春のお出かけに! シャネル・ネクサス・ホールにて「ジェーン エヴリン アトウッド展」を開催

2022.03.18

あたたかな陽射しに誘われて、お出かけが楽しい季節。時にはアート鑑賞を楽しむのはいかが? おすすめは、3月30日から銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催する「ジェーン エヴリン アトウッド展」。入場無料&予約不要なので、ぜひ気軽に足を運んでみて。

ジェーン エヴリン アトウッド展のイメージ1

La Place de la Contrascarpe, Paris, France, 1983 © Jane Evelyn Atwood

パリを拠点に活動するフォトジャーナリスト、ジェーン エヴリン アトウッドの日本初となる個展が、シャネル・ネクサス・ホールにて2022年3月30日(水)から5月8日(日)まで開催。代表的なシリーズから厳選した作品や報道カメラマンとしての仕事を通じて、彼女の被写体に対する探究の軌跡をたどることができる。

ジェーン エヴリン アトウッド展のイメージ2

Blind series, Saint Mandé、France,1980 © Jane Evelyn Atwood

アトウッドは、パリの路上に立つ娼婦たちを捉えたデビュー作や、盲目の子どものシリーズが評価され、 第1回ユージン スミス賞を受賞。その後もエイズ患者や地雷犠牲者、女囚たちなど、困難と向き合いながらも懸命に生き抜く人間の姿を捉えてきた。

ジェーン エヴリン アトウッド展のイメージ3

Pigalle series, Paris, France © Jane Evelyn Atwood

被写体を深く理解するために、何ヵ月も、時には何年も対象と時間を共にするという彼女。作品のテーマは重たいものの、決して冷酷な印象を与えることはなく、彼女自身の非凡な感性と被写体に対する思いやりによって、直接的かつ繊細なものになっている。

ジェーン エヴリン アトウッド展のイメージ4

Massachusetts, United States, 1983 © Jane Evelyn Atwood

「写真を撮ったところで何の役にも立たない、と時に思うこともあります。 それでも、とにかくやらなければならないのです」と語るアトウッド。70歳を超えた今なお精力的に活動を続ける彼女の作品は、世界が大きく変化する今を生きる私たちに、重要な示唆を与えてくれるはず。

Soul ジェーン エヴリン アトウッド展

【会期】2022年3月30日(水)〜5月8日(日)

【会場】シャネル・ネクサス・ホール
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F

【開館時間】11:00~19:00 (最終入場 18:30)

※会期中無休・入場無料・予約不要

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