着たカットソー・靴・靴下/スタイリスト私物 

Profile
●あらき ゆうこ

1993年12月15日生まれ、東京都出身。ノンノ専属モデル。映画『あのコの、トリコ。』やドラマ『トレース~科捜研の男~』に出演するなど、女優としても活躍中。映画『トイ・ストーリー4 』で初の声優を務めたことも話題に。

カーディガン¥25000/デイシー 新宿ルミネ2 店(me couture) ワンピース¥9800/ROSEBUD新宿店 パンツ¥9500/ビームス ウィメン 原宿(レイ ビームス) 靴/スタイリスト私物

フジテレビ系

木曜劇場『モトカレマニア』

©2019「モトカレマニア」製作委員会

27歳OL・難波ユリカ(新木優子)は、5年前に別れた斉藤真(高良健吾)に未練タラタラ。ある日、二人はユリカが働き始めた不動産会社で同僚として再会し……。合言葉は「女だって引きずる!!!」。出演ほか/浜野謙太 小手伸也 山口紗弥加。毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。公式ツイッター@motokare_mania

2019年12月号掲載
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