ノンノモデルが綴る花言葉
【小坂菜緒×コスモス】「日向坂46での役割は伝道師。」こさかなが今、グループへの“真心”を込めて取り組んでいること。「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.18
2025.10.28

ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」。第18回は、小坂菜緒×コスモス。マニッシュなアイテムを身にまとい、カメラの前ではピュアな乙女のようなまなざしを見せたかと思えば、凛々しく大胆不敵な一面をのぞかせる彼女。日向坂46への愛を胸に進化し続けるこさかなが今、真心を込めて取り組んでいることを語ります!
- Index
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- コスモスの花言葉は“乙女の真心”
- ― “コスモス”と撮影してみていかがでしたか?
- ― 今、こさかなが真心を込めて取り組んでいることは?
- ―これまでの活動を通じて、グループ内で真心を感じた瞬間があったら教えて!
- ― 後輩は五期生まで増える一方で卒業していくメンバーも。変化していくグループの中でのご自身の立ち位置は?
- ― こさかなにとって日向坂46とはどんな存在?
- ― ノンノモデル加入やドラマ『ストロボ・エッジ Season1』への出演など新たな挑戦も多かった2025年。1年間を振り返って、どうだった?
- ― これから真心を込めて取り組んでみたいことがあれば教えて!
- ― お花は好き?
- ― 花にまつわる思い出を教えて!
- [ flower shop information ]
コスモスの花言葉は“乙女の真心”
秋の野に咲く毅然とした美しさから“乙女の真心”の花言葉がつけられた「コスモス」。原産地はメキシコですが、日本の風土環境にあったのか野生でもよく見かけます。黄色やオレンジ系の花を咲かせるものなど品種も豊富。今回の撮影で使用したシックなブラウンの「チョコレートコスモス」は、バニラの主成分であるバニリンという芳香成分が含まれるため甘い香りが特徴です。

― “コスモス”と撮影してみていかがでしたか?
コスモスは「秋桜」と漢字で表記されることもありますよね。私たちに春の訪れを教えてくれるのが桜なら、コスモスは秋を教えてくれるものなのかな。撮影をしながら“秋が来るんだな〜”とちょっぴりエモーショナルな気持ちに。コスモスといえば白やピンクなど鮮やかで明るいイメージだったので、ブラウンのコスモスはとっても新鮮でした。チョコレートコスモスという品種の名前も可愛いですよね。お花からちょっぴりビターな香りがして、まるでチョコレートのようでした

― 今、こさかなが真心を込めて取り組んでいることは?
日向坂46の活動です。昨年〜今年にかけてたくさんの一期生さんが卒業されて、一期生の皆さんがいなくなってしまったという環境に二期生も慣れきれていなくて。ステージに立った時、メンバーの顔ぶれが変わっていることに寂しさを感じます。4月に開催したライブ「ひな誕祭」で佐々木美玲さんとキャプテンの佐々木久美さんがご卒業された時に「みんながいれば日向坂46は大丈夫」と言ってくださった言葉はこれからもずっと忘れられないと思います。今の私たちにグループを託してくださったんだなというふうに感じたので、その言葉を裏切らないように探り探りで頑張っているところです。グループのことを考えて行動してくれる同期と後輩たちに囲まれているので、二期生みんなで後輩たちを引っ張っていけたらと思っています
―これまでの活動を通じて、グループ内で真心を感じた瞬間があったら教えて!
自分が出ている雑誌や映像作品の感想をメンバーからもらう瞬間です。みんなグループと個人の仕事で忙しいにもかかわらず、雑誌のインタビューを読みこんでくれたり、映像作品をみてくれたり。わざわざ時間を割いてくれたことにとってもあたたかい気持ちになるんです。先日、後輩が雑誌の2万字インタビューを読んでくれたみたいで“こういうところがかっこよかったです!”とまっすぐな眼差しで気持ちを伝えてくれたのもすごくうれしかったな♡

