ノンノモデルが綴る花言葉

【岡本夏美×ヒマワリ】「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.4

2024.08.30

ノンノモデルが綴る花言葉連載のバナー

ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」第4回は、連載初のロケを行いヒマワリ畑へ! 夏の日差しを浴びて堂々と咲き誇り、人々を明るく照らすヒマワリは、ノンノでハッピー代表を担ってきた夏美にぴったり。相思相愛な二者のビジュアルと夏美の内面に迫るインタビューは必見です♡

ヒマワリの花言葉は“光輝”

日本の夏の風物詩である「ヒマワリ」。太陽がある方向を向かって力強く咲く姿や、暑さに負けず花を咲かせる様子からは、なんだかエネルギーを分け与えてもらえるよう。学名・英名ともに「太陽の花」という意味を持ち、ゴッホやゴーギャン、モネをはじめとした多くの芸術家の心を魅了したとも言われています。そんなヒマワリの花言葉は“光輝”。太陽に照らされ、キラキラ輝いているように見える姿からつけられたのだとか。

ヒマワリ畑の中で佇む岡本夏美
キャミソール¥15400・ビスチェ¥24200・パンツ¥38500・スカート¥20900/Little $uzie パームカフ¥18600・リング¥15000・リング(ダブルフィンガー)¥28000/Gakh スカーフ/スタイリスト私物

私にとってヒマワリは、自分のトレードマーク的存在で親近感を感じているお花。「ヒマワリのイメージがある」と言っていただくことがよくあるのですが、クランクアップや舞台の開幕祝い、誕生日にお花をいただく時もヒマワリの花束が圧倒的に多いんです。夏生まれというのもあると思うけど、思い返すと私自身も子供の頃から大好きなお花。実は……10代の頃からことあるごとに、“ヒマワリ畑で撮影したい!”とアンケートに書いていたので、ようやく願いが叶って嬉しかったです♡

ヒマワリ畑で両手を上げて笑っている岡本夏美

普段から「ポジティブでいよう」とはあまり思っていなくて、自分が幸せで居られているからこそ自然と出る空気感なのかなって。無理に「明るく元気でいよう」とすると心が疲れちゃうから、周りの人にも自分にも絶対に嘘はつかないようにしています。もちろんそう考えられるようになるまでには時間がかかりました。成人(=20歳)するちょっと前、なんだか先が見えない暗いトンネルの中にいる感覚で、ただただ焦って不安な時期があったんです。よく、意外って言われるけど(笑)。小学生の頃からずっと好きで続けてきたモデルのお仕事にも悩んでしまい、「読者の皆さんはどんな私服が見たいかな?」と考えすぎて自分の好きなファッションテイストが分からなくなったり、SNSのフォロワー数を気にしすぎたり、自分がどんな行動を取れば大人が喜ぶのか顔色を伺ったり……。 私自身いっぱいいっぱいだった時、事務所の人やスタッフさんに「好きじゃないもの・ことを無理やり好きにならなくていいんじゃない?」とアドバイスをいただいて。その時、スッと心が軽くなったんです。それは、どんな自分も丸ごと受け入れることができた感覚。髪を切った時の感覚に近かったな。それから、自分の中でのハードルを少し下げるようにしたら何事も楽しいと思えるようになりました。今思えば、20歳を目前に“大人”というワードに縛られて少し怖くなっていたんだと思う。でも、実際になってみたら、中身もそんなに変わらないし、実にあっけらかんとしていて。「“大人”ってこんな感じなんだ~」って力が抜けたし、人それぞれなんだと改めて気づくこともできました。みんなそうだと思うんですが、特に10代の頃は「こう思われたい」とか「好かれたい」などという感情のもと、自分の理想ばかり掲げて本当の自分を見失いがち。でも、嘘をついて自分を取り繕っても幸せにはなれない。ありのままの感情を認めて素直になることで、嫌なこともカラッと忘れられる気がするんです

頭に巻いたスカーフにヒマワリを差した岡本夏美
ヒマワリを手に持った岡本夏美
※「ew.note」で購入したヒマワリを使用しています

“自然体で飾らないフラットな人”。いろいろな現場で業界の大先輩たちと共演させていただくことも多いのですが、みなさん周りの人たちを気遣いつつ、ひと回り以上違う私にも対等に接してくださるんです。相手を緊張&萎縮させず、まるごと包み込んでくれる包容力に触れるたび、「こんなふうになれるよう歳を重ねていきたいな」と常々思っています。あとは、シンプルに“好きなことにまっすぐ取り組んでいる人”や“自分の機嫌を自分で取りながら日々楽しんでいる人”も輝いて見えますね。私も後者は意識をしていて、仕事で不安なことがある時や自分のキャパが限界に達しているなという時は、ぎゅっと固まった眉間のシワを手で広げて1回笑ってみる! それで、その日一日を振り返って、よかったことを思い出すようにしています。「信号に一度もひっかからないなんて、今日の私はスーパーラッキー!」みたいな本当に些細なことでもいいので。そうすると、どんな日でもいい日だったと思えるんです♪

ヒマワリ畑の中で笑顔を見せる岡本夏美

モデル、俳優、ラジオパーソナリティ……どれが一番ということではなくて、ひとつを極めるよりもやりたいことを全部やるというのが私に合っているのかなって思ってる(笑)。モデルのお仕事は私の原点であり「ノンノ」は大好きなホーム、俳優業はようやく自信がついてきて楽しくなってきたところ。念願のラジオ番組も大好きだから続けていきたいし……! でもやっぱり一番落ち着くのはモデルの現場。仕上がりを見て「いいのが撮れたね!」ってみんなの温度が一気に高まる瞬間が幸せなんです。世界観を作り込んだ撮影も大好きで、非日常の自分に出会えるのが楽しい! 年齢を重ねても停滞せずどんどん新しい自分を表現できたらと思っています。

