今月の彼氏

谷原七音さんと麗しのお花屋さんデート。優しい眼差しにハートを奪われる注目俳優にいろいろ聞いてみた！【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】

2025.10.20

今月の彼氏。谷原七音

NANATO TANIHARA

人気の俳優さんとのデート気分が味わえる連載「今月の彼氏」。今回のお相手は2025年から俳優活動を開始した、柔らかい雰囲気が魅力の谷原七音さん。本誌で載せきれなかった未公開カットをweb限定インタビューとともにお届けします！

今回の撮影はお花屋さんデートがテーマ。ご自身で花束にするお花をセレクトしていただきましたが、いかがでしたか？

デート風の撮影は初めてだったのですごく楽しみにしていました！照れくさい気持ちもありましたが、それよりも“恋人にプレゼントするお花を選ぶ”という設定へのプレッシャーのほうが大きかったです（笑）。事前に花言葉を調べておこうかなとも思ったのですが、直接自分の目で見て決めたほうがいいものになるかもしれないと考え直して、その場のインスピレーションで選びました。秋らしい素敵な花束に仕上がったんじゃないかな。

相手に何かプレゼントをする際は一緒に買い物に行くかサプライズで贈るか、どちらのタイプですか？

両方好きです。それこそお花は日常的にお部屋に飾るものなので、相談しながら一緒に決めていくのも楽しいと思いますし、誕生日や記念日などのプレゼントならサプライズしたい気持ちが強いかもしれません。事前リサーチは……多分得意（笑）。自然な会話の中で好みを聞き出したり、相手に気づかれずスムーズにディナーを予約したりできるタイプです。自分がサプライズされる側でももちろんうれしいですが、どちらかというと計画するほうが好き。“驚いてくれるかな”とか“喜んでくれるかな”と想像しながら計画を立てる時間にワクワクします。

高校を卒業後はアルバイトもされていたと伺いました。

芸能界に入る前に3年間ほど飲食店でホールスタッフとしてアルバイトをしていました。最初の1年間は和食、その後の2年間はイタリアンのお店。飲食店を選んだ理由は……まかないを食べてみたかったから（笑）。どちらの店舗もすごくおいしかったです。

普段、お家では料理をされますか？

今は実家暮らしなので毎食は作っていないです。でも、体づくりのために筋トレをしているので、赤身肉のステーキや鶏肉を使った料理を自分で作ることもあります。

今回の撮影で着た衣装の感想を教えてください。

スタイリストさんがいくつか用意してくださった中から皆さんで話し合って衣装が決まったのですが、色合いが秋らしくて素敵でした。僕自身、秋冬になると黄色やオレンジなど暖色系のアイテムをポイントで取り入れることが多いんです。モノトーンでまとめるのもかっこよくて好きですが、中学生くらいの時に両親から「白黒だけじゃなくて、色も取り入れたほうがいいよ」と言われたのがきっかけで、意識するようになりました。黒一色だとやや重たくなったり、白のワントーンだとタキシードっぽくきちんとしすぎて見えてしまったりするので、差し色を入れることでコーディネートに遊び心が出ていいなと思います。

恋人がいたら、デートにはどんな服で来てほしいですか？

きっと“明日の服はどうしようかな”とたくさん悩みながらアイテムを選んでくれると思うので、その気持ちだけでうれしいというのが本音です。相手の趣味に合わせたものよりも、自分の好きな服を着ているほうが絶対にその人の魅力が伝わると思うので、お互いに自分の好きな服を選ぶのがいちばん！ただ、それぞれの好みを優先しつつ、アイテムやテイストを少しリンクさせるのは楽しそう。「今日はピクニックに行くから、一緒にスウェットを取り入れてちょっとラフなコーデを組んでみよう」とか。

誌面では、デートのプランを相手と一緒に考えたいと話していましたが、友達と出かける時もみんなで予定を決めますか？

友達の場合は、映画やスポーツなど、何か目的があって誘うことがほとんど。最近、高校の同級生とはフットサルをやることが多いです。……と言っても10人近くいるメンバーのうち、元サッカー部だったのは二人（笑）。みんな体を動かすことが好きなので、本気の試合というよりは気分転換やリフレッシュ感覚で楽しんでいます。

休日はアクティブに過ごされているんですね。

撮影が入っている期間の休日は、家で台本を読んだり作品に向けてコンディションを整えたりすることが多いですが、それ以外は基本的に外に出ているかもしれません。

フットサルやサッカーはいつから好きなんですか？

中学生の頃からです。もともと水泳を習っていて、入っていたクラブチームの中でサッカーゲームの『ウイニングイレブン』がはやったのがきっかけで、いつしかスポーツとしてのサッカーにも興味を持つようになりました。

