今月の彼氏
豊田裕大さんとロマンティックなクリスマスショップデート。出演するたび注目を集める俳優にいろいろ聞いてみた!【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】
2024.11.20
今月の彼氏。豊田裕大
YUDAI TOYODA
人気の俳優さんとのデート気分が味わえる連載「今月の彼氏」。今回のお相手は、凛とした瞳と落ち着いた雰囲気が印象的で、『メンズノンノ』専属モデルとしても活躍する豊田裕大さん。本誌に載せきれなかった未公開カットをweb限定インタビューとともにお届けします!
今回、撮影のメインテーマが“彼氏感”ということで、事前に“彼氏感とは何か”を調べてきてくれたんですよね!
はい(笑)。『メンズノンノ』で1回だけデートっぽい撮影をしたことはあるんですけど、彼女目線みたいなシチュエーションで撮ってもらうのは今日が初めてで。どういう表情やポージングをしたらいいのかが想像できなかったので、Pinterestで“彼氏感”って調べて勉強してきました(笑)。結構緊張していたのですが、すごくナチュラルな雰囲気の撮影でだんだんリラックスできたので、よかったです。
お仕事の前にはよくイメージ画像を検索するんですか?
仲のいいスタッフさんたちと一緒に作品撮りをすることが多いのですが、その時もカメラマンさんに「こういうイメージで撮りたいです」と自分の思いを共有するのにも画像検索は使っています。俳優のお仕事をするようになってからは、作品や役についても事前に調べるクセがついてきました。
今回のデートスポットは“クリスマスショップ”でしたが、豊田さん自身のクリスマスの思い出は?
中学生までは毎年家族と一緒にケーキを食べて、プレゼントをもらっていました。ゲーム機やぬいぐるみをもらったのは今でもはっきり覚えています。でも、高校から寮生活になったのをきっかけに、クリスマスは少し遠い存在になってしまって……。バスケ部だったので、年末シーズンはちょうど全国大会である“ウィンターカップ”の時期とかぶっていたんです。練習の日々で、部活に集中していました。
メンズノンノモデルとしても活躍されていますが、本日の衣装はいかがでしょうか。
衣装候補が2パターンあって、今回選んだ明るめの色のものと、もう一つがちょっとシックなもの。最初は普段着ることも多いシックなほうに惹かれていたのですが、ロケ地のお店が温かみのある照明だと聞いて、明るいほうにしたんです。結果、大正解でしたね。ストールのオレンジ色とアウターの白で柔らかい雰囲気になってぴったり!
恋愛する相手はどんな人がいいですか?
ん〜……。説明するのが難しいのですが、素直で責任感とユーモアがある人でしょうか。
難しいですね……!
そうですよね(笑)。仕事や自分のやりたいことに打ち込んでいる人に魅力を感じるんです。でも、ずっと真剣モードだと疲れちゃうじゃないですか。だから、一緒にいる時はちょっと肩の力を抜いておしゃべりできるような人だといいなと思います。
芸能界に入ったのは大学生の時に受けた、メンズノンノモデルオーディションがきっかけ。もともとファッションに興味があったんでしょうか?
興味はありました。でも、高校生まではバスケ一筋だったので、ファッションにかける時間も余裕もなくて。大学生になった時に、『メンズノンノ』を読むようになったんです。そこからどんどんファッションが好きになったんですが、やっぱり好きな服を着ると気分も上がります。個人的には、モードやストリートが混ざったテイストが好みですが、お仕事でいろんな服を着るので、どんな洋服も似合う自分でいられるよう、私服でもジャンルを狭めず挑戦してみるようにしています。
ということは、おうちにあるお洋服の数も多いですよね! 収納はどうしていますか?
それは僕も知りたくて(笑)。あまり大きな声では言えないのですが、片付けが苦手なんです。洗濯は基本的にコインランドリーでするんですが、持って帰ってきた時に、玄関にそのまま置いてしまうんです。よくないって分かってるんですけど……。いい収納方法があれば、誰か僕に教えてください!
