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2021.08.18
いつまでも子どもの心を忘れたくない
「今年で24歳。僕、小さい頃は20歳くらいで結婚するつもりだったので、24歳の時には働きながら家族を養っているイメージだったんですよね。だから、その予定に比べると、実際に24歳になった自分はまだまだ子どもだし、精神年齢的にも幼いなって思います。今でも普通に小学生たちと本気でドッジボールできますからね(笑)。とはいえ、そんな僕にも大人になったなぁって感じる瞬間はありますよ。たとえば、一人で区役所に行った時。手続きの仕方がよく分からなくて困っている時間も、これって大人ならではの悩みだな、なんて思いながら楽しんでいます。30代、40代……これから年を重ねていくなかで目指したいのは、子どもっぽい大人。僕、子どもの心を忘れない大人になりたいんです。どうしてそんなふうに思うのか突き詰めて考えてみると、それは大人っていう言葉があまり好きじゃないからかも。"大人になりなさい"とか言われると、"別に悪いこともしてないのに、なんで自分を変えなきゃいけないの?"って思っちゃう。だったら、いつまでも子どものままでいたい……っていう子どもな考えです(笑)」
いつか挑戦してみたいのは金髪坊主!
「今の髪色は、シルバー……が抜けてきた中途半端な色(笑)。映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』の撮影が終わって、金髪が黄色っぽくなってしまっていたので、美容師さんにおまかせで色を入れてもらいました。個人的には、明るめのほうが好きですね。僕、眉毛が太いので、髪色に合わせて眉も黒くするとボテッとした感じになっちゃうんです。でも、カラーもカットも、基本的にはこだわりなし。自分にどういう髪形が似合うのか、よく分からないから。しいていえば、セットしなくていいのが一番理想的なので、"乾かしただけで出かけられます!"っていうふうにカットしてもらっているくらいで。セットしなくていいっていう意味では、僕は坊主でもいいですからね。ファンの方たちに"坊主にしていい?"って聞くと、"えーっ!"って言われるから、やめているだけで(笑)。というわけで、話をまとめると、いつかやってみたい髪形は金髪坊主です!」
音で車種を当てられる自信あり!
「小学校低学年の頃からクルマが大好き。家族も好きで、昔はよくみんなでデコトラ(デコレーショントラック)のイベントに行ったりもしていたんです。ハマったゲームも、クルマ関連がほとんど。クルマ自体の見た目も好きだし、運転するのも楽しいんですよね。どうしてだろう……?(しばらく考えて)生身の人間があんな大きな鉄の塊を動かしているっていうところに、ロマンを感じるのかも(笑)。あと、音もたまらない! エンジン音とかエキゾーストノート(排気音)、最高です♡ めちゃくちゃ聞き込んでいますよ。通ったクルマの音を聞くだけで、だいたいの車種が分かるくらい。自分がクルマを運転する時は、高速道路ではあえて音楽をかけず、クルマから聞こえてくる音を楽しんでいるんです」
自分好みの音を作れることが楽しい♪
「最近、音楽を作るためのパソコンを買ったんです。きっかけは、岸(優太)くんのひと言。King & Princeの新曲をたくさんの候補曲の中から選んでいた時、"紫耀が選ぶ曲は毎回すごくいいから、自分でも作ってみたらいいのに"って言われたことがあって。たしかに、曲を聴いていて"ここにベースとスネアの音があればもっとよくなりそう"って思ったり、僕がアレンジのイメージをスタッフさんに伝えることも多いんですよね。だから、思いどおりに音を足したり省いたりして、自分好みの曲を作れるのはすごく楽しい! いつか僕が作った曲を聴ける日が来るかどうか? 正直、それはかなり怪しいですね。飽き性なので、そのうちやめてしまうかもしれないし……。あまり期待せずに待っていてください(笑)」
僕の色気の正体は、眠気かもしれません(笑)
「そもそもなんですけど、僕に色気ってありますかね?歌ったり踊ったりしている時は自然と曲の世界観に入れるから、セクシーな曲だと、そう見えることもあるのかもしれないですけど……。ただ、僕は今ついてきてくれているファンの方々を信じていてエゴサーチはしないので、実際どんなふうに思われているか、リアルな声は分からないんです。でも、そう言ってもらえていたら、うれしいですね。雑誌の撮影でクールな表情やアンニュイな表情を求められた時は、スイッチをいったんオフにして、眠たい状態に持っていくようにしています。そうすると、目がいい感じに半開きになるみたいで(笑)。男女問わず、〝この人、色っぽいな〟って感じる人はいますよ。今ふと思い浮かんだのは、反町隆史さん。声のトーンと話すテンポ、表情もセクシーですよね。メンバーの中で色気があると思うのは……いや、普段そういう目で見ていないから難しいな(笑)。しいていえば、岸くんですかね。めっちゃ汗っかきだから、ライブの時とか途中から〝泳いできたんですか?〟っていうくらいずぶぬれなんです。でも、動くとその汗が飛び散って、セクシーなのか、な……? すみません、やっぱりメンバーの色気はよく分からないです!」