― 後輩は五期生まで増える一方で卒業していくメンバーも。変化していくグループの中でのご自身の立ち位置は?
私にとって2025年は試練の年でもあったし、“自分の役割を見つけなさい”と言われているように日々感じています。2025年に発売したシングルでは、3シングル連続でセンターを務めさせていただきました。このタイミングで自分ができることを探しながら、日向坂46を引っ張っていくという意思とともに楽曲を届けてきました。そんな試行錯誤の日々のなか、今、自分がグループでやらなければならないことは“後輩に見せて残していく”作業なのかもしれないと思うことも多くて。振り返ると一期生さんたちは、私たちの背中には常に日向坂46があると意識させてくれる行動をとってくださっていたんですよね。今の私のグループでの役割は“伝道師”かな。今年に入ってからは私から後輩たちに積極的に話しかけて、“グループをこうしていきたい”みたいな熱い話をする機会も増えました。これからグループの先頭に立っていくんだろうなという後輩たちに、“今どんなことを考えているの?”ってさりげなく聞いてみることも。センターのポジションはファンの皆さんやメンバーからの愛情を一番感じる特別な位置ではあるけれど、やっぱり不安や葛藤もあって。自分が頑張って引っ張らなきゃ、って思うけれど、時にはうまくいかないことも。そんな時に隣を見れば頼りになる人たちがいて、後ろから包み込むようなあたたかいまなざしもあって。私自身もメンバーたちにたくさん救われてきたからこそ、立ち止まってしまいそうになっている子たちの背中を支えながら安心感がある拠り所になれたらと思っています

― こさかなにとって日向坂46とはどんな存在?
人生そのものです。14歳でグループに加入して、先日23歳になったばかり。日向坂46の小坂菜緒になってからがあっという間すぎて……気付いたらそんなに時間がたっていたんだという気持ちです。けやき坂46時代に、アイドルになりたくてオーディションを受けたことがつい最近のように感じられます。グループに加入してから今日まで変わらないのは、日向坂46が大好きという気持ち。むしろその気持ちはどんどん大きくなっていくばかりです。この約9年間、日向坂にもいろいろな変化がありました。特に今年は一期生さんが全員卒業されて五期生が加わって、二期生である私たちはグループを引っ張る立場になりました。大所帯になるほどグループの一体感を保つのが難しい瞬間ももちろんあります。でも、大好きなホームだからこれからもみんなでいろいろなことに挑戦していきたいし、一緒に喜んだり悔しがったりしながらしなやかに変化できるグループでありたい。最近は、日向坂を守りたいという思いが今まで以上に強くなってきました

― ノンノモデル加入やドラマ『ストロボ・エッジ Season1』への出演など新たな挑戦も多かった2025年。1年間を振り返って、どうだった?
新しいことだらけでめまぐるしかったです(笑)。『ストロボ・エッジ Season1』が初のラブストーリー出演であり、原作ファンの私としては“いいんですか?”という気持ちでした。人生で初めて漫画と台本を両手に持って、セリフ入れをすることも経験しました。漫画が大好きだからこそ原作へのリスペクトを忘れずに、撮影現場では監督さんやキャスト、スタッフさんと漫画の世界に入ったかのような没入感をお届けできるようにとことんこだわりました。個人的にうれしかったのは、高校生活を擬似体験できたこと。私にとって青春といえばグループ活動みたいなところがあったので、撮影期間はリアルに高校生活を送っているようでいわゆる一般的な青春を取り戻している感覚になりました。
モデル活動に関しては正直なことを言うと、セブンティーンの専属モデルを卒業するタイミングでモデルとしてのお仕事は一度お休みしようかなと思っていたんです。そんなことをぼんやりと考えていた時に一期生さんたちの卒業が発表されて。一期生さんたちは専属モデルとして活動されていた方々も多かったので、日向坂46を知ってもらう機会という意味でもモデル活動を続けたほうがいいのかも?と思ったんです。というのも、セブンティーン時代に女の子のファンが“雑誌をきっかけに好きになったよ”と言ってくれたり、男性ファンの方も“この企画のこさかなが新しかった!”と喜んでくれたりしているのを実感しているからです。(佐々木)美玲さんが専属モデルをされていたノンノに加入して、一緒に撮影することができたのもいい思い出です。セブンティーンとノンノだと企画のテンションやポージング、撮影のテンポもまったく違うから、自分のペースでリズムを掴んでいけたらなと思っています。
このインタビューに答えながら、私の行動の軸は日向坂46なんだと実感しました。個人のお仕事を通して、もっとたくさんの人に日向坂46を知ってもらいたいという思いが一番強いです。自分自身もいろいろな現場を通じて成長しながら、もっともっと日向坂46の魅力を伝えたいし、私を入り口に「こんなメンバーがいる」ということを知ってもらえたらなって思います

