西野七瀬インタビュー★ 話題のドラマ出演、待ちきれない!

2020.05.18

西野七瀬

トップス¥2600/NADIA FLORES EN EL CORAZON パンツ¥13000/SNIDEL メガネ¥32000/Eye’s Press(BJ CLASSIC COLLECTION) リングセット¥2300/サンポークリエイト(アネモネ) 靴¥16800/YELLO ジャケット・インナー/スタイリスト私物

私が薬を受け取る、その前に。誰が、どんな思いで働いている?

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』で私が演じているのは、総合病院の薬剤部で働く病院薬剤師の相原くるみ。私自身、今まで薬局で薬をもらう時に薬剤師の方と関わることはあっても、病院薬剤師の方とは接する機会がなかったので、原作マンガやドラマの台本を読んで初めて知ることばかり! 処方箋を基に薬を調剤するほかに、お薬にどう関わっているのか、私たちが受け取った薬を安心して飲んでいる、その当たり前のような出来事が、どれだけの人の思いや働きの上で成り立っているのか……。身近な存在だからこそ、裏側を知れるのがおもしろい。ドラマを見てくださっている方にも、そんなふうに楽しんでいただけたらうれしいです。

病院薬剤師の方々の働く姿がカッコよくて、憧れの職業に

クランクイン前に、実際の病院におじゃまして、原作にも出てくる"酸性のものと一緒にとると強い苦みがあらわれる薬を、オレンジジュースに溶かして試してみる"という貴重な経験も(苦くてビックリ!)。薬の調剤室では、薬剤師の方々の動きのスピード感に圧倒されっぱなしでした。何百種類も並んだ薬の中から必要なものを迷いなく手に取って、薬を入れる袋に患者さんの氏名と薬の名前、飲むのは1日何回、食前か食後か……っていう情報を素早く記入していく。その姿があまりにカッコよくて、私も薬剤師として働いてみたかった! と、憧れの気持ちが芽生えました。

配色バランスや、小さな印字… …薬のデザインを眺めるのが好き!

実は私、薬のデザインを見るのが好きなんです。カプセルや錠剤がカラフルだったり珍しい色だったりすると、興味を惹かれて(笑)。なかにはよく見ると小さい文字で番号が記されているものがあったりして、細かい部分までチェックするのが楽しみ。病院の調剤室に入らせていただいた時は、薬の棚を眺めながら「あの薬の色が可愛いな、何に効くものなんだろう?」ってワクワクしていました。くるみは新人で、最初はまだ薬が置かれている場所も把握できていない状態。薬の名前と該当する棚の番号が書かれた表を見ながら調剤していくので、私もくるみと一緒に知識を増やしていけたらいいな。

初&再共演の役者さんたちに囲まれて、日々奮闘しています

主演の石原さとみさんとは初めて共演させていただくのですが、すごくお話ししやすい方でした。常に自然体で現場にいらっしゃって、壁が一切ないので、私も緊張することなくお芝居ができるんです。あれほどすごいキャリアがありながら、周りをリラックスさせる空気を作り出してくださって、素敵だなって思います。先輩の薬剤師・瀬野を演じる田中圭さんとは、ドラマ『あなたの番です』以来、2度目の共演。普段私は敬語でお話ししているんですけど、今回の共演が決まったあとにわざと友達みたいな口調で話しかけてみたら、冗談で「今度のドラマで覚えとけよ(笑)!」って(笑)。薬剤師仲間の中には『あな番』で一緒だった金澤美穂ちゃんもいて、より心強いです♡


ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』

©フジテレビ

葵みどり(石原さとみ)は、キャリア8年目になる病院薬剤師。同じ病院の薬剤部で働く後輩の相原くるみ(西野七瀬)らとともに、一人でも多くの患者を救うため、"縁の下の力持ち(アンサングヒーロー)" として奮闘する。

毎週木曜22時~・フジテレビ系にて近日放送開始。



2020年6月号掲載
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