堀田真由のおしゃれルール/一歩踏み出したい時はスカーフを足してみる!【ノンノモデルが今のワードローブにたどり着くまで】

2023.04.02

おしゃれなモデルが、
今のワードローブにたどり着くまで。

スタイルを確立し、おしゃれを心から楽しむノンノモデル。トライ&エラーの経験や、好きな服への強い思いとこだわりを教えてもらったよ♡

堀田真由のおしゃれルール

きゅん♡ときて買った服たち。「どんなふうに合わせよう?」って可能性をとことん追求

昔から服を買った日は、家に帰ってから鏡の前で一人ファッションショー。クローゼットにある洋服たちと合わせながら、アクセまでちゃんとつけ替えて。「次はこうやって着てみよう」「あのスカートにも合うかも?」って、いろいろなパターンを発見するのが楽しくて。たまに母にTV電話して見せたりもするんだ(笑)。それは、たくさんの洋服の中で、せっかくときめいて購入した服を最大限生かしたい、という思いから。スタイリストさんにも、「この服どう合わせたらいいかな?」って質問することも。心を動かされた服だからこそ、大切に長く着続けたいなぁって考えています。

花梨×喫茶ニカイのスカーフ

RULE 03

さらにおしゃれを一歩踏み出したい時はスカーフを足してみる。

高校生の頃、母から「DIOR」のスカーフをもらったの。当時はスカーフってすごく大人なイメージで、使い方がよく分からなくて。ある時、よく現場でご一緒させていただくスタイリストさんが首にさらっと巻いていたのが可愛くて。そこからマネして私もスカーフに挑戦するようになったんだ。ノンノの「パリシック」企画でも、スカーフを巻いた着こなしをスタッフさんから「雰囲気合うね!」と褒めていただいたりしたことも重なって、さらにスカーフ好きが加速。シンプルなTシャツやシャツの上にセーラーカラー風にさっとはおったり、巻き方一つでガラッと印象が変わるのも魅力。それに、折り方や結び方が違うと表に出てくる柄も変わるし、どの柄が出てくるか想像がつかないのもおもしろい。プラスするだけで上級者っぽい印象になれて、暑い夏には頭にかぶって日よけにも使え、寒い日には首に巻いて防寒もできて、1枚で何通りもの使い道がある。着こなしを少し変えたい時や進化させたいって思う時、一番簡単におしゃれ感を高められるアイテムだと思う。最近では、プレゼントにスカーフを贈ることも。贈る相手の雰囲気をイメージしながら選ぶのも楽しいの。

ネクタイ風に

堀田真由のモデルのワードローブ7-1

ヘアアクセとして

堀田真由のモデルのワードローブ7-2

バッグにつけたりも

堀田真由のモデルのワードローブ7-3

首元にひと巻き♡

堀田真由のモデルのワードローブ7-4

Scarf: (1・2枚目)DIOR
(3・4枚目)花梨×喫茶ニカイ
Jacket: Maison Kitsuné
T-shirt: UNIQLO
Pants: Maison Kitsuné
Bag: (1・3枚目)PRADA 
(2・4枚目)CELINE

同じスカーフでも、首に巻くか髪やバッグに結んだりなど使い方も多様だし、さらにどうやって巻くかでまた変化を楽しめちゃう!

堀田真由のモデルのワードローブ7-5

RULE 04

デザイン性やクセのある服も自分らしくどこか抜け感を。

トレンドは意識しなくもないけれど、普段から“自分の好き”を一番に優先したいから、考えすぎず着たいものを選ぶことが多いんだ。そのほうがときめきもあって、着ていて断然気分が上がるから。けれど、そのときめきを優先すると、人が選ばなそうなデザインばかり選びがち(笑)。はやりの真ん中のものよりも、個性的だったり、ちょっと珍しいデザインで唯一無二感がある服のほうに惹かれてしまうの。“自分だけの発見”という気がして、よけいにテンションが高まっちゃうのかもしれない(笑)。自由に心に従って選ぶアイテムたちは、クセのあるものも多くて。好きなものばかりを集めてスタイリングするとコテコテになっちゃうけれど(笑)、それはまったく私らしいスタイルではない……。「“自分らしさ”ってなんだろう?」を追求すると、それは抜け感なのかな?とも思うから。だからこそ、全体のバランスで意識して抜け感を作るようにしているよ。肌見せするのもその一つ。スリットから脚をちらっと見せたり、お腹がちらっと見える丈のトップスを選んでみたり(おへそまで見せちゃうとやりすぎだからほんの少しだけ)。あくまでも“色っぽさ”ではなくて、抜け感という意味での肌見せだから、加減は気をつけないとならないけれど。あとは、黒の面積が多い着こなしの時はつやっとした素材だったりシアーな素材で軽さを出してみたり、コートが派手な日は、中をとびきりシンプルにしてみたりと引き算を。メイクもファッションも、足し算するより、引き算するほうがなんだか楽しい。そういうバランスを考えるのも、すごく好きみたい。

Skin Tops: FILL THE BILL
Blouse: ISABEL MARANT
Skirt: Bonjour  Sagan
Bag: MARNI
Boots: SENSE OF PLACE

黒のロングスカートは、軽やかなサテン素材&スリット入り。抜け感を出しながらも、足元にはボリュームあるブーツを合わせるバランスがお気に入り。

2023年5月号掲載
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