― これから真心を込めて取り組んでみたいことがあれば教えて!
個人的な話でいうと、お芝居の仕事を頑張りたいなって。『ストロボ・エッジ Season1』を通じて“やっぱりお芝居って楽しい!”と再確認できたから、その気持ちが熱いうちに大好きな少女漫画や小説を原作としたお仕事に挑戦してみたい。あとは、サスペンス系やミステリー系の作品にはまだ出演したことがないから、密かに気になっています。グループとしては、一期生さんたちがもう一度叶えたかった、紅白歌合戦への出演など大きな舞台に立ちたいです。今いるメンバーで立つひとつひとつのステージが奇跡だと思うから、その瞬間を楽しみ愛おしく思いながら過ごしていけたらと思っています。何よりも誰よりも日向坂46を愛する小坂菜緒として来年も駆け抜けます!

― お花は好き?
結構好きです。ラジオ番組『SONY SONPO QUEST FOR THE FUTURE』を担当させていただいてからはお家に季節のお花を飾るようになりました。というのも、ラジオの担当ディレクターさんが大のお花好きで収録のたびに季節のお花を一輪贈ってくださるんです。月に2~3回の収録のたびに“今回はどんなお花がいただけるのかな?”と密かに楽しみにしていて。一年を通してたくさんのお花をいただけるので、一輪挿し用の花瓶を購入して花のある生活を送っています。記憶に残っているのは、4月にいただいた桜の枝。つぼみの状態でいただいたのですが、おうちできれいな花を咲かせてくれました
― 花にまつわる思い出を教えて!
20歳の誕生日にお友達からいただいたミニブーケが印象に残っています。10代の頃から何度も誕生日プレゼントを贈り合ってきたのですが、お花をもらったのははじめて。節目の歳ということも相まって、なんだか大人になった気持ちになりました。ピンクのお花を使った可愛らしいブーケに大好きなカスミソウも入れてくれていて、そんな細やかな心遣いがうれしくなりました。カスミソウを好きになったのは、はじめてのお仕事でいただいた花束に入っていてその可憐さにキュンとしたのがきっかけ。お仕事でサイリウムカラー(紫と白)のお花をいただくたび、選んでくださった方の熱意を感じてじんわりとあたたかい気持ちになります

[ flower shop information ]
撮影に協力してくれたのは……
whole
大人っぽく優しげなアレンジメントが魅力の代々木上原にあるフラワーショップ。シックな花色のブーケも、細く柔らかい茎のラインを生かすことで軽やかな雰囲気に。今回オーダーした白のコスモスをメインにした花束は、ベアグラスの葉やスモークグラスの穂で繊細な雰囲気を盛り上げつつ、濃い紫のスカビオサで大人っぽさをひとさじ。
\ ラッピングはこんな感じ /

Profile

小坂菜緒
2002年9月7日生まれ、大阪府出身。ノンノ専属モデル。日向坂46のメンバーで、1stシングル「キュン」をはじめ、数々の楽曲でセンターを担当。俳優としても活躍し、10月31日(金)午後11時よりWOWOWにて放送されるドラマ『ストロボ・エッジ Season1』では、上原さゆり役を務める。愛称は「こさかな」。
Staff Credit
モデル/小坂菜緒 撮影/原嶋莉穂 ヘア&メイク/natsuo スタイリスト/石田綾 構成・文/大塚悠貴 Web編成/松島芽生
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