着回しは、もう本当にたくさんやらせていただいて、当時はドラマと並行したりしていて、だいたいあまり寝られてなくて。朝現場入りして顔をあおむけにして座って寝ながらメイクしていただいたこともあります(笑)。でも不思議とnon-noの撮影はつらくはなくて。連日の収録の後だと、眠いな、ということはあったけど、non-noは専属でやらせていただいたから、濃く関わってくれるスタッフさんが多いんですよね。いつも安心して行ける現場でした。スタッフさんが変わらず優しいから、リラックスして臨めて楽しかった。ある時、真冬の埠頭で撮影したことがあったんですが、コンクリートがまぶしくてうまく目を開けられなくて。そうしたらスタッフさんたちが、極寒のなかとっさに自分たちの黒いアウターを脱いでまぶしくないようにコンクリートに広げてくれたの。優しくてびっくりしたなあ。真冬の春服撮影は寒くて体が縮こまりがちなので少し苦手なんですが、みんなでどうやったらいい写真が撮れるか、考えながらチームで撮影するのは好き。スタッフさんにたくさん支えてもらったことを感じます。