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トピック
2024.12.11
多忙なキャンパスライフのなかで、恋はオプション!?
今どき大学生は、恋愛においても自分なりの価値観や優先順位が明確! カップル取材を通じてリアルな恋愛事情をレポート。
※2024年9月16日~20日、non-no大学生エディターズ・non-no大学生モニターズを含む大学生、短大生、専門学校生、大学院生にアンケート調査を実施。計220名が回答。
お互いの時間を大切に。問題はきちんと話し合って解決!
“自分軸恋愛”にたどり着いた カップルルポ
性格や趣味、年齢など、相違点があればあるほど歩み寄りが必要。問題を乗り越えて“自分軸恋愛”を実現させたカップル2組に、秘訣をインタビュー!
CASE 01
基本DATA
彼:大学4年(22歳)/彼女:大学4年(22歳)
交際期間…3年5か月
出会い…大学の学部・学科が同じ
居住形態…彼:実家暮らし/彼女:実家暮らし
MBTI…彼:ISFJ/彼女:ENTJ
自分の時間を大切にするためには
お互いへの信頼が必要不可欠
——なれ初めを教えてください。
彼女 初対面は大学入学時のガイダンス。初めは、同じ学部内の男3:女3の6人グループで仲よくしていました。
彼 僕は出会った時から彼女が気になっていて。勉強を口実に食事へ誘い(笑)、5回目のデートで告白し交際スタート。
——お互いの性格と趣味は?
彼 彼女はチャレンジ精神が強く、ポジティブで外交的。趣味は旅行、映画&ドラマ観賞、ダンス、推し活などさまざま。
彼女 彼は心配性で保守的かつ内向的。趣味はスポーツ観戦とトレーニングです。私たちはMBTIの要素が一つしか同じではなく、性格も趣味も全然違う。興味のないことにつき合うのは非効率的だから趣味の時間は友達と楽しんでいます。
彼 大学の友達は共通しているけど、それ以外とは会ったことがないからつき合い始めの頃は不安でしたね。写真を撮って送ることと、1時間に一度は連絡をとり合うことをルール化していました。
——趣味やバイト、デートなどのスケジュールは、どう調整していますか?
彼女 大学で会う日を除いて、デートは週イチ。共有するGoogle カレンダーにそれぞれスケジュールを書き込み、二人の予定がない日を選んでいます。後からどうしても外せない予定が入った場合は振り替え日を提案することがルールです!
彼 唯一共通しているMBTIが「J(判断型)」だからか、二人ともルールを決めたりスケジュールを組むことが好き。以前はルールを無数に作って、束縛し合っていました。共依存していたんです。
——依存から脱却したキッカケは?
彼 2年かけて信頼関係が構築されたことが大きいと思います。懲りずにたくさんケンカしたけど、その分お互いのことをいっぱい知れたし、中高や地元の友達も把握しきって不安要素がなくなった!
彼女 3年生になり、違う研究室に配属されたことも理由の一つ。それまでは授業中も休み時間も一緒に過ごしていたせいで、どうしてもお互いありきの生活になっていて。離れて過ごす時間が増えたら、いい意味で執着がなくなりました。
——今の関係性はどう?
彼女 強固な信頼関係ができてからは、自分の時間も彼との時間もより楽しめるようになり、とっても心地よいです。当初はお互いの時間を大切にするためにルールを作っていたけど、束縛していたうちはイマイチ楽しめていなかったなと。
彼 恋心はもちろんあるけど、人生のパートナーとしての意識が強まった! 性格が違うからこその学びや尊敬ポイントがあり、切磋琢磨できていると感じます。
A 二度あり、一度は私が「飲み会で異性の隣に座らない」ルールを破ったことが原因。問題解決のために作ったおきてを守らないから、負のループでした(笑)。今はもうないルールです!(彼女)
A 二人とも食べることが好きなので、おいしいごはん屋さんをリサーチして巡っています。食事の後はカフェでおしゃべりしたり、ゲームセンターへ。年に数回、ディズニーデートも!(彼)
CASE 02
基本DATA
彼:社会人1年目(23歳)/彼女:大学4年(23歳)
交際期間…1年3か月
出会い…アルバイト
居住形態…彼:一人暮らし/彼女:実家暮らし
MBTI…彼:ESFJ/彼女:ENFP
二人の将来を真剣に考えているから
持続的な関係を築くために努力した
——交際に至るまでの経緯は?
彼女 彼が大3、私が大2の時に、ウェディング会場のアルバイトで知り合いました。共通の趣味であるミュージカルや舞台の話題で盛り上がるうち、彼が誘ってくれて、二人でお出かけするように。
彼 当時、公務員試験の勉強中だったので、デートの頻度は月イチ。半年後、無事試験を終えて、僕から告白しました。
——学年差が原因で問題は起きた?
彼 つき合い始めて間もなく、彼女の就活がスタート。単位を取り終えていた僕は時間がたっぷりあるのに、なかなか彼女と遊べないことがつらかったなぁ。
彼女 彼が社会人になって生活リズムが変わったことも、二人にとって大きな打撃だったよね。学生時代はお互い夜型で、毎日のように一晩中電話をつなげたままくだらない話をして、寝落ちするのがルーティン。彼の就職後もしばらくは続けていましたが、仕事で疲れて早く寝たい彼に対して、私は夜更かしがしたい。「お互いに無理してストレスを抱えるのはよくないから電話のルーティンをやめよう」と提案したら、彼が悲しんでしまって。
彼 嫌われたのかな?と落ち込んだんです。でも彼女が、僕に対する気持ちは変化していない、ときちんと言葉で伝えてくれたから、納得して受け入れられました。ただ、電話の約束がなくなると、彼女の行動が気になり不安になってしまって。遠距離で会う頻度が減ったことも一因だと思います。彼女の返信が遅いことに怒ってしまい、大ゲンカしたことが。
彼女 何より信頼されていないことが悲しかった。でも、そう伝えるとハッとしたようで、以降嫉妬されることが減りました。私のために自分を変える努力をしてくれたことがうれしくて、大切に思ってくれているんだな、と実感しましたね。
——問題を解決するための秘訣は?
彼女 相手の好きなところを考えること。そうすると自然と不満や怒りが収まり、冷静に解決策を考えられるんです。
彼 彼女ははっきりとした性格で、思ったことを正直にぶつけてくれる。「別れるための話し合いじゃないよ」とまず伝えてくれるから、僕も安心して彼女の意見を聞けるし、冷静に判断できます。
彼女 どんなにケンカしても彼を好きな気持ちは変わらないし、いずれは彼と結婚したいと思っています。だからこそ何でも言い合えて、一緒にいて安心できる関係を築きたい。そういう気持ちで、コミュニケーションを重ねてきました。
彼 最近は、不安がなくなり、友達や家族との時間もより楽しめるように。視野が広がって人生が豊かになりました!
A 二人で話してはいますが、数年は私も仕事を頑張りたいから時期は未定。彼は転職する気がないので、私が彼の住む県の支所に配属希望を出して、移住することになりそう。(彼女)
A 僕は高くて彼女は低め。当初は不安でしたが「お互いが、必要な時に頼れる心の支えでありたい」という彼女の思いを聞いて一気に安心したし、そうあれるよう努めたいと思いました。(彼)
2025年1・2月合併号掲載
Staff Credit
イラスト/KOHAKU. 取材・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス