堀田真由が名作映画のヒロインに! サマードレスシアター

2022.08.01

映画の世界に恋をして

“着こなし力No.1のおしゃれフリーク”  堀田真由
サマードレスシアター

いつまでも心に残る映画の名シーンには、ワンピースを着たヒロインがいました。選りすぐりの4本のシネマ、スクリーンの中で輝く4人を、真由が演じます!

PIERROT LE FOU

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赤いミニドレスで駆けるマリアンヌの逃避行

ファッションもカルチャーも輝いていた1960年代のフランス。そんな黄金時代を象徴する映画『気狂いピエロ』のヒロインは、小悪魔的な魅力あふれるマリアンヌ。夏の光に映える、真っ赤なニットのミニワンピで、ドラマティックになりきり! 

ワンピース¥14300/シャルル シャトン ラフォーレ原宿店(シャルル シャトン) シュシュ¥2000/Mel cinna

『気狂いピエロ』

写真:Collection Christophel/アフロ

『気狂いピエロ』

1965年公開。57年も前に作られたのに、いつまでもアヴァンギャルド! ストーリーは、"ピエロ"と呼ばれる主人公(ジャン=ポール・ベルモンド)と、ヒロイン・マリアンヌ(アンナ・カリーナ)の、殺人事件を巡る逃避行……のはずが、セリフは突然"詩"になるし、挟み込まれるシーンはアートに爆発、沈没、動物……と、謎でいっぱい(ちなみに衣装も毎場面チェンジします)。だけど、この"わけ分からなさ"が衝撃的にセンスいい! 鮮やかで、ファッショナブル。白昼夢のような映像体験を楽しんで♡

(500)Days of Summer

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くるくる表情を変えるサマーに似合う水色

賢くて、おかしくて、キュート! 不思議な魅力のサマーは、いつもどこかにブルーのアイテムを身につけてる。ガーリーな水色ワンピは、(31)日目や(34)日目に登場。ロマンティックな名場面を愛らしく彩る♡ 

ワンピース¥9250/Wild Lily カチューシャ¥1045/サンポークリエイト(アネモネ) 靴¥17600/ダイアナ 銀座本店(エフ バイ ウェルフィット)

『(500)日のサマー』

写真:Everett Collection/アフロ

『(500)日のサマー』

ボーイ・ミーツ・ガールを描いたロマコメの名作。サマーを演じたズーイー・デシャネルがチャーミングで、いつもおしゃれ! かみ合ったり、すれ違ったりの二人の恋の行方にもキュンキュンしっぱなし。だけどなんといっても、サマーに恋するトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が可愛すぎ! 浮かれて踊って振り回されて、皮肉屋の妹やオタクな友人に相談してオロオロ……実は彼こそヒロインなのでは!? (500)日目のラストシーンまで見逃し禁止!

Populaire

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1950年代のワーキングガール、ローズのレトロな衿デザインドレス

白い衿元や、ウエストにフィットするシルエット……1950年代のフレンチスタイルは、今のトレンドとリンクしてる! まっすぐな"ど根性"ヒロイン・ローズが、こんなスウィート&クラシカルなワンピ姿で、バリバリ頑張る姿が愛せる♡

ワンピース(つけ衿つき)¥8500/カルナムール イヤリング¥2860/サンポークリエイト(アネモネ)

『タイピスト!』

写真:Everett Collection/アフロ

『タイピスト!』

’50年代末が舞台のフランス映画、と聞いて、しっとりしたラブロマンスと思いきや、実はスポ根お仕事ドラマの要素たっぷり! 田舎町から出てきて就職、タイピストとして奮闘するローズ(デボラ・フランソワ)と、雇い主のルイ(ロマン・デュリス)の、恋心ありつつ意地を張り合う関係も、マンガチックで楽しい♪ オープニングのアニメーションからおしゃれ度満点で、登場する音楽や小道具もすべてがキュート。見た後は、元気が出てくること間違いなし!

One Day

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1988年7月15日、忘れられない出会い。エマが着ていたプリントワンピース

23年間の友情と恋が始まった日。きまじめなヒロイン・エマの花柄ワンピにデニムジャケット、8ホールのブーツの飾らないスタイルがいつまでも胸に残る。

ワンピース¥16500/スクリーンショット(マーガリンフィンガーズ) ジャケット¥14300/ココ ディール タンクトップ¥1500/ブランディーメルビル メガネ¥1980・バッグ¥2750/SPINNS イヤリング¥1650/サンポークリエイト(アネモネ) 靴¥26400/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン(ドクターマーチン)

『ワン・デイ 23年のラブストーリー』

写真:Everett Collection/アフロ

『ワン・デイ 23年のラブストーリー』

大学の卒業式の夜から始まるロマンス。二人の記念日「7月15日」のエピソードが23年間、丁寧に積み重ねられた末のラストシーンは号泣必至。作家になる夢を抱くヒロイン・エマを演じたアン・ハサウェイが、どの年代も爽やか! 無造作ウェーブにメガネ、洗練されたショートカット……どのアンが好き?と見た後に話したくなるはず。対する相手・デクスター(ジム・スタージェス)はちょっとダメ男の香り(笑)。変わりゆく二人の関係から目が離せない!

2022年9月号掲載
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