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2020.08.15
端正な顔立ちから漂うクールな印象。でも、内に秘めているのは――? 廉、連、練、恋。4つの「レン」を手がかりに、21歳の素顔に近づいて。
全員が出せる最高値を目指して走り続けた
小野田坂道を演じる上で最初に三木康一郎監督から伝えられたのは、原作の小野田坂道は意識しなくていい、ということです。漫画やアニメで描かれているプロフィールや設定は守りながらも、キャラクターをそのままなぞる必要はない。あくまで自分が考える“小野田坂道だったらどうするか”に重きを置いて演じてほしいということでした。僕が思う小野田坂道の魅力は、自分のためではなく誰かのために努力を惜しまないところです。たとえインターハイ予選でチームを1位に導く活躍をしても、調子に乗ることはなく、ただチームに貢献できたことだけを純粋に喜ぶところが本当にすごいと思いました。人見知りだった小野田坂道が、自転車競技と出会い、ひたむきに頑張るようになっていく、その表情の変化は特に意識して演じました。 ロードバイクは初挑戦でした。個人練習を始めた頃は舞台(『JOHNNYS’ IsLAND』)の公演期間中だったので、帝国劇場の地下にあるリハーサル室にロードバイクと固定台を置かせていただき練習していました。ロードバイクは、一般的な自転車と全然違って、電動アシストがついているのかと思うほど、ひとこぎで一気に進みます。幸い、スピードにはすぐに慣れて、恐怖心よりも楽しさのほうが勝つように。……なんてカッコつけたことを言いつつ、実は2回くらいコケました。しかも、走っている時じゃなく、止まっている時にです! ロードバイクにまたがった状態で、地面に足をついてないほうに体重をかけてしまって……。あの時は、普通に痛かったです(笑)。 チーム練習では、一緒に走る6人のチームワークを常に意識していました。縦一直線に並んで走る時は、勝手にスピードをゆるめたり上げたりできないんです。かといってスピードを落としすぎてしまったら、レースの迫力が失われてしまいます。体力の違う人たちが集まって一緒に走るので、「まだいけそう?」と逐一相談して全員の体力のアベレージをとりながら、出せるギリギリのスピードで走っていました。6人の息が徐々に合い始めてスムーズに走れるようになってくると、一人で走っていた時とはまた違う楽しさや喜びがありましたね。実際のロードレーサーの方々もこんな風にチームの絆を感じながら走っているんだろうなと、うらやましく感じたりもしました。
料理の腕は、カップ麺にお湯を注ぐのが限界というレベルです(笑)。そんな僕が、最近一度だけ料理を作ってみました! 自分のラジオ番組(『King & Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』)でリスナーの方から簡単なレシピを教えてもらって、しょうが焼きとマグカップオムライスに挑戦し、なんとか完成して食べ終えたところまではよかったんですけど、食後の洗い物を始めた時です……。洗ったフライパンを水切りカゴに置いてみたら他に何も置けなくなるし、その上にお皿を強引に積んだら途中でガシャンと崩れて、心が折れました。水切りカゴに食器を上手に並べられるようになったら、もっと自炊に興味を持てるのかも、と思っています!
ダンスのリハーサルの場合、練習着に着替えるとなると荷物が増えるじゃないですか。だったら、動ける私服でリハーサルに行って、着替えることなくそのまま踊ってそのまま帰りたい。僕、荷物をたくさん持つのがあまり好きではなくて、たとえばツアーで地方に泊まる時でも、普段使用している小さいカバン一つで行きます。下着も、現地で調達すればOKなタイプです!
Profile
●ながせ れん
1999年1月23日生まれ、東京都出身。2018年にKing & Princeとしてデビュー。2019年にドラマ『FLY!BOYS,FLY!僕たち、CAはじめました』、映画『うちの執事が言うことには』で主演を務め、俳優としても注目を集める。
映画『弱虫ペダル』
© 2020映画「弱虫ペダル」製作委員会©渡辺航(秋田書店)2008
地元の千葉からママチャリで秋葉原に通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬廉)。自転車競技部で今泉俊輔(伊藤健太郎)や鳴子章吉(坂東龍汰)、寒咲幹(橋本環奈)と出会い、仲間とともにレースで走る喜びを見出していく。●8月14日(金)より全国公開
エンタメ
2024.11.22
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