ノンノモデルが綴る花言葉
【鈴木ゆうか×スターチス】「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.3
2024.07.31 更新日:2024.10.28
ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」 第3回は、ノンノを引っ張る最年長・鈴木ゆうか×スターチスでお届け。ゆうかとスターチス、二者に通ずるのは可憐さと美しさを両立したビジュアル……! スターチスの花言葉やお花にまつわるインタビューを、可愛いすぎるカットとともに堪能あれ♡
スターチスの花言葉は“永久不変”
水分量が少なく、生花の状態からまるでドライフラワーのような見た目の「スターチス」。乾燥しても色が変わらず美しいままであることから“永久不変”という花言葉を持つようになりました。ドライフラワーとしてはもちろん、花束を盛り上げてくれる名脇役としても人気。
― スターチスと撮影してみていかがでしたか?
ほんのりいい香りがする! ドライフラワーとしての姿をよく見るけれど、スターチスというお花なんですね。この撮影でスターチスの花言葉の由来を聞き、なるほど~と納得するとともに、色あせることのない美しさに惹かれました。ここ数年、しなやかで変わらないものへの憧れを抱き始めているので……揺らぎながらも本質を見極め、“自分なりに美しくあり続けること”を大切にしたいと思いました。小さいふわーっとした見た目が可愛いから、今度お花屋さんで見かけたら買ってみようかな♡
― 永久不変=ずっと変わらずに好きなファッションテイストって?
大人になってもやっぱりガーリーテイストが好き。もはやDNAレベルで染みついているといってもいいくらいかも(笑)。10代の頃は“おしゃれ=甘さのある服”だと思っていたから、私服はとにかく糖度過多だった。ガーリー以外のテイストを受け入れられなくて、撮影で着るTシャツやデニムの魅力が分からないなんて時期もあったなぁ(苦笑)。でも、当時のノンノの先輩モデルさんの私服をこっそり研究したり、撮影でいろいろなテイストの洋服を着させてもらうなかで、少しずつカジュアルなテイストに挑戦したいと思うように! デニムの魅力に開眼したのは21歳。ノンノのファッション企画で、フリルたっぷりのブラウスに淡いブルーデニムを合わせたコーデを着た時、「可愛い♡」と素直に思えたのがきっかけです。デニムを好きになって以降、ガーリー一辺倒だけでなく、甘カジュアルや甘辛ミックスまでテイストの幅もグンと広がったし、全体のバランスを考えて足し引きができるように。ノンノの撮影を通じてたくさん勉強したおかげでおしゃれがより楽しくなりました!
― 長年のファッションアイコンは?
最近はいろいろな人のSNSから吸収することもあるけれど、ファッションアイコンは10代の頃から変わらず桐谷美玲さん。美玲さんが雑誌『Seventeen』に出られていた時は、出演ページを隅なくチェックしてたなぁ。ファッションを好きになったきっかけのひとつでもあるし、私服のコーディネートを真似したりもしていました。美玲さんがモデル・俳優だけでなくニュースキャスターとして活躍されている姿を見て、私もマルチに頑張りたいと思うようになったので、ロールモデルでもあるのかも。ずーっと大好きで憧れの方です!
― ゆうかが、変わることなく愛し続けるモノ・コトって?
ひとつはファッション! “モデル”という職業に興味を持ったのも、お洋服を可愛く着こなし、キラキラ輝くモデルさん&雑誌を見て「ファッションの世界にもっと触れたい」と思ったから。コスパのよい服をとにかく買い漁っていた時期を卒業して、最近はクローゼットのスリム化を進行中。毎日でも着たいと思えるような、トキメキを感じる洋服を選ぶよう心掛けています。また、大人になるにつれて「自分の好きなテイストって?」「気分が上がるファッションってなんだろう?」と自分のファッションスタイルを模索するように! 今のところのベストアンサーは「10年先も着られる、シンプルだけどどこかガーリーなディテールのある“大人ガーリー”」。似たようなガーリーコーデばかり着ていることに躊躇していた時もあったけど、今ではこのスタイルに心地よさを感じていて。なんだかんだずっと好きなテイストだから着ていてウキウキするし、自信も湧いてくる気がするから不思議!