“何事にも全力で向き合う。でも、無理はしない”
「お仕事をする上で大事にしているのは、何事も全力でやるけど、無理はしないということ。無理をしたら予期せぬトラブルが起きた時に冷静な判断ができないし、それが舞台の上ならケガにつながる可能性もある。だから、今日みたいに写真を撮っていただくお仕事の時も、無理はしません(笑)。たとえばカメラマンさんに"笑ってください"って言われて無理して笑っても、僕の場合、顔が引きつっちゃうんですよ。精神年齢が小学生で止まっているので、楽しいことがないと笑えない(笑)。アイドルは笑顔を求められることが多いから、頑張らなきゃいけないんですけどね。でも、中途半端な笑顔で読者の方を心配させてしまったり、僕を呼んでくださったスタッフさんたちにご迷惑をおかけしてしまうことは避けたいし……やっぱり無理をしないことは大事です。モデルさんたちって表情が変幻自在だし、"これ、どうやって立っているの?"みたいなアンバランスなポージングもされるじゃないですか。本当にすごいなって尊敬します。そんな方がたくさん載っているおしゃれなノンノで僕らが連載なんてやらせてもらっていいのかなって、始まった今も心配していますもん(笑)」
「バラエティ番組のお仕事は、一番力不足を感じることが多いかも。頭を回転させすぎて、聞かれたことを全然違った意味に解釈してしまうんです。それで、冠番組『King & Princeる。』の収録でも、キスシーンの話のくだりで"舌は入れてないです"とか、訳の分からないことを言ってしまって(笑)。ゲストで番組に出させていただく時は、"おもしろいことを言わなきゃいけない!"って意識するあまり、いい結果を出せないことも多いんですよね。バラエティの現場には僕よりずっとお話し上手なMCの方やおもしろい芸人さんがたくさんいらっしゃるので、皆さんの胸を借りるつもりで頑張りたいです!」
「歌、ダンス、お芝居、バラエティ……ありがたいことに日々いろいろなお仕事に挑戦させてもらっているなかで、すべてのジャンルに共通していえるのは、難しいということ。でも、ダンスは子どもの頃から経験していたおかげなのか、少し練習すればできるようになることが増えてきて、どんどん楽しめるようになってきました。ただ、歌とかお芝居に関しては、そういう"ステップアップできている感"が、いまいち得られないんですよね。それと同時に、果たしてそれを僕が感じていいものなのか、見てくださる方々にゆだねるべきものなのかが分からないので、ひたすら頑張るしかないという感じです。映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』の時も、自分のお芝居にOKを出すかどうかは監督さんが決めることだと割り切って、僕は自分がやるべきことに集中していました。それに、もし僕が自分でOKを出すのであれば、いつまでも納得できなくて数秒のシーンをまる1日かけて撮っていたんじゃないかな(笑)」
“目標は海外進出。寄り道はしたくない”
公式SNSアカウントとYouTubeチャンネルの開設に、『24時間テレビ44「愛は地球を救う」』のメインパーソナリティー就任。King & Princeは、変化と挑戦の真っただ中にいるといっていいかもしれない。いろいろなことが目まぐるしく動き出した今、平野紫耀はどんなことを感じているのか――。返ってきた答えは、私たちが想像していたよりもはるかにシンプルで、驚くほど冷静な考えに基づいたものだった。
「新しいお仕事をいただけるのは、それだけ僕たちを求めてくださる方がいるということなのかなと思うので、うれしいです。すごく。目にしてもらえる機会も増えると思うので、King & Princeとして歌もダンスもお芝居もバラエティもマルチにできるところをどんどん見せていきたい。ただ、そういうことを考える瞬間はワクワクしますけど、今までのお仕事も緊張感と責任感を持ちながら向き合ってきたので、新しいことだから張り切ってやろうという感覚はなくて。いただいたお仕事は、どれも全力で頑張る。デビュー以来、そういう心意気は変わらないです」
やるべきことに、真摯にストイックに。そんなふうに全力投球できるのは、すぐ隣に信頼できるメンバーが立っているからこそ。
「メンバーは、みんな頼もしいです。(永瀬)廉は、岸くんや(髙橋)海人がふざけた時にツッコんで、さらに楽しい雰囲気を作り出せる人。いつもワチャワチャしているムードメーカー的存在が海人だとすれば、ジン(神宮寺勇太)はまとめ役になってくれることが多いですね。座談会で話がとっちらかっても、彼が必ず軌道修正してくれるから安心しています(笑)。忙しい日が続くと、どうしても現場が少しピリピリしてしまうこともあるんですけど、そういう空気を和ませてくれるのが岸くん。まぁ、収録中にカンペが全然読めなくて、逆に現場がどんどんピリピリしていくっていうパターンもあるんですけど(笑)、岸くんのそういう姿を見て笑って、最終的には僕らもスタッフさんも元気をもらっているんです」
