映画『君が世界のはじまり』で共演! 松本穂香さん&金子大地さんインタビュー

2020.07.19

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ノンノインタビュー

松本穂香&金子大地

真逆の学生時代を送った二人が青春映画で初共演!

――28歳のふくだももこ監督が、自身の短編小説2本を1本の物語に再構築した『君が世界のはじまり』は、6人の高校生の行き場のない日常を描いた青春映画。主人公のえんを松本穂香さんが、転校生の伊尾を金子大地さんが演じた。


松本 えんの視点で物語が進行するので、演じる上では難しかったんです。でも見ている方が登場人物の誰かに感情移入できる物語は魅力的だと思いました。


金子 スタッフさんも若いチームだったし、監督もすごく明るい方でしたよね。


松本 「えーやん、えーやん!」みたいな感じで、とにかくエネルギッシュで楽しそうでしたよね。みんなのことが大好きだから、キャスト全員を本当に魅力的に撮ってくださるんです。好きって気持ちは画面に表れるんだなって思いました。

最近新しく始めたことはある?

ペン習字を始めました(松本)

松本 たまにお仕事で手書きのメッセージを書く機会があるので、キレイな字が書きたくて練習しました。少しマシになったかも!

金子 僕は料理。料理といってもトマトソースにしょう油を入れたらそれなりにパスタソースになることを知って、毎日パスタばかり食べてました。

――ちなみに、二人の高校時代は?


松本 私は地味な感じでした。オタクっぽい子が集まる演劇部だったんですけど、「もっとちゃんとやりなよ」とか、みんなの芝居に口を出してケンカしたり、恥ずかしい時期もありましたね(笑)。


金子 えー! すごく落ち着いてるから、逆に昔は超イケイケだったりしたのかなって思ってました(笑)。


松本 全然! 他の子に主役を取られてばかりで嫉妬したり。今思えばもっと楽しむ努力をすればよかったと思います。金子さんは楽しまれていたんですか?


金子 バカなことばかりしてました。友達と話したり遊んだりすることしか考えていなかったので、カバンの中にはワックスとスプレーだけ。今思うと不まじめすぎますよね(笑)。でも精一杯青春を謳歌したので、やり残したことはないです。


松本 めっちゃ素敵ですね!


金子 その分、今はまじめに、地に足つけて仕事を頑張ろうって思っています!

あなたにとってのヒーローは誰?

エレファントカシマシと銀杏BOYZ(金子)

金子 昔から大好きで、気分が落ちた時に聴くと救われるんです。心の中で「頼ってごめんなさい!」と思いながら聴いてます。

松本 お手紙をくださるファンの方。私は悩みがちなタイプなので、いただいた言葉を思い出すと頑張ろうって思えるんです。



P r o f i l e

まつもと ほのか

1997年2月5日生まれ、大阪府出身。7月28日よりドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』に出演。主演映画『みをつくし料理帖』(10月16日公開)が待機。


かねこ だいち

1996年9月26日生まれ、北海道出身。ドラマ『おっさんずラブ』、『腐女子、うっかりゲイに告る。』などに出演。映画『猿楽町で会いましょう』が待機。

(松本さん)ベスト¥30000/OVERRIVER(HOMELESS TAILOR) ワンピース¥35000/muller of yoshiokubo リング¥4000/LUIK その他/スタイリスト私物 

(金子さん)シャツ¥35000/ブルーナボイン代官山店(BRU NA BOINNE) パンツ¥24000/Sakas PR(SEVEN BY SEVEN)

©2020『君が世界のはじまり』製作委員会

映画『君が世界のはじまり』


退屈に満ちた大阪のとある町。一見悩みがなさそうだが、ある秘密を抱えるえん(松本穂香)や、親の再婚を機に東京から転校してきた伊尾(金子大地)たち高校生は、恋や家族の問題に直面し、押しつぶされそうな思いを抱えていた。そんなある日、高校生が父親を殺す事件が発生する……。 
●7月31日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開

2020年9月号掲載
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