大橋 一緒に仕事してて丈くんのことすごいなと思うのは、ライブでやるコントとか漫才のネタを書けちゃうところ。それに、メンバーがボケたら全部にツッコんでくれる。自分では「仕事やから」っていつも言ってるけど、そういうのって頭よくて語彙力がないとできひんやん。
藤原 まぁ……仕事なんで(笑)。
大橋 ほら、言ったとおりや(笑)。
藤原 逆に、大橋は会話のキャッチボールが思ったところに返ってこないところがすごい(笑)。でも、こっちからすると、それで結果オーライの部分もあるし、なんかもうええかなって。
大橋 俺、意外と賢いのよ。
藤原 ほんまに賢い人は、自分のこと「賢い」って言わへんから(笑)。 ここまで読んでくださった方はすでにお気づきかもしれへんけど、なにわ男子のおもしろさは自然体なところ、そこに尽きると思う。「関西人やからおもしろいって思われてるハードル越えな!」とかはなくて、とりあえずなんでも楽しむことが大前提。
大橋 だからゲームは常に本気!
藤原 特にライブのMCとかで決め事をするジャンケンは、みんな鬼ガチ。ほぼ顔芸やんな?
大橋 うん。しかも、俺らはそれをプライベートでもやってるから、 基本ただの男子校状態(笑)。
藤原 学校の休み時間って、狙っておもしろいことしゃべろうと思わへんやん。授業が終わるチャイムが鳴ったら自然と集まってみんなでしゃべって、またチャイムが鳴ったら自然と席に戻るみたいな。そういう空気感の意味でも、なにわ男子は普通に男子校。
大橋 まぁ、その中に約1名、おもしろいこと言ってやろうって狙ってるヤツもいるけど。
藤原 それは……みっちーです。
大橋 フフフフ(笑)。いつもボケる前にすっごいニヤニヤするから、 見てて分かるねんな。「あ、こいつ今からなんか言うな」って。
藤原 俺、今日も朝からそれ一発浴びてるから。ノンノさんが現場に用意してくださったみかんを見て俺が「うわっ、このみかんめっちゃでかいな!」って言ったら、みっちーが「でかん!」とか言って、クッククック笑ってた(笑)。
大橋 みっちーの場合は、何をしても可愛いってなっちゃうねん。ボケてる時も、調子乗ってみんなに突っかかって、ちょっとイヤがられてる時も(笑)。だから、俺は笑うっていうよりも、その姿をほほえみながら見てるっていう感じやな。あと、年下メンバーが年上をめちゃくちゃイジるっていうのも、なにわ男子ならではやと思う。
藤原 長尾が俺をイジって、みっちー&恭平が大橋にいくことが最近多いよな。長尾に関しては、東京に来て俺が原宿に行くってなった時、笑いながら「あそこ、おしゃれな街ですけど大丈夫っすか?」 とか小バカにしてきた(笑)。
大橋 謙杜は、ファッションネタでイジってきがち。俺も欲しかった靴があって、謙杜に「これ買うねん」って言ってたのに、あいつが先に買っててん。「家に届いてましたわ」とか言って。
藤原 家に届いてるんは、自分が注文したからやろ(笑)。
大橋 ほんまにそう。で、次の日からずっと、その靴をはいた足をブルンブルンさせながら俺に見せびらかしてくる(笑)。
藤原 20歳になるまでは許すけど、 20歳になった瞬間、めっちゃイジり返すからな!
大橋 俺らの中で20歳の区切りが結構あって、メシをおごるのも20歳まで。そっからは割り勘にしようって決めてるねんな。その証拠に恭平は20歳になった瞬間から全然誘ってこなくなったわ(笑)。