――日向坂46の人気メンバーで、『Seventeen』の専属モデルも務める小坂さん。おっとりした語り口ながら、素顔は「負けず嫌いな性格の体育会系」なのだそう。映画『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』で演じた実際の選手がモデルの女子高生テストジャンパーの小林賀子は、そんな彼女のはまり役だ。
「田中圭さんをはじめ素晴らしい先輩方とご一緒させていただいたので、演技経験が少ない自分が足を引っ張ることはできないと思って……。心が折れないように気合いを入れて撮影に臨みました。妥協したお芝居をしたくないという思いも強かったです。いい意味での諦めの悪さは、小林と共通していたと思います」
――1998年に行われた長野オリンピックを舞台に、金メダルを支えたテストジャンパーの実話を描いた本作。周囲から反対されても"ソウルとパッション"で突き進む小林の姿はかっこいい!
「内面は似ているけれど、小林のように怒りや熱い思いを言葉に出すタイプじゃないので、今回は感情をストレートに表現するお芝居の新鮮さもありました。特にお父さんと口論するシーンでは、素直にイライラしようと思って気合いを入れて大声を出したり、思いきり突き飛ばしたり(笑)。私たちの世代って、普段感情をあらわにすることがあまりないと思うんです。この映画を見て、熱い思いを受け取ってもらえたらうれしいです」
――では、幅広く活躍する小坂さんがソウルとパッションを捧げているものは?
「やっぱりアイドルです。私自身が憧れて入った世界だったので、ファンの皆さんを楽しませたい、喜ばせたいという思いを常に持って活動しています。これからも、自分のすべてをかけてでも続けていきたいです!」