伊藤あさひとのおうちデートは、二人と一匹で。【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】

毎月、人気の俳優さんとのデート気分が味わえる人気連載「今月の彼氏」。今回のお相手は、ドラマ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』や、連続テレビ小説『エール』、映画『私がモテてどうすんだ』など話題作に出演している今大注目の俳優・伊藤あさひさん。愛犬クウちゃんとたわむれるキュートなおうちデートの未公開カットを、Web限定インタビューとともにお届けします。

愛犬のクウちゃんは、４年前に伊藤家の家族の仲間入りをした女の子。家では基本的に「僕がクウちゃんに構ってもらっている関係性」とのことで、撮影中もクウちゃんにメロメロだった伊藤さん。「今回の撮影で、クウのファンが増えたらいいなあ」と愛おしそうに語る姿が最高に素敵でした♡

―― クウちゃんとの出会いは？

「家族のなかでなんとなく「犬を飼いたいね」と話していたのですが、お父さんがブリーダーさんの元を訪ねたときに「この子だ！」とピンときたらしく、ある日突然、家に連れて帰ってきました。空に関連した名前がいいと思って、「クウ」という名前になりました。」

―― どんな性格ですか？

「噛まないし吠えないし、とにかくマイペース。あと食い意地がすごいです（笑）。家族のなかで一番懐いているのは母親だけど、ベッドで寝ているとたまに僕の近くに来てくれたりもします。クウといる時が、一番自然な笑顔になれている気がします。」

―― クウちゃんとの撮影はいかがでしたか？

「すごく楽しかったです。僕は結構インドアなので、彼女が犬好きであればクウと一緒に家でダラダラするデートをしてみたいです。基本的に僕は外では恥ずかしくて甘えられないタイプなので、もし好きな人と一緒に家にいたら甘えちゃうと思います。あまり他では見せたことのない伊藤あさひが出ますね（笑）。僕もクウと同じくマイペースなので、ずーっとベタベタするというよりは、しゃべらなくても心地いい関係性が理想です。」

―― そんな伊藤さんが惹かれる女の子のタイプは？

「僕があまり明るくないので、明るい人がいいです（笑）。というかあまりテンションに起伏がないタイプなので、感情を表に出してくれる人のほうが自分と違ってすごく惹かれる気がしますね。あと、常に気合いを入れたファッションをしている人よりは、楽な格好をしている人が好きです。特におうちデートだったら、僕はきっとジャージとパーカーみたいな楽な格好をしているはず。彼女も気負わず動きやすい格好をしてくれたほうが落ち着くと思います。」

―― お仕事以外に夢中になっていることは？

「「エーペックスレジェンズ」というオンラインゲームをずっとやってます。もちろんゲーム自体も好きですが、友達とボイスチャットをしながらできるのが楽しくて。実際に会えなくても近くに感じられるので、僕にとってのオアシスです。多い時は毎晩、普段は２〜３日おきにやっています。高校や大学の友達、俳優仲間など、メンバーはいつも決まっていますね。」

―― 一緒にゲームをする俳優仲間にはどんな人がいますか？

「一番多いのは仲がいい神尾楓珠くん。あとは兵頭功海くんとか、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で共演した結木滉星くんとプレイしています。プライベートの話をすることが多いので、仕事の話はほとんどしないです。もちろん彼らがいい作品に出ていると羨ましいなと思うこともあるけれど、人間が違う以上、それぞれが輝ける場所はそれぞれ違う。素直にリスペクトできる人たちです。」

―― 俳優デビューして４年。お芝居のどんなところに魅力を感じていますか？

「ゴールも答えもないところですね。何をやっても正解であり、不正解でもある。そこが怖さでもあるけれど、一番の魅力だと思います。もともとお芝居に興味があったわけではまったくないんです。でも人と違う、自分にしかできないことがしたいと思っていた時にたまたま声をかけてもらって俳優の道に進みました。」

―― 伊藤さんの強みといえば？

「目力、かな（笑）。爽やかな役を演じることが多いので、そうじゃない役を演じた時にギャップを出せるんじゃないかなと思っています。」

―― これまで出演した中で思い出深い作品は？

「『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は、僕の名前が大きく出た初めての作品だったのでターニングポイントになