9月になったらどんな秋服を買う? おしゃれプロの戦略会議にヒントが!【vol.2】

2019.08.25更新日:2019.08.26

おしゃれプロの「夏▶︎秋シフト戦略会議」

季節の変わり目に賢く買い足しするためのコツを伝授!

まだ暑いなか、秋のトレンドを上手に取り入れていくコツは? 色や小物、はたまたボタンの開け閉めから、いつも素敵な人たちの戦略を教えてもらったよ。

会社員Tさん インスタグラマーのこさん 編集M スタイリスト石田綾さん

メーカー系商社で内勤業務を担当。平日はオフィスカジュアル。

プチプラアイテムで作るオシャレなコーデがためになると人気。

ノンノ編集部が誇るオシャレ番長。三度の飯より洋服が好き!

本誌で活躍中の人気スタイリスト。上品なカジュアルコーデが得意。

9月は「ここから長く着る服」を見極めて投入!

石田綾さん(以下I) 9月に入ると足元をブーツに。それだけで夏から着ている服も秋っぽく見える気が。

編集M(以下M) 一年中スニーカーなので、9月からブーツを取り入れるという発想はなかった! でも顔から遠いところから秋を深めたい気持ちは分かります。顔に近いトップスを秋っぽくすると、まだ残暑が厳しい9月は暑苦しく見えそうですよね。私はシックな色みの、秋らしいチェック柄ボトムを取り入れます。

のこさん(以下N) 私もMさんと同じく普段スニーカー派で、 9月はボトム探しがメイン。でも柄物ではなく落ち着いたトーンの無地アイテムをチェックします。コスパを重視しているので、柄物だと長く着られない気がして。

会社員Tさん(以下T) 私は逆にトップスを。といってもベストを着ます。インナー次第で暑く見えないようにもできるし。実は一生着ていたいと思うくらい大好きなベストに昨年出会いまして(笑)。シャツとのレイヤードにぴったりなクルーネックで、パンツにもスカートにも似合うシルエットなんです。

I 一生ってスゴイ。今秋はゆるっとしたベストも多く見るし、会社でも休日でも使える2枚目の一生着たいベストに出会えるかも!?

気温差を乗り切る調整服!

I メゾン マルジェラのカーデは、くるぶしまであるロング丈。はおるのはもちろん、前を閉じてニットワンピ風に着たりできるのも魅力。くるっと丸めて持ち歩きます

M 代官山のハイ!スタンダードで買ったミリタリーシャツは、パンツにもスカートにも合う万能アイテム。タフな素材なので、少しくらい雑に扱っても大丈夫なのもいい!

N 袖が太めで肩が少し落ちたデザインのコットンカーデは、ビッグシルエットの服の上からでも着られて◎ 。くるくるっと小さく丸め、 バッグに入れて常に持ち歩いています

T 母からもらった普遍的なデザインのスカーフを活用しています。使わない時はコンパクトに収納できるので、 荷物が多い日でも安心。 バッグに結んでも可愛いんですよ

季節の変わり目の大敵「気温差」は「丸めてOK」な調整服で対策

T ところで9月、10月は朝晩と日中の気温差が激しいし、外と室内の気温差もありますよね。皆さんはどう対策していますか?

I 私は薄手リブのロングカーディガンを持ち歩いています。丸めてバッグに入れてもシワになりにくいのがポイントで、ロング丈で腰回りも暖かく、これ以外考えられない!

N 同じくカーデを丸めて持つ派です。ただゆるっとしたトップスを着ることが多いので、袖が太めで肩が落ちたものを選びます。色はどんな服にも合うナチュラルカラーで。

M 私は気温差を感じそうな日だなと思ったら、メンズのミリタリーシャツをたすき掛けして出かけます。コーデのアクセントになるし、寒くなったら着られるから一石二鳥!

T なるほど。私は平日は荷物になるし、はおりは持ち歩かず大判のスカーフでしのいでいます。肩を覆うように掛けたり、首にくるくるっと巻いたり。たすき掛けして持ち歩くのは新鮮なアイディア。休日にやってみたい!

夏▶秋のシフト例を公開!

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スタイリスト 石田綾さん

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編集 M

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インスタグラマー のこさん

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会社員 Tさん

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8月:秋を感じるバーガンディをボトムで取り入れ

「お気に入りTシャツは夏中着続けてコーデがマンネリぎみに。そこで頼れたのがシンゾーンの秋色パンツ。色の魔法でグッと鮮度がアップ!」

9月:足元を存在感あるブーツにチェンジ

「ブーツが大好きなので、9月になったらすぐにはきたい(笑)。今年なら、ロング丈のワンピにちょっと長めのブーツを合わせますね」

10月:ハイゲージのニットで秋冬ムードを高める

「薄手のニットを投入。ボーダーだけど白ではなくベージュを選んで秋を意識。スウェードのパンツとブーツで作るグラデ配色もポイント」

8月:とにかくベージュのワントーンでまとめる

「8月は結局Tシャツを軸にコーデを組みます。だからこそ全身をベージュにすることで、爽やかなんだけど秋っぽさも出せるかなと思って」

9月:チェック柄スカートで季節感を出す

「フローレントのスカートは、グレーベースの中に水色のラインが入っているので適度な軽さが出て9月に投入するのにぴったりなんです!」

10月:ざっくり編みニットをラフにはおる

「昨年はTシャツ×デニムにこのニットをはおるだけで、服好き感が出て重宝。上が大きめで下がスッとしたバランスも鉄板。今秋も着ます」

8月:ベージュとブラウンでまとめて秋を意識

「ブラウンとベージュで統一。ボーダーTとリブスカートなら重く見せずに秋っぽさも出せます。Tシャツ、スカート、スニーカーはGU」

9月:落ち着いた色のボトムを爽やかに着る

「まだまだ暑い日は続くから、くすみベージュで秋を意識しつつ、白ブラウスでバランスを調整。ベレー帽やバッグで季節感を足します」

10月:冬まで着られる3WAYアウターを1枚で

「マウンテンパーカは取り外せるキルティングブルゾンつきで3WAYで着こなせます。10月はマウンテンパーカのみ、Tシャツの上にオン」

8月:ソックスの色だけでさりげない秋感を

「オフィスでの定番コーデの白シャツ×ネイビースカート。シンプルだからこそ、ソックスでブラウンをきかせるだけで効果てきめん!」

9月:ベストのレイヤードでリズムを出す

「COSのニットベストは首元のあき具合も細身のシルエットもオフィスカジュアルに最適。ベストとシャツのトーンを揃えて秋っぽさを強調」

10月:重厚感あるジャケットをいつもコーデに投入

「ネイビーのウール地のジャケットをシャツの上からはおるだけで季節感が高まります。Tシャツやデニムにもマッチするので休日も活用」

2019年10月号掲載
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