夏生大湖と冬の海へ出かけたら？ 『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で話題【連載「今月の彼氏」ウェブ限定スペシャル】

―― 今日のようなデートの時、相手にはどんなコーディネートで来てほしいですか？ 

ざっくりしたニットや、オーバーサイズのパーカにデニムを合わせているようなカジュアルなコーディネートがいいです。寒くなってフードをかぶる瞬間の女の子ってすごく可愛い！ あとはロングスカートも好みです。

―― 冬にしたい理想のデートがあれば教えてください。

家で料理を作ってのんびり過ごすのが理想です。冬だからやっぱり鍋かなぁ。もし、相手の子がスポーツ好きだったら、一緒に運動するのもいいかも。僕的にはウィンタースポーツといえばスノーボード！ スノーボード屋さんでアルバイトをしていたくらい好きなので（笑）、一緒に雪山に出かけるのもありです。最近は時間がなくて雪山には行けていないけど、筋トレは日課にしています！ と言っても、家で腹筋と腕立て伏せ、ダンベルを使ったトレーニングをしている程度ですが……。

―― 夏生さんのインスタグラムのプロフィールには、唐突におじいさんのプロフィールが記載されていますよね？ 

見てくださったんですね！ ありがとうございます！ おじいちゃんが本当に大好きで、可愛くて仕方ないんです（笑）。とってもマイペースで、全然僕の話を聞いていないこともありますが、おじいちゃんがしたい話をしてくれたらそれでいいんです。週に1度は電話しているのですが、おじいちゃんと話すことが僕の活力になっています。

―― 愛がすごいですね。上京しておじいさんに会えない分、友達と過ごす時間が増えたのでしょうか？ 

そうですね。この世界に入るきっかけになった「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で出会った友達は今でも仲がいいのですが、最近は『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で共演した（奥平）大兼や（窪塚）愛流とも、遊びに行ったり、連絡を取ったりしています。

――  夏生さんは俳優になりたいという思いが、もともとあったのですか？

頭の片隅にはあったとは思うのですが、俳優になりたいというより、自分の弱い部分を変えたいという思いがあって「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に応募を決意しました。実は応募した直後は、俳優になりたいのか、モデルになりたいのか自分でもまだ決めきれていなかったんです。そんなある時、マカロニえんぴつさんの『なんでもないよ、』のMVを目にしました。物語仕立てのMVに出演されていた俳優の柄本時生さんを見て、僕がやりたいのはこれだ！ 絶対に役者になろう！ と直感的に感じました。コンテスト終盤くらいのタイミングだったのですが、自分のやりたいことが定まったことで突き進めた気がします。あの映像を見ていなかったら、ひょっとしたら僕は今こうして俳優の仕事をしていなかったかもしれません。

―― 俳優としての活動を始めて約1年、ターニングポイントとなった出来事や作品はありますか？

初めて出演させていただいたドラマ『六本木クラス』では、僕なんかでいいのだろうか？ という思いを抱えながらも、無我夢中で練習して、精一杯のお芝居をしました。いまだに自信があるかと問われれば分からないですが、そういう思いも含めて、僕は僕のままでいいんだと認めてくれた作品が『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』。共演した大兼や愛流は、自分の道をまっすぐに進んでいてすごくカッコいいなと思ったし、そんなニ人を見て焦ったこともあります。でもそんな彼らから「おみちゃんはおみちゃんのままでいいと思うよ」って言われて、自分が思う自分のよさを体現すればいいんだと、スッと心が軽くなったんです。

―― 1月からはドラマ『闇バイト家族』も始まりますね！ 夏生さんが演じるのは物語のキーマンとなるウーバーイーツの配達員・轟大介役だと聞きました。

まだ実際に撮影は始まっていないのですが（※インタビューは11月末）、轟の生い立ちから始まり、過去・現在・未来の詳しい設定をいただいたので、役柄が理解しやすいです。自分と似ている部分もありそうなので、演じるのが楽しみです。

―― どんなところに注目して見てもらいたいですか？

僕らの年代って、世間に対して不満を抱えていても、経験が伴っていないから受け入れられないことが多くて、悔しい思いをする場面も多いと思うんです。轟もそういうもどかしさを感じて生きている若者の一人なので、彼の行動を見て、‟考えることの大切さ”に気づいてもらえれば嬉しいです。イエス・ノーで割り切れない感情も答えの一つとしてあっていいと思うし、そこにたどり着くために考えることが大切なんじゃないかと思います。

――今後の目標を教えてください！

ターニングポイントになったドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』では「周りに合わせた優しい芝居をするね」と褒めていただいたのですが、これからはもっと人の目に留まるような、インパクトを残せる演技がしたいと思っています。もちろん周りに合わせることは大切だと思うし、自分のよさは活かしつつ、僕にしかできない演技ができる俳優になることが目標です！