ノンノモデルが綴る花言葉
【林芽亜里×ガーベラ】「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.2
2024.06.30 更新日:2024.10.28
ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」がnon-no webにてスタート! 第2回は、ノンノモデル・林芽亜里×ガーベラ。一輪でも周りが華やぎ、可愛らしい雰囲気で広く愛されるガーベラはなんだか芽亜里と重なるよう。そんな芽亜里に、花言葉や花にまつわる思い出についてネホハホ聞いてきました♡
ガーベラの花言葉は“前向き”
赤やオレンジ、黄色などカラフルな色合いが可愛らしい「ガーベラ」。花言葉は“前向き”で、明るい花色や陽気な雰囲気、そして上を向いて大きな花を咲かせる特徴に由来しているのだそう。もともとは一重咲きで赤色のみでしたが、品種改良が進んだ現在では形も色も豊富なガーベラ。花言葉もポジティブな内容なので贈り物に最適です。
― ガーベラと撮影してみていかがでしたか?
いちばん気に入ったのは、太陽のようなバレンシアオレンジのガーベラ♡ 飾るだけで周囲がぱっと明るくなりそう! ガーベラには鮮やかで元気いっぱいなイメージを抱いていたけれど、一緒に撮影するなかで「暑さや湿度に弱く、繊細なお花なんだな」と新しい一面を知ることができました。“前向き”というポジティブな花言葉を持ち、一輪でも空間を華やがせる責任を感じながら逞しく咲いているけれど、本当は繊細。それでも大きな花を存分に開かせて空を見上げる、そんな姿になんだか勇気を貰ったし、自分も誰かにとってそんな存在になれたらなって。花言葉には往々にしてややブラックな意味合いが含まれているイメージがあったけど、ガーベラにはそれがないのもいいですね♪
― いつも明るく前向きにお仕事と向き合う姿が印象的です。意識していることはある?
実は……いつでもポジティブで前向きというわけにはいかなくて、後ろ向きな気持ちになってしまうこともたくさんあります。でも、「新しい世界に飛び込めるうちは飛び込んでみよう」という冒険精神は大切にしているかな。最近でいうと、演技のお仕事もそのひとつ。やったこともないのに勝手に苦手意識を持っていて、事務所の方から「レッスン受けてみない?」と言われても「私はモデルをやっていくので」とずっと断っていたんです。気持ちが動いたのは、石川から上京を決めたタイミング。せっかく東京に来たからにはできること全部に挑戦したいと思い、事務所の演技レッスンを受けるようになりました。はじめは台詞を覚えて感情を込めることの難しさに直面。たくさんオーディションや顔見せに参加していましたが、なかなかお仕事が決まらず心が折れそうにもなりました。でも、場数を重ねるうちに殻を破れたというか、自分ではない誰かを演じることに恥ずかしさがなくなっていったんです。
そして、試行錯誤していたタイミングでいただいたのが『先生さようなら』(日本テレビ系)のヒロイン・弥生役。初めてのドラマのお仕事だったのですごくうれしかったのですが、その反面「今の自分にできるのかな」という不安もありました。でも、予想もしていなかった世界に飛び込んでみたらちょっとずつ演技が楽しくなってきて新たな道が広がったし、価値観も変わって選択肢も増えた。大切なのは、深く考えすぎず「私は大丈夫」と自分に言い聞かせながら、ポジティブでいるようにすることなんじゃないかなと思えるようになったんです。人生は長いし、今ここで失敗したとしても取り返しがつくから大丈夫、という気持ちで。それに新しいことに挑戦して仮に失敗したとしても、今まで積み重ねてきた努力や経験が全て崩れるわけではないと思うから。あとは、事務所のスタッフさんや現場の皆さんが暖かい雰囲気を作ってくださるからこそ、そこに飛び込めるというのはあると思います。いつも支えてくださる周りの皆さまには感謝してもしきれません!
― 落ち込んだ時、前向きな気持ちへの切り替え方は?
私は「あの時、ああしとけばよかったかな」と、とことん“たられば”を考えてしまいがち。なので、できるだけネガティブの無限ループへ入る前に自分を強制シャットダウンするようにしています。リセット方法は、家族の前で不安や自分の不甲斐なさなど、今感じていることを赤裸々に話し、自分の感情に素直にとにかく泣くこと! 我慢せずに泣くからすごくスッキリするんです……もちろん、毎日じゃないですよ!(笑) 涙を流すことで、いつまでも気持ちを引きずらずにサッと切り替えられている気がします
― 今後、前向きに取り組んでいきたいことについて教えて!
