【King & Prince】これまでで印象に残っている仕事は?

2021.06.15

平野紫耀

7枚目のシングルでジャニーさんの言葉を実現

「自分たちで考えて、やりたいことをやりなさい」。ジャニーさんから託されたこの言葉を、7枚目のシングル『Magic Touch』でようやく実現できた気がします。メンバーで一から勉強して、研究して、練習して、関わってくれる周囲の方々にお願いして、わがままを聞いてもらって……。僕らだけのエッセンスを入れてこだわってできた曲だから、思い入れは強いです。曲調自体、だいぶ挑戦的ですしね。曲もダンスもファッションも「ジャニーズっぽくない」と思われるかもしれないけど、それが正解だと思います。誰かがやっていたことをまねしてもしょうがないですから。僕らの武器は武器がないこと。だからこそ、いろいろなことに挑戦できると思っています。個人の仕事として印象深かったのは、映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』の撮影。ドラマでは続編の経験があったけど、1話しか出演シーンがなかったからほぼ友情出演みたいな感じで(笑)。今回の映画はキャストもスタッフさんも前回とほぼ一緒だから、いい意味での緊張感がありながらも、よけいな気を使わずにリラックスして撮影できるのでうれしかったです。ただ、すぐに役に戻るのは正直難しくて。アニメや漫画はもちろん、1作目を見直して臨みました。

髙橋海人

ゴールデン帯の連続ドラマ出演が決まった日

去年の夏の2ndアルバム『L&』制作期間は、それぞれが考えていることを打ち明けながら、それをどうアルバムに昇華させていくかを話し合うことができた貴重な時間だったと思います。俺自身は「当たり前の日常が失われつつある今だからできることは何か?」を自問自答できる作品にしたくて、結果的に今も家で聴いているくらい満足度の高い1枚になりました。この1年を振り返って個人的にうれしかったのは、ドラマ『姉ちゃんの恋人』で、初めてゴールデンタイムの連続ドラマに出演できたこと。マネージャーさんから出演が決まったことを伝えられた瞬間は「マジ!?」って叫んで、すぐ両親に連絡しました。撮影現場はすごくアットホームで、俺が「今日のお芝居大丈夫だったかな?」って気にしていると、スタッフさんが「これを見て元気出して!」ってオススメの映画のDVDを貸してくれたことも。ドラマを通して、今までより多くの方に自分のことを知ってもらえたのも、うれしかったです。撮影期間中に父親と地元のスーパーに行って、買い物していたおじさんに「『姉ちゃんの恋人』に出てますよね? 家族で見てます」って声をかけられた時は、父親と「イェーイ!」ってハイタッチしちゃいました(笑)。

岸優太

『24時間テレビ43』のメインパーソナリティーになったこと

去年の8月、『24時間テレビ43』のメインパーソナリティーを務めたことが大きな力になっています。24時間の生放送の中でたくさん心が浄化されたし、自分の未熟さにも気づけました。特に市川海老蔵さんとの歌舞伎は、かけがえのない時間。一つのことに素直にぶつかっていける時間を過ごせることは、本当に幸せですよね。メインパーソナリティーに決まってから、生放送までは喜びよりも緊張のほうが大きかったですし、生放送中もずっと必死。そんななか、終盤にメンバーが駆けつけてくれた時のホッとした気持ちも忘れられないです。改めて、"俺の故郷はここだ"そう思えた瞬間でした。そんなメンバーとは、サバゲーの魅力に気づけたことも特別な思い出です。まだ廉だけがその魅力に気づけていないのがもったいないと思うくらい楽しい。メンバーと同じ趣味を持ったのは初で、オフに連絡をとる回数が増えました。サバゲーを通して知ることができたのは、僕以外の3人は計画的だということ。相手がどう動くか先読みして行動するんです。特に紫耀と神宮寺は先読み力がすごい。ただ、何も考えずに突き進んでいく僕のほうが、海人よりも実力は上なはず。海人は先が読めていないので(笑)。廉にも早く魅力を伝えられるといいな。

