ノンノ6月号をチラ見せ! 【佐藤健】映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』への思いを語る!

2021.04.23

発売前から大反響! non-no6月号掲載の「佐藤健に恋してる」から、特集の一部を特別にお届け。
ファン必見の8ページにわたる大特集の全貌は、ぜひnon-no6月号にてチェックしてくださいね♡

俳優人生を大きく変えた、運命の『るろうに剣心』

ベッドで横たわる佐藤健

カーディガン¥15400/エディフィス 新宿(エディフィス) カットソー¥11000/シアン PR(アタッチメント)

流されていつの間にかたどり着いた現在地

ノンノ世代にも絶大な人気を誇る、32歳。俳優としてさまざまなキャラクターを演じ続けるストイックな姿勢はもちろん、YouTubeチャンネルやLINE、アパレルブランドの立ち上げなど、常に新しい挑戦をして驚かせてくれる、目が離せない人だ。

「自分が提供するものが新しいものでありたいという思いはあります。それが、結果的に若い世代に響くものであったらいいなという思いも、もちろん。これからの時代を作っていくのは若い人たちですからね」

高校2年生の時にスカウトされ、『ROOKIES』や『メイちゃんの執事』など次々と話題作に出演しスターダムに駆け上がった。ところが、これまで一度も「俳優で生きていく!」なんて大きな決断をしたことはない。なんでも、「流れ流され、気づいたら今に至る」という感じなんだとか。

「学生時代はやりたいことが見つからずに悩んだこともあります。でもスカウトをきっかけに挑戦してみたら、意外とおもしろかった。スリル満点なわけですよ。知らない人の前で芝居するって。でも勇気を出して思いきりやってみたら、終わった後に『楽しかったかも』っていう高揚感がわき上がってきたんです」

演じるほどに増していった剣心への理解と愛着

スリルに魅了され、もらった仕事にベストを尽くし、全力で向かっていくことの連続で出会ったのが、運命の作品である『るろうに剣心』。誰もが知る人気漫画の実写化は、世間や製作陣の期待のハードルも高かった。

「この仕事をしていると、自分ではもう一度チャレンジしたいカットでも『うまいですね』『カッコイイです』と言われてオッケーになってしまう場合が多いんです。でも『るろうに剣心』の現場では、自分でうまくいったと思ったシーンで初めて『もう1回!』と言われました。自分以上に高いハードル設定をして目指してくれる仲間と出会えたことは、俳優人生のなかでも特別な出来事でした」

第1作の撮影スタートから10年。ともに育ち、ともに歩んできたシリーズの完結編となる『るろうに剣心 最終章The Final/The Beginning』が、ついにこの春公開。

「これまでのシリーズも、その時自分ができる最大限のベストパフォーマンスをしてきたつもりだけど、恥ずかしくて見られなくて。そう思うと、最終章の2作が僕の現時点でできるベストなパフォーマンスだったし、気合いの入り方はすごかったです。これが今のアクションエンターテインメントの最高峰だといえる作品ができた手ごたえはありますね」

『The Final』では剣心に復讐を誓う縁(新田真剣佑)、そして『The Beginning』ではかつて剣心が斬殺した妻の巴(有村架純)の存在が明かされ、ドラマ部分もこれまで以上にエモーショナルな展開を見せる。

「剣心は過去に人斬りとして暗躍した人物なので、奪った命の数だけ贖罪の意識を持っている人。今回は縁と巴というキャラクターが、まさに剣心が一番傷つけてしまった対象で、一番の贖罪の相手なんです。償おうとしても償い切れない葛藤を抱えながら、剣心は彼らとどう向き合うのか、撮影中もずっとひたすら考えていました。表向きは朗らかでニコニコしているけれど、どうしたって胸の内には悲しい過去がある。演じるほどにどんどん剣心を好きになっていく感覚がありましたね」

これからスタートする俳優人生の第3幕

『るろうに剣心』に出会う前と出会った後で、俳優・佐藤健はどう変わったのか。そして、代表作が完結した今、これからどう変わっていくのか――。

「前と後では、まったくといっていいほど違いますね。『るろうに剣心』をやったからこそ、大きい作品のオファーをいただけるようになりましたし、すごく大きい転機だったと思います。最終章が終わった後も、その時と同じくらいの転機になる気がしています。ここからの仕事は、今までと質の違ったものになっていくんじゃないかな」

1作目に出会う前が第1幕、『るろうに剣心』とともに駆け抜けてきた時期を第2幕と表現。第3幕は、ここから始まっていく。

「0から企画を立ち上げて作っていくことができたらいいなと思います。日本だけじゃなく、今は物理的に世界の人に作品を届けることも可能なので、やっぱり、そこを目指したいし、挑戦していきたいです」

「流れ流されて今に至る」。そう語っていた佐藤さんは、一転。スリル満点の大海原に、自らの意思で飛び込んでいく。

「学生時代にやりたいことが見つからなかったと言っておきながら、やっぱりドラマが好きだったし、お芝居に興味はあったんです。ただ、選択肢として現実的じゃないと決めつけていただけ。今は好きなことを仕事にできる時代だと思うので、もし今、やりたいことがないと悩む人には、『本当にそう?』と問いたいです。もしかしたら、もう見つかっているかもしれないから」

Information


映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』

映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』

©和月伸宏/集英社
©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

緋村剣心(佐藤健)に復讐するため、東京へ総攻撃を仕掛ける雪代縁(新田真剣佑)との熾烈な戦いを描いた『The Final』。幕末時代を舞台に、剣心の頬に刻まれた十字傷の知られざる過去に迫る『The Beginning』。シリーズの始まりと終わりを描いた必見の2部作。●The Final 4月23日(金)/The Beginning 6月4日(金)2部作連続公開

 Profile 

●さとう たける
1989年3月21日生まれ、埼玉県出身。近年の出演作はNHK連続テレビ小説『半分、青い。』、ドラマ『義母と娘のブルース』『恋はつづくよどこまでも』、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『億男』『ひとよ』。映画『護られなかった者たちへ』が秋公開。


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「non-no」6月号を試し読み

2021年6月号掲載
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