モデルは小学4年生からずっと大好きなお仕事なので、新しい表現を追求してもっともっと成長したい! ノンノの現場では新しい自分を引き出していただくことがすごく多く、ずっと憧れていたノンノモデルになれたことが夢のようなのに、今日もそうですが、撮影の度に新しい自分に出会えて毎回ワクワクが止まりません♪ 等身大でありながらも、ガーリーだけでなくたくさんのテイストを着こなし、ノンノ読者の皆さんに刺さるような表現ができるようになりたい。そしてノンノに相応しく、たくさんの方の心をぎゅっと掴めるようなモデルになりたいです。もちろん、演技のお仕事も前向きに挑戦していきたいと思っています。『先生さようなら』の現場を通して「正解がないのが映像の世界の醍醐味」と学び、演じることへの興味もめきめきと芽生えているので今後いろいろな役を演じられたらいいな! ラジオのお仕事を始めて、声のお仕事にも興味津々です! どちらのお仕事にもゴールはないと思っているので、自分をアップデートしつつモデルでも女優でも新しい一面を見せていけたらなと思います
― 普段お花を買うことはある?
お花は枯れてしまうのが切なくて、実は観葉植物派です。先日、お部屋を彩るグリーンとしてパキラをお迎えしたので成長を見守るのが密かな楽しみ♡ 自分のためにお花を買うことはほとんどないですが、道端に咲いているお花を見つけるとつい立ち止まっちゃうし、写真を撮ることもあります。家の近くにお花屋さんがあるので、家族の特別な日などにふらっと立ち寄り、ビビッとくるものに出合えればプレゼントすることも。母の日には、カラフルなカーネーションを購入しました!
― 花束にまつわる思い出を教えて!
花束は、いつ頂いても幸せで特別なものだなと思います。贈る相手をイメージしながらたくさん考えて選んでくださったという行為そのものが本当に嬉しくて。最近だと、初めて演技に挑戦した『先生さようなら』をクランクアップする時に頂いた花束が印象に残っています。「林芽亜里さん、クランクアップです!」というスタッフさんの掛け声を実際に聞いた時、「本当に言うんだ」と妙に冷静になってしまって。というのも、クランクアップ時にコメントを求められることを想定して前日にイメトレし過ぎたためか、現場では全く泣けなかったんです、ここだけの話ですが(笑)。でも、花束を自宅に持ち帰って花瓶に生けながら「なんとか弥生として走り切れたんだ」という思いがこみ上げてきて、気づいたら涙が溢れていました。初めてのドラマ出演ということもあり、自分とは違う“城嶋弥生”という女の子の人生を全うできるのかずっと不安で心細くて、目の前の時間を忘れるほど必死だったなと。正直、心が折れそうになることもありましたが、温かく見守って下さった共演者の方や現場の皆さんのおかげで「演技のお仕事って面白い、楽しい!」と感じることができました。普段はピンクの花束をいただくことが多いのですが、クランクアップの時に頂いた花束はピンクベースに深紅のお花が混じったもの。なんだかちょっぴり大人の女性に近づけた気がして、背筋がピンと伸びました!
[ flower shop infomation ]
撮影に協力してくれたのは……
DILIGENCE PARLOUR
表参道ヒルズ、東京ミッドタウン内のISETAN SALONE、神宮前の新店舗omnibus DILIGENCE PARLOUR にてリアルショップを展開。オンライン上でのオーダーも可能で、購入する人も贈られる人もワクワクするようなフラワーアレンジメントや花にまつわるグッズを全国に届けている。
\ ラッピングはこんな感じ /
Profile
林芽亜里
俳優・モデル
2005年11月5日生まれ、石川県出身。ノンノ専属モデル。2024年1月期のドラマ『先生さようなら』(日本テレビ系)では俳優初挑戦ながらヒロインを好演し、話題に。その他、ラジオ番組『林芽亜里のいってらっしゃい』のパーソナリティ、学生服や振袖ブランドのイメージモデルを務める。
Staff Credit
モデル/林芽亜里 撮影/山根悠太郎(TRON) ヘア&メイク/𠮷崎沙世子(io) スタイリスト/加藤千尋 取材・文/大塚悠貴 撮影協力/バックグラウンズ ファクトリー web編成/non-no編集部