ドラマやバラエティ番組への出演など、一人一人の活躍も目覚ましい。圧倒的な個性を持つメンバーが集まった時、それがグループとして唯一無二の武器になることは想像に難くない。
「メンバー全員でお仕事する現場は、やっぱりラクです。一人だと、スタッフさんの視聴率が集中するじゃないですか。でも、全員だとそれが分散されて〝あ、今誰にも見られてない! 合間にちょっと寝よ!”みたいなことができるから(笑)」
本人はそう謙遜して場を和ませるけれど、この日の平野さんは、仮眠をとるどころか、撮影のセットチェンジを待つわずかな時間もスタジオの片隅で体を揺らしていた。聞けば、前日に行ったライブリハーサルの映像を頭の中で流しながら、振り付けを復習していたという。やっぱり、どこまでも真摯でストイックな人だ。
King & Princeとして掲げている目標を聞かれた時、これまで平野さんがたびたび口にしてきたのが「海外進出」という言葉。海外から有名ダンサーを振付師として迎え、全編英語詞に挑んだ最新シングル収録曲の『Magic Touch』にも、そんな思いが色濃く表れている。
「海外でも活躍できるようになることが最終目標だとしたら、今はそこに徐々に近づいていくことが目標。それ以外の大きな目標は、僕の場合ないかもしれないです。せっかちだから、あまり寄り道したくないんですよね。デビューした時からの大切な目標に向けて、これからも向上心を忘れずにまっすぐ進んでいきたいです」
“愛の告白は、自分から。女のコには「好き」って言わせたくないんです”
「映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル』で、前作に引き続き、学園トップの成績を誇る白銀御行を演じさせてもらいました。2度目とはいえ、天才の役には最後まで慣れなかったですけどね(笑)。ずっと"僕で大丈夫ですか?"って聞いていた記憶があります。四宮かぐや役の橋本環奈さんからは、天然なところが天才とリンクするって言ってもらえたけど、僕はイジられていたと受け止めてますから(笑)。でも、実際の僕とは真逆だった分、役作りしている感があって、演じるのはすごく楽しかったです。
今回あらためて感じたのは、白銀が僕にとって"こういう人間になりたい"と思わされる理想が詰まったキャラクターだということ。まず弱っている人を見捨てないところがカッコいいし、いい意味で計算高いんですよね。僕だったらその場の感情に任せて怒ってしまいそうなことも、冷静に先々まで計算してスムーズに問題を解決するところは大人だなって思いました。天才は、勉強だけでなく、人間関係も予測して計算できるんだなって。マジメだけど野性味もある。そういう部分は、同じ男として憧れます。
僕自身は、もし好きな人ができたら、すぐに告白して幸せな時間を過ごしたいと思うタイプ。だから、白銀と四宮みたいになかなか自分の思いを口にできない人の気持ちって、実はあまり分からないんです。でも、この作品で天才二人が頭を使って相手にいかに告白させるかで葛藤している姿は単純におもしろくて、楽しみながら演じられました。ただ、僕は絶対女のコのほうから"好き"とは言わせたくない! 自分の中で、告白は男からしなくちゃいけないっていうポリシーがあるんです。もし四宮に"好きって言いなさいよ"って言われたら、白銀のようにプライドが高くない僕は"待たせてごめんね"って謝ってしまうかも(笑)。
今作はファイナルということで、白銀と四宮の恋愛頭脳戦はお客さんもだまされるような壮大な規模になっているし、愛も友情も盛りだくさん。僕が一つの目標にしているのが、この映画を見てくださった男性の方に白銀のような男らしさをカッコいいなって思ってもらうことなんです。白銀みたいに大切な人のためにどんな努力もいとわない男の人が増えたら、もっと平和な日本がやってくるような気がします(笑)!」
Profile
●ひらの しょう 1997年1月29日生まれ、愛知県出身。King & Princeとして8月21日、22日に放送される『24時間テレビ44「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーを担当する。3rdアルバム『Re:Sense』を引っさげた全国ツアー「King & Prince CONCERT TOUR 2021 〜Re:Sense〜」が7月25日(日)から開催される。
Movie『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル』
将来を期待されたエリート高校生が集う私立秀知院学園で生徒会長を務める白銀御行(平野紫耀)と生徒会副会長の四宮かぐや(橋本環奈)。生徒会選挙でお互いの愛を確かめ合ったかに見えたが、高すぎるプライドのせいで「告白したほうが負け」という呪縛から逃れられずにいた。二人の天才による恋愛頭脳戦が再び開幕!
●8月20日(金)より全国公開予定
特別版は平野紫耀さんが表紙
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