神宮寺勇太

新たな武器を手にした配信コンサート

去年の10月にやった配信コンサートは、初めての経験だったから戸惑いはかなりありました。見直してみても「もっとこうしたほうが分かりやすかった」とか、改善点がたくさん見つかったんです。その分、ポジティブに捉えると新たにチャレンジしたいことが増えたともいえますけどね。タイトなスケジュールの中で作り上げるのは難しかったけど、演出を考えている時間は一番楽しかったな。自分がやりたいことだけでなく、みんなに受け取ってもらいやすいものを提示することの大切さも知りました。新しい経験をしたことで武器が一つ増えた気がします。岸くんと一緒にやった舞台『DREAM BOYS』はお客さんの前でできたことが何よりもうれしかったし、その偉大さを実感しました。公演中に2度目の緊急事態宣言が出たので、毎公演「これがラストかも」とかみ締めるように舞台に立っていて。例年とは違う感覚でしたね。配信コンサートの初日に舞台の開催を発表したのですが、実は僕らが知ったのはほんの1〜2週間前。コンサートの2日後にはトレーニングを開始して、週5でジムに通って……あれは本当にキツかった。おかげで自分史上一番いいカラダだったな。特に胸と背中の筋肉はすごかったですよ。もう戻っちゃいましたけどね(笑)。

永瀬廉

"日本アカデミー賞 新人俳優賞"を受賞したこと

『日本アカデミー賞』の授賞式は、今後の人生においても忘れられない仕事の記念日。普段は緊張している自覚のないまま過ごしていることが多くて。でもこの日はさすがに"あ〜俺、緊張してるんやな"ってしっかりと自覚(笑)。レッドカーペットを一緒に歩いた岡田健史さんや奥平大兼さんと話したはずなのに、内容をほぼ覚えていないほど緊張していたな……。会場では二宮(和也)くんと写真を撮りました。その写真を撮ってくれたのが、妻夫木聡さん。「撮ってあげるよ」って妻夫木さんから言ってくださって、改めてすごい場所にいるんだなと実感しました。コロナ禍で撮影を中断しながら全力で挑んだ映画『弱虫ペダル』であの場に行くことができてうれしかったです。グループでは、仕事の空き時間もみんなで楽しむことが増えました。キッカケが昨年末のカウントダウンライブのリハーサル日。1時間ほどの空き時間にメンバーとマネージャーさんとでポーカーをしました。負けた人は、ペットボトルの水を半分飲む罰ゲームつき(笑)。地味に思えるけど、これが大盛り上がり! この罰ゲームつきで合間に簡単な遊びをよくしていて。真剣な仕事と楽しい休憩、そのバランスがグループのいいメリハリになっている気がします。

King & Princeの7枚目となるシングル『Magic Touch / Beating Hearts』

『Magic Touch / Beating Hearts』

King & Princeの7枚目となるシングルが発売中! 今作のテーマは「ダンス」。クールなHip Hopナンバー『Magic Touch』と、UHA味覚糖「ぷっちょ」のCMソングにもなっている『Beating Hearts』。King & Princeのダンスの魅力が詰まった両A面シングル。

★★NEWS★★

8月号よりKing & Princeの新連載スタート!

ノンノでKing & Princeの新連載スタート!

Profile

ひらの しょう

1997年1月29日生まれ、愛知県出身。映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』が8月20日公開。

たかはし かいと

1999年4月3日生まれ、神奈川県出身。日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)に出演中。

きし ゆうた

1995年9月29日生まれ、埼玉県出身。『VS魂』(フジテレビ+系)にレギュラー出演中。6月スタートのドラマ『ナイト・ドクター』(毎週月曜21時〜)に出演する。

じんぐうじ ゆうた

1997年10月30日生まれ、千葉県出身。「アレグラFX」のCMキャラクターを務める。

ながせ れん

1999年1月23日生まれ、東京都出身。連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)に出演中。

きんぐあんどぷりんす

2018年5月23日デビュー。昨年10月には初の配信ライブ『L&(ランド)』を成功させるなどグループとして人気を誇る一方、それぞれがドラマ、バラエティ、CMなどで活躍している。『ZIP!』(日本テレビ系)内コーナー「解決!King & Prince」(週1回・曜日不定期)に出演中。7枚目のシングル『Magic Touch / Beating Hearts』が発売中。

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2021年7月号掲載
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