「写真を撮る日」がすべてを握る。若者の消費は夏イベにあり【今ドキ若者調査Vol.16】

2018.07.18

写真も思い出も「盛って残したい」思いが若者の心に火をつける

モノを買わない、ブランドを認知しない…ミレニアム世代や若者の消費力の低下が叫ばれる昨今、若者の食指が動くキーワードを探している企業も多いのではないだろうか。その答えはじつにシンプル。「写真を撮る日」である。

2017年8月号
「インスタ映え」というワードが昨年の新語・流行語大賞年間大賞になったが、若者の中で「写真を撮る」というキーワードが消費のインサイトとして漏れ聞こえたのは2016年ごろから。ノンノ本誌では、1年前の2017年8月号で「写真を撮る日は盛れる夏トップスを着る」という企画を掲載している(上)。
昨今の若者が写真を撮るシーンは「女子会」や「BAE(ばえ)スポット=写真映えする場所)」など多岐にわたるが、中でもこれから始まる「夏イベ(夏のイベント)」シーンはBAE写真を撮るには絶好の機会だ。

2018年8月号
ちなみに写真を撮る日はファッションだけではなく、メイクもヘアも盛る(力を入れる)。今年の8月号に掲載された企画のサブタイトル「可愛さ増量の私で、写真も思い出も残したい!」とはまさに若者のインサイト。夏はビーチ女子会、花火デート、サークル合宿からホテルのプール、BBQまで、若者がBAEたいイベント盛りだくさんなのだ。

2018年8月号
さらには、大人にも広がりつつある「カラコン(カラーコンタクトレンズ)」をつける理由の2位に「写真を撮る日だから」がランクイン。とにもかくにも、「写真を撮る」ことで若者の消費欲は広がりを見せている。
夏がすぎ、次の「写真を撮る」タイミングはハロウィン&クリスマスシーズン。洋服からメイクアップ、カラコン以外にも、まだまだ伸びしろがありそうな「写真を撮る日」なのである。

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