好きが止まらない。岡田健史さんインタビュー（前編）

ドラマ『中学聖日記』で鮮烈なデビューを飾ったのは、今からわずか２年前。落ち着いたたたずまいと、言葉の選択の巧みさは、すでに＂初々しい＂という形容詞が似合わない。今一番気になる、岡田健史の素顔に迫った。

Keyword１ 成長

デビューしてからの変化については、１時間くらい話せそう（笑）。初めてのドラマ『中学聖日記』と今とで何が違うかというと、＂見せる＂ ことを意識しているか、していなかったかということ。人はどうしても周りの人に「嫌われたくない」という自我が出るものだけど、そういう欲望を二の次にして、今は役としてどういう球を投げれば作品をおもしろくできるか、計算してお芝居に臨めるようになりました。その差はめちゃくちゃ大きいです！

Keyword２ 原点

高校まで野球に熱中していたので、「周りがよく見えているのはキャッチャーだったから？」と聞かれるんです。僕は他のポジションの経験がないので、イマイチよく分からないけど（笑）。ただ、たくさんの人たちと一つの作品を作り上げるチームプレイを楽しめているのは、野球のおかげかもしれません。地元の友達とは携帯を替えてしまったので、実は連絡先がほとんど分からなくなっちゃって。縁があればきっとまた出会えると信じています。

PROFILE

●おかだ　けんし

1999年５月12日生まれ、福岡県出身。ドラマ『中学聖日記』でデビューし、『いとしのニーナ』『MIU404』などに出演。映画『新解釈・三國志』（12月11日公開）、大河ドラマ『青天を衝け』が待機中。

映画『望み』

配給：KADOKAWA　© 2020「望み」製作委員会

石川家の長男の規士（岡田）が姿を消し、直後に彼の友人が殺害される。無実であってほしいと望む父と、殺人犯でもいいから生きていてほしいと祈る母。家族がたどり着く答えとは。

●10月９日（金）より公開