メンズノンノの撮影現場あるあるはありますか?
女性ファッション誌が撮影現場に置いてあったら、みんなで一緒に読みます。あと、スタッフさんが撮影用小道具や荷物を持っていたら「持ちます!」と言って運ぶことも多いです。スタッフさんとモデルの境界線がいい意味でないので、ロケバスで着替える時もカーテンを閉めることがあまりなくて。今日のロケバスでの着替えで、カーテンを閉めて皆さんが外に出てくださった時にちょっとびっくりしました(笑)。
モデルと俳優として活躍するなかで、表現の違いはどういうところに感じているか教えてください。
モデルは割と外側を見せる仕事ですけど、役者は内側を見せる仕事だなと思っています。演じている役の心に沿って、その場に存在しなきゃいけないというか。それがすごく難しい部分で。なので、撮影期間はしっかりその役に没頭するようにしています。自分が感じたことや特徴を紙に書き出すことで、役のイメージが少しずつクリアになっていくことが多いです。
今年放送され多くの注目を浴びたドラマ『コスメティック・プレイラバー』は、テレビドラマ初主演作。プレッシャーはありましたか?
ありました。主演へのプレッシャーももちろんなのですが、役へのプレッシャーもすごくありました。僕が演じた佐橋斗真は“超絶イケメン”という役どころで。セリフでも、「顔だけで売り上げをとっているんでしょ」と言われたことに対して、斗真は「持ってるものを武器にして何が悪いんですか」って返すんです。斗真を演じるまでは想像したこともなかった言葉だったので、とにかく“僕はカッコいいんだ!”と役作りの段階から思い込むようにしていました(笑)。
ノンノ読者には大学生が多くいます。豊田さんが大学時代にやっていてよかったことは?
メンズノンノモデルオーディションに挑戦したことだと思います。大学生になり“バスケ以外に打ち込めることもあるかもしれない”と思った時に、読んでいた『メンズノンノ』のモデルに挑戦してみたい! とふと思ったのが、応募のきっかけです。それが今こうしてお仕事につながっているので、あの頃の自分には感謝しています。だから、“こうなりたい”と描いているビジョンがあるなら、ぜひためらわずにトライしてみてほしいです。そして、全力で楽しむことも忘れないで。友達とゆっくり旅行をしたり、お酒を呑んだり、大学生だからこそできる遊びがたくさんあると思うので!
モデル、俳優としてこれからの目標はありますか?
モデルとしてはお世話になっている『メンズノンノ』に恩返しをできたらとはずっと思っています。いつかは表紙を飾ることができたらうれしいです。俳優としてはすごくアバウトな表現になってしまいますが、見ていて余韻があるようなお芝居ができるようになるのが目標です。知り合いの役者の方に「裕大はお芝居で目が変わるのが素敵なところだと思う」と言ってもらえたので、自分の武器として目の表現はこれからも磨いていきたいと思っています。
挑戦してみたい役は?
殺し屋などハードボイルドな雰囲気の役を演じられたら楽しそうだなと思います。あとは、SNSのコメントで「ちょっと抜けている役をやってみてほしい」とよく言っていただけるので、いつか挑戦してみたいです。
Profile
豊田裕大
俳優・モデル
1999年4月10日生まれ、神奈川県出身。2019年メンズノンノ専属モデルに。2021年にはドラマ『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)で俳優デビュー。主な出演作に『恋愛バトルロワイヤル』(Netflix)、『コスメティック・プレイラバー』(フジテレビ系)。今後は『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』(ABEMA)に出演予定。
Item Credit
ブルゾン¥110000・シャツ¥39600・ストール¥33000/メゾン キツネ カスタマーセンター(メゾン キツネ) パンツ¥33000/福井商店(エーヤーン)
Staff Credit
撮影/田形千紘 ヘア&メイク/Emiy(Three Gateee LLC.) スタイリスト/高野麻子 取材・文/上村祐子 web構成/吉川樹生