15歳から始めたお芝居は私を豊かにしてくれたもの。もがいていた時期に、周りの方に助けていただきながらいろいろな経験ができたことが少しずつ成果となって現れている気がしています。自分自身が年齢を重ねたからというのもあるだろうけど、演じる役の気持ちに敏感になったのは、自分でも成長したなと思う部分。「この子はこの時、なにを思っているんだろう」と考えながら役と向き合っていくことが増えて、プライベートでも相手のことや自分のことをよく考えるようになりました。朝ドラ出演は夢であり、憧れの場所! 出演が決まった時は家族がすごく喜んでくれて、ようやく親・おばあちゃん孝行ができるなとしみじみしちゃいました。

ようやく実現できた念願のお仕事はラジオと始球式。家の中や家族でドライブする車の中では『Fm yokohama』がいつも流れていたし、芸人さんのラジオが好きで『オードリーのオールナイトニッポン』『ハライチのターン!』をよく聞いていたから、ずっと「自分のラジオ番組をいつか!」という夢を持っていました。台本もあるけれどそれに頼りすぎず、リスナーさんとのご近所付き合いのような対話を自分の言葉で楽しくお届けしていきたいな。「川崎フロンターレ」の始球式は、サポーターとして応援してきた大好きなチームの公式戦に関われたことが本当に幸せで。「とにかく楽しもう」と臨んだ本番、ゴールを決めてサポーターの皆さんの元へ走り出した時には涙が止まりませんでした。後から写真を見返したら家族も自分も知らないような顔をしていて、「人ってこんなキラキラした顔するんだ!」と発見も(笑)。人生の中でこんなにも幸せで素敵な時間を過ごさせてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

今後のお仕事の目標は大河ドラマに出ること。だけど、これにこだわるのではなく柔軟にしなやかにいろいろなことに挑戦したいと思っています。自分の好きなことを大切にしつつ、応援してくれているファンのみんなや家族が喜んでくれるお仕事ができたらいいな

ヒマワリ畑の中でエモーショナルな表情を見せる岡本夏美

私の心の栄養は……家族との時間、サッカー、ディズニー、温泉! うちの家族はみんな趣味が同じだから、どこに行くときも一緒なの(笑)。作品に入るとなかなかオフがとれないけど、撮休日は家族揃ってサッカー観戦やディズニー、温泉に出かけてパワーチャージするのがルーティン♡ なかでも子どもの頃から応援し続けている「川崎フロンターレ」は、私にとって生きる活力になっているものだと、始球式のお仕事を経て改めて感じました。小さい時から川崎フロンターレと共に過ごしてきたといっても過言ではないので、きっとこれからも私にとってかけがえのない大切な存在なんだと思います

ヒマワリに囲まれながら両手を上げてポーズをとる岡本夏美

お花は大好きで、お家はほぼジャングルと化しています(笑)。気がついた時に季節のお花を買って帰るようにしているし、家族や友達の誕生日に花束を贈ることも多いかな。今、うちにあるのはちょうどヒマワリ! 先日は祖母とバラ園に行って、バラの苗を購入したので育てるのも楽しみなんです♪ あと、最近お花きっかけでご近所さんとの交流もあって。“お花っていいな”と感じた瞬間でした

2年前に親友からもらった花束が印象に残っているなあ。普段はなかなか会えないけど、誕生日が2日違いだからお互いの誕生日近辺は毎年必ずご飯へ行くようにしていて。長い付き合いということもあってもはやプレゼントを用意することもなくなっていたんだけど……珍しく誕生日に会えることになったから、サプライズで花束を買って向かったの。いざ待ち合わせ場所のレストランに到着すると、相手も花束を持っていてビックリ&大爆笑。私は親友にブルー系の花束を用意していて、親友からはひまわりの花束をいただきました(笑)。サプライズのタイミング〜内容までまったく同じだなんて、驚きを通り越して面白くて。だからこんなに気が合うんだろうなと改めて再確認した出来事でした

岡本夏美の手書き文字
※「ew.note」で購入したヒマワリを使用しています

[ flower shop infomation ]

撮影に協力してくれたのは……

ew.note

花と人を繋ぐコミュニティのようなフラワーショップ。季節のお花や植物のほか、ドライフラワーアイテム、花瓶、自然派ワインなど豊富に揃える。NEWoMan 新宿2Fに店舗を構え、JR新宿駅改札内(ミライナタワー改札付近)には花束の自動販売機を設置。早朝~深夜(5:45〜24:00)の購入が可能。

\ ラッピングはこんな感じ /

ew.noteのブーケ

ew.note 公式サイト

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岡本夏美

俳優・モデル

1998年7月1日生まれ、神奈川県出身。ノンノ専属モデル。2024年9月30日から放送予定のNHK連続テレビ小説『おむすび』では田中鈴音(スズリン)役での出演が決定している。メインパーソナリティーを務めるラジオ『岡本夏美の近距離ラジオ』はスマホアプリ『AuDee(オーディー)』にて毎週日曜12時に配信。

Staff Credit

モデル/岡本夏美 撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/辻村友貴恵(ende) スタイリスト/加藤千尋 取材・文/大塚悠貴

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