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旅行&おでかけ
2025.12.19

留学やワーキングホリデー、ボランティアなど、さまざまな方法で海外を訪れた先輩たちにインタビュー。費用から、利用した支援制度、滞在先でのハプニング、海外で成長できたことまで、詳しく聞きました。学生のうちに海外に行ってみたい!と思っている人は、ぜひ参考にしてね!
研修プログラム編
海外でのインターンなどを含み、自身の専門分野のスキルアップに直結。支援を行う大学や団体も多数あるみたい。
大学の制度を使い、福祉・看護の現場を視察

PROFILE
紗佳さん
⚫︎渡航先 》》デンマーク・オランダ
⚫︎期間 》》2023年11月(1週間)
⚫︎かかった費用 》》約10万円(自己負担額のみ)

大学で看護師の資格を取るために勉強していた私が活用した研修プログラムは、大学の支援制度の一つ。どこに行って何を学びたいかの申請書を提出し、認められれば費用を負担してもらえるというものです。現地の訪問先への許可取りも自分で行うので大変な面もあったのですが、海外で学べる機会は貴重だと思い挑戦することにしました。
看護の分野で先進的な取り組みをしているデンマークとオランダを訪問。デンマークでは看護師・介護士の養成学校や幼稚園、総合病院を、オランダでは認知症の高齢者のケアを行う団体を見学しました。
デンマークでは点字ブロックが街の景観になじむようにユニークにデザインされているなど、小さな発見がいっぱい。なかでも衝撃的だったのが、森の中にある幼稚園で見た光景。真冬にもかかわらず、子どもたちが屋外でお昼寝していたんです! その施設では、自然の温度の中で育つと免疫力が上がり、精神的にも安定するという理念のもと、子どもたちは一年のかなりの時間を屋外で過ごすのだそう。
現在の日本では実現が難しそうな取り組みを実施している現場を目の当たりにして、専門分野における視野が広がったことが最大の収穫です。社会人になった今、時間を作りやすい学生のうちに海外で学べて本当によかった!と改めて感じています。
\デンマークは校舎もおしゃれ!/

「デンマークにある看護師・介護士の養成学校。制度や教育の内容はもちろん、校舎のデザインにも感動!」

「オランダのミッフィーミュージアムにはナース服を借りて撮影できるブースが」
衝撃! 本気の物価高に直面
「デンマークはヨーロッパのなかでも特に物価が高く、カフェの軽食ですら驚くほど高額。途中から、"せっかく海外に来ているのだから楽しもう"と気持ちを切り替えて、日本円に換算するのをやめました(笑)。大学の制度に限らず、留学支援や援助を行う団体もたくさんあります。円安を理由に諦めるのはもったいないです!」
2026年1・2月合併号掲載
Staff Credit
イラスト/せかち 構成・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス