「2.5次元イケメンとダイエット」で読み解く今ドキ王子様像【今ドキ若者調査Vol.19】

2019.01.15

若者女子の王子様像、執事とドSに扮する2.5次元イケメン

 平成最後の紅白歌合戦で、2.5次元舞台「刀剣乱舞」を初めて知った方も多いのではないだろうか。「刀剣乱舞」は、日本刀をイケメンに擬人化したゲームを原作とするミュージカル。その中で名刀「三日月宗近」役を担う最旬2.5次元イケメン、黒羽麻璃央さんが、本誌2月号のダイエット企画に登場してくれた。ノンノ誌上初となる「生ボイスつきエクササイズ企画」(後述)が生まれた背景には、今ドキ若者女子の王子様像の変化がある。

2.5次元イケメンとダイエット

2019年2月号掲載

 この企画の発端は、今若者の間で流行っている、「よう、デブ」の一言で始まるダイエットアプリ。編集部の1年目女子によると、アプリ内でアニメのSキャラのイケメンにイジられたり、応援されたりしながら、実際のダイエットをするのが楽しいらしい。ならば、今をときめく2.5次元イケメンがダイエットを応援してくれたら最高なのでは? と、2月号での企画実現となった。さて、ここで王子様像として大事な点が2つある。

黒羽麻璃央さん 執事キャラで足パカエクササイズ&ドSキャラで筋肉体操

ひとつはキャラ設定。古くは「キャンディ・キャンディ」のアンソニーVSテリー、「ベルサイユのばら」のアンドレVSフェルゼンなど、どちらを選ぶかで男性の好みがはっきりわかる王子様像があったものだ。果たして今の若者女子にとってのそれは、「執事」と「ドS」だという。執事は知的で献身的、でもちょっと上から目線。ドSは粗野だけどツンデレで、可愛い…。誌面では時代を反映した王子様像を、黒羽麻璃央さんが渾身のコスプレで演じてくれている。

もうひとつは、「イケボ」。イケボとは、「イケメンボイス」や「イケてるボイス」の略で、つまりいい声のこと。2.5次元舞台の原作がゲームということや、漫画のアニメ化を経ての舞台化ということも多いため、「声」の要素が王子様像に新たにからんできているのだ。そこで、今回の「2.5次元イケメンダイエット」ではノンノ誌上初となる「生ボイスつき」エクササイズとして、誌面にQRコードを配置。読み取ると、黒羽麻璃央さんのイケボが音声として流れ、それぞれのキャラで応援してくれるというものだ。このコンテンツは、ノンノウエブでも319日まで楽しめる。

先日の3連休でまた食べ過ぎてしまった人も、イケメンに癒されたい&応援されたい人も、ダイエットのモチベーションを“爆上げするノンノの新しい試みをぜひのぞいてみてほしい。
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