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2021.11.26
吉田 南歩
NANAHO YOSHIDA
奈良県出身。アパレルブランドneam(ニーム)のディレクター。non-no専属読者モデル・カワイイ選抜のメンバー。個人のInstagramではファッションを中心に彼氏とのデートの様子や日常をゆるく更新中。
いいね!数を気にする投稿から卒業
自分がいいと思うものを投稿できるようになってきた
大学生のころ、おしゃれを頑張った日は自分に自信が持てたことがきっかけで、「今日の自分いいじゃん」と思えた日は、#ななほコーデ というハッシュタグをつけて、Instagramにコーディネート投稿をするようになりました。
アップしたコーデやファッションにたくさんの反響をもらえたことが、今のブランドディレクターという仕事につながっているので、Instagramは自分の人生にはなくてはならない存在。
歴が長くなってきて、最近特にこだわって使っているのがリール。
私自身、いろいろな系統のファッションを楽しむのが好きなので、動画の中でたくさんの着回しパターンを見てもらえたり、写真以上にリアルな可愛さを伝えられることに楽しさを感じています。
これまで自分の好きなテイストやお手本となる人をInstagram上で見つけて参考にしてきた経験があったから、今いろいろなスタイル提案をリールを通じてできているんだと思います。
でも、Instagramで知名度が上がってくるにつれて、“映えること”に囚われすぎて、自分がInstagramで何を発信したいのか分からなくなった時期があって。
自分が楽しく投稿しているとその投稿に対する反応やコメントも楽しみになるんですが、“映え”を考えすぎた投稿だととにかくいいね!数が気になっちゃうんですよね。
東京に来てすぐ、近しい人にそんな悩みを相談した時に、「南歩ちゃんは自分を大切にできていないよね」と言われたことがあるんです。
たとえば、おなかがすいたから食べたいままに好きなお菓子ばっかり食べちゃうのって、自分を大切にしてるんじゃなくて、自分を甘やかしてるだけで、本当には自分を大切にできてないのかもって気付いて。
その時はいいねをもらえて一時的に満たされたとしても、それって結局これからの自分のためなのかな?って考えてみたら、いいね数ばかりを気にするスタイルは私の心にとってはあんまり自分を大切にすることじゃなかったのかなって。
大好きなInstagramとどういう風に付き合うのがいいかなって考えて、発信だけじゃなく情報収集をたくさんするようになりました。
タグ検索や情報アカウントでアロマの情報やセルフラブの投稿を見て、自分を大切にするということを少しずつ学んだ気がする。
自分を大切にするのって結構手間がかかることだし、面倒なことも多いけど、タグ検索でモチベーションを上げています。
あとは、等身大の自分を投稿している人のアカウントを見て、日々自分との向き合い方を勉強中です。
映えだけがすべてじゃない
自分も自分のInstagramも、もっと好きになれるように
自分を大切にできるようになってからは、映えることはあまり考えず、自分の投稿したいことを投稿するように。
最近はこれまでアップしたことのなかった料理投稿や、ライフスタイルのこと、何げないけど自分の心に響いた景色やただ幸せと感じた瞬間をアップしています。
昔より等身大の自分を見せられるようになったと思う。
そうするとフォローしてくれてる人もそういう自分のことを理解したり肯定してくれる方になってくるんですよね。
実は自己肯定感が低いことや、こんな本を読んで自分を取り戻していること、そんな素の自分をライブでも見せられるようになりました。
完璧じゃないことを伝えられて自分的にも楽になれた。
これからも、そんな等身大の自分でInstagramを楽しんでいきたいです。
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