non-noメンバーに登録すると
いろんな特典が盛りだくさん♡
ニュース
2025.11.05
グローバルファッションブランド「チャールズ&キース(CHARLES & KEITH JAPAN)」の渋谷店にて、シンガポールを拠点に活躍する現代アーティスト、ロバート・ザオ・レンフイ氏との写真や映像作品を展示した「deer of tokyo」が10月30日(木)〜11月10日(月)まで開催!

ロバート・ザオ・レンフイ氏による、東京に棲む鹿の写真や映像作品を展示
ロバート・ザオ・レンフイ氏は、写真や映像などを用いて人と自然の関係を探る作品を発表しているアーティスト。CHARLES & KEITHとのコラボレーションは今回が2回目で、初回は香港にて開催。自然と都市が共存する香港の生態系に着想を得たインスタレーションを展開しました。今回は、「日本の鹿」に焦点を当てた作品をCHARLES & KEITH 渋谷店にてお披露目。店内の2階では、東京周辺の森林を歩く鹿をとらえた映像を鑑賞することができます。鹿の顔をモチーフにしたパネルや、ロバート氏が採取した枝や木の欠片を収めたケースなども展示。


今回、ロバート氏にプロジェクトの背景や鹿をテーマとした作品について、お話しをうかがってきました。「日本を訪問した時、飛行機から外を眺めていると、伊豆大島といった緑豊かな場所が目につきました。いざ、東京に降り立つと高層ビルが立ち並ぶ都会的な景色が広がっており、上空からの自然とのギャップを感じたのを覚えています。今回展示会をするにあたって、“東京の自然”を感じられる作品を届けたいと思い、フォーカスをあてたのが2種の鹿。東京周辺の山地に生息する在来種・ニホンカモシカと、伊豆大島に定着する外来種・ホエジカです。どちらも同じ都市圏に共生している点がすごく素敵だなと思っています。僕の作品を通じて都市にいながら自然の世界を体感していただきたいですし、CHARLES & KEITHへショッピングに訪れた方のサプライズになったらいいなと思います。」
学生が制作した家具も展示。CHARLES & KEITHの素材を再利用した椅子など

また、会場で注目したいのがインテリア・家具・建築を専門とする東京の「ICSカレッジオブアーツ」の学生たちによる作品。木材とCHARLES & KEITHのデッドストック素材を大胆に組み合わせた椅子がひときわ目を引きます。こちらは、ロバート氏から学生に、“流木とCHARLES & KEITHの素材を使って、10分ほどの映像作品を見るための椅子を作る”というお題を提案して生まれたものだそう。

学生さんにもお話しをうかがってきました! 「ロバートさんから共有いただいたシンプルなスケッチをもとに、学生5名でアイデアを膨らせ、具体的な設計図を作成しました。普段、家具を専門に学んでいますが、素材を自分たちで自然界に探しに行くという機会は貴重でした。ダムから拾った流木を使用しているとあって強度が一番心配でしたが、安定感を高めるために何度もテストを繰り返し、やっと完成できた作品です。ぜひたくさんの方に座っていただきたいです」と笑顔で答えていただきました。
イベント期間中、CHARLES & KEITH 渋谷店ではバッグや靴などのコレクションをもちろん見ることができます。動物や植物が静かに息づく東京の自然を体感できる、アートな空間でショッピングを楽しんで!
「deer of tokyo」展示概要
期間:2025年10月30日(木)〜11月10日(月)
会場:CHARLES & KEITH 渋谷店(東京都渋谷区宇田川町17-3)
営業時間:12:00〜21:00
入場:無料
ロバート・ザオ・レンフイ(Robert Zhao Renhui)
写真や映像、インスタレーションなど多様なメディアを横断しながら、人と自然の関係を探る作品を発表。2024年には第60回ヴェネツィア・ビエンナーレのシンガポール館代表。世界各国で個展を開催するなど、国際的に高い評価を得ている。自身が設立した「The Institute of Critical Zoologists(批判的動物学研究所)」を通じ、人間中心の視点を問い直す活動を続けている。