そこから個人的にサッカーをするのが好きになったんですね。

はい。楽しみながら趣味の範囲で今でも続けています。サッカーの試合を観るのも大好きで、2022年にカタールで開催されたFIFAワールドカップは現地に一人で観戦しに行きました！日本対ドイツ戦を間近で観戦することができて、あの日は自分史上最大級の声が出たほど昂っていたのを覚えています。ソロ参戦ではあったけど、現地には日本のサポーターの方もたくさんいらっしゃって。一人だからこそ周りの人と交流することも増えて楽しかったです。

2025年4月から俳優活動を開始されましたが、今の気持ちを教えてください。

マネージャーさんの支えもあり、いろいろなお仕事をさせてもらっていて。本当に少しずつではありますが、“俳優”である自分に適応しつつある段階かなと思えています。挑戦するお仕事が本当に全部楽しくて、毎日ワクワクしています。この世界に飛び込みたいと思いつつなかなか前に進めなかった期間が3年ほどあったからこそ、今はすべてのことがやりがいにつながっています。

7月に放送されたドラマ『奪い愛、真夏』（テレビ朝日系）が初めてのドラマ出演。撮影を振り返ってみていかがですか？

撮影初日はドがつくほど緊張しました。当たり前ですが、これまではずっとドラマを見る視聴者側だったので「画面の中には登場人物しか映っていないけど、実際の現場にはこんなにたくさんのスタッフの方がいるんだ！」という新鮮な驚きからスタートした思い出があります。約3か月間の撮影を通しての出来事は、すべてが学びの連続でした。共演者の方の演技をとても近くで拝見できて、改めてお芝居の奥深さを感じることができました。

セリフはどうやって覚えていますか？

とにかく台本を読み込む。暗記自体は得意なほうなのですが、細かい言い回しや表現方法まで身につくわけではないので、繰り返し読んで頭に叩き込みます。同じ事務所の先輩・濱尾ノリタカくんに教えてもらった“小さいメモ帳に自分のセリフを書いて持ち歩く”という方法も早速実践していて。電車の中など公共の場では台本を声に出して読むことができないので、そのメモを見て心の中で唱えるだけでも、セリフに触れる機会を日常的に増やせてかなり助かっています！

俳優を目指したきっかけはなんでしたか？

高校生活では目の前の勉強に集中する日々を過ごしていたのですが、2年生の時にコロナ禍を経験したことが一つの転機になった気がします。“自分の人生は一度きり”と痛感して改めて今後について考え直してみた時に、やっぱり俳優として頑張ってみたい！と思い、自らオーディションを受けるようになりました。大学への進学も考えましたが、選択肢が増えると自分への逃げ道を作ってしまうかもと思い、気持ちをふるいたたせるためにも大学受験はせず、お芝居の道1本で行くと決意しました。

同級生に大学進学を選ばない人は少なかったですか？

僕だけでした。でも周りの先生方は自分の決断を理解してくださって、「やりたいことがあるなら応援するよ」と言ってくれました。周囲が大学1〜2年生の頃は“進学したほうがよかったのかな”と迷いが生まれたりもしましたが、自分の選択を僕自身の力でちゃんと正解にしていくしかないなと思っています。

俳優としての今後の目標を教えてください。

俳優を目指し始めてから出合ったドラマ『白い巨塔』が、僕の一番好きな作品です。主演の唐沢寿明さんが演じていた「財前五郎」という役をいつか僕も演じてみたいというのが役者人生の大きな夢です。唐沢さんが20代の時には、ドラマ『愛という名のもとに』など青春群像劇に多く出演されていたので、僕も群像劇の中心人物として物語に存在できるような俳優になれるよう頑張ります。

最後にnon-no読者にメッセージをお願いします！

インタビューを読んでいただきありがとうございます。non-no読者の皆さんは僕と同世代。きっといろいろな悩みがある時期だと思うんです。これからの将来についてや、人間関係のこと……さまざまな課題にエネルギーを使うタイミングですよね。僕は、悩んだり壁にぶつかったりした時に大好きなサッカーにパワーをもらっていて。些細なことですが、“この日に試合を観戦できるから、今日も頑張ろう”と思えるんです。おこがましいかもしれませんが、いつか皆さんにとってのパワーの源が“僕が出演した作品”になれるよう日々努力していくので、応援よろしくお願いします！

Profile

谷原七音

俳優

2003年12月19日生まれ、東京都出身。2024年に「第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞。今年から俳優活動を開始。7月期に放送されていたドラマ『奪い愛、真夏』（テレビ朝日系）に出演し、デビューを果たした。今後、さらなる活躍が注目されている若手俳優の一人。

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Staff Credit
撮影／田形千紘　ヘア＆メイク／小嶋克佳（TRON）　スタイリスト／小西沙良　取材・文／上村祐子　web構成／吉川樹生

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