板垣李光人さんインタビュー! 映画『約束のネバーランド』でノーマン役を熱演!  

2020.11.20

non-nointerview

ノンノインタビュー

板垣李光人

原作のビジュアルを完璧に再現した注目の18歳

―― 週刊少年ジャンプで連載され、ハリウッドで実写化企画も進行している人気コミック『約束のネバーランド』がついに実写映画化。謎に包まれた孤児院から脱出する子どもたちのリーダー的存在であるノーマン役に、板垣李光人さんが挑んだ。


「二次元の原作を三次元で描く上で、違和感のあるビジュアルにはしちゃいけないと思っていて。前髪の長さや髪のふわふわ感、カラコンの色みなども監督やヘアメイクさんと相談して、すんなり物語に入ってもらえる外見を目指しました」

Q ファッションに目覚めたキッカケは?

グッチの2017年秋冬コレクション

大好きな椎名林檎さんが着ていたのをきっかけに注目するように。刺繍がしてあるエメラルドのドレスを見てすごく感動して、「服にはこんなにも力があるんだ」と改めて感じました。僕はメンズとレディースってサイズの違いでしかないと思っているので、普段から自分の体にフィットするレディースの服を着ることも多いです。

―― 渡辺直美さん演じるシスターのクローネが登場するシーンでは、実際の撮影現場でノーマンらしい行動も。


「笑いをこらえるのが大変なくらい本当におもしろかったんです。ただ、何度もテイクを繰り返すのは失礼なので、笑ってしまう子どもたちに『次はないからね!』と、諭すように注意しました。普段怒ることはめったにないんですけどね(笑)」

―― 実は今回のノンノの撮影では、板垣さん自身がスタイリングを担当。インスタグラムでもそのおしゃれぶりが話題に!


「『約ネバ』は孤児院の子どもたちのシャツが印象的な作品なので、今回もシャツを選びました。普段からテーマを決めて洋服を決めることが多いんですが、絵画だったりアニメだったり、そのソースになるものは幅広いです。ただ、絶対に決めているのはお店で洋服を買うこと。お店はデザイナーのコンセプトが反映されているし、その場の匂いまで全部含めて感じ取るのが買い物だと思っています」

Q お気に入りの映画を1本教えて

蜷川実花さんの『Diner ダイナー』

物語の内容のおもしろさももちろんですけど、映像作品としてビジュアルがすごくキレイですし、個性的な衣装や独特なキャラクターデザインを違和感なく見せられるのは蜷川監督のすごさだなと思いました。世界観や映像の作り方がものすごく好きです。

―― そんな板垣さんが、言われてうれしい言葉は「外見の美醜ではない"キレイ"」。


「美しさは外見の問題ではなく自由のもとにあるもの。自分が好きな服を着ている人って自由でキレイじゃないですか。その美しさが僕の目指す理想なんです」

P r o f i l e

いたがき りひと

2002年1月28日生まれ、山梨県出身。ドラマ『仮面ライダージオウ』に出演。映画『ツナガレラジオ〜僕らの雨降Days〜』が2021年春公開予定。

衣装/すべて本人私物

©白井カイウ・出水ぽすか/集英社 ©2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会

映画『約束のネバーランド』

幸せに満ちあふれた楽園のような孤児院「グレイス=フィールドハウス」に暮らす天真爛漫なエマ(浜辺美波)、クールなレイ(城桧吏)、リーダー格のノーマン(板垣李光人)。ところが3人はある日、孤児院に隠された衝撃の秘密を知り、孤児たち全員を引き連れた無謀な脱走計画を開始することに。

●12月18日(金)より全国公開

 

2021年1月号掲載
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