ふたつめは私のホームでもあるノンノ。 17歳の頃、(桐谷)美玲さんに憧れて受けたノンノのオーディションに合格。アルバイトに明け暮れる普通の高校生だった私は右も左もわからず、はじめての撮影ではメイクしてもらえることを知らずに、自分でフルメイクをして現場に行ったことも今では懐かしい(笑)。ノンノモデルになってからの10年はあっという間で、ある時、誌面を見て「こんな表情もできるようになったんだ」と自分でも驚いたことがあって。昔は、「次は表情を変えて」「次はこんなポージングをして」って頭で必死に考えながら撮影していたのに、今では自然と、洋服や表現したい雰囲気に合わせてポージングできている自分に成長を感じます。モデルもスタッフさんもみんながノンノを一番に考えて愛していて、ひとつひとつの現場があたたかい第二の実家みたいな場所。素の自分でいられてついつい甘えてしまいがちですが、“ちゃんとしなきゃ”と背筋が伸びる場所でもあります。私のノンノ愛は永久不変です! なんなら、この愛の深さはずっと更新され続けているかも♡
― これからも変わらずに取り組んでいきたいこと& 新たに挑戦したいことを教えて!
雑誌を読む人が少なくなってしまっている世の中だけど、モデルのお仕事は続けていきたいなって漠然と考えてる。少しずつ、ノンノやアパレルブランドさんの撮影、ファッションショーなどそれぞれの現場ごとに「今、私に何が求められているか」が感じ取れるようになっている気がしていて。自分では気づかなかった“私の良いところ”をスタッフさんやファンの方が教えてくださることも多く、モデルという職業の魅力を改めて感じているんです。歳を重ねるごと、その時にしか見せられない体つきや表情があると思うし、いくつになっても年相応に、素敵にお洋服を着こなせるよう努力していきたいと思っています。
ノンノの先輩モデルさんたちに刺激を受けて始めた俳優業も、気づけば私を語るうえで不可欠なピースのひとつに。モデルとしての経験を武器に、演技のお仕事も極めていきたいです。ヘアメイクや衣装の細かい部分からキャラクターのヒントを得て、いただいた役の理解を深められるのは、きっとモデルでやってきたことが活きているから。今はまだ、「こういう役がやりたい」「ゴールデン帯で主演をやりたい」みたいな明確な目標はないけれど、求められたことに一つ一つ全力で向き合っていきたいなと。あ! 昔からオファーをいただくのが悪女役ばかりなので、悪女役を極めて自分のものにしたい!という気持ちはあります(笑)。
新たに挑戦していることといえば、料理! 実は……料理が苦手でこれまで避けてきたのだけど、最近「自炊をしてみよう」と思ったタイミングがあって。まだ得意料理と言えるものもなければ、人に披露できるレベルでもないのですが、レパートリーは着実に増えています♪ 時間がある時は愛犬・ぺろのごはんも手作りしていて、私の手料理を美味しそうに食べる姿には思わずニンマリ。人生初の料理本を買ってみたり、InstagramやTikTokで美味しそうな料理が流れてくると保存してみたり、料理をはじめてなんだか毎日が楽しくなりました!
― お花は好き?
街でフラワーショップを見掛けたらふらっと入ってしまうくらいには好き! 自分で自分のために買うことはあまりないけれど、お仕事で花束をいただくことが多いから、我が家には常にお花があって幸せです♪ 最近、お花と花瓶をセットでプレゼントしていただいたのですが、そのセンスの良さに脱帽&すごく嬉しかったから、私も誰かにお花を贈るときは真似っこしようと思ってる(笑)
― 花束にまつわる思い出を教えて!
ドラマ『ホスト相続しちゃいました』(カンテレ・フジテレビ系)のクランクアップでいただいた花束が思い出に残っています。私が演じたのは男装ホスト・神童ルイ。オファーをいただくまで男装ホストの存在を知らなかったですし、ホストに少し怖いイメージもあったので、最初は不安のほうが大きくて。でも、男装ホストをやられている方に取材したり、自分で調べて研究したりと、特に役と向き合った作品だったからこそ、クランクアップの時はすごく達成感がありました。監督から、ルイがドラマ内で着ていたスーツの色である真っ白な花束を受け取った時「ちゃんとルイを演じられたんだ」と、ホッとしたことを覚えています
[ flower shop infomation ]
撮影に協力してくれたのは……
Marron Papier of seoul
2013年に韓国・ソウルで生まれたフラワーショップ。日本では東京・千駄ヶ谷に店舗を構え、カフェを併設しているほか、リアル&オンラインの両方でフラワーレッスンを開催。センス抜群な花束はもちろん、お花の色味や雰囲気、ボリューム感をカスタムできるフラワーケーキも人気。
\ ラッピングはこんな感じ /
Profile
Staff Credit
モデル/鈴木ゆうか 撮影/佐々木大輔(SIGNO) ヘア&メイク/辻村友貴恵(ende) スタイリスト/加藤千尋 取材・文/大塚悠貴 web編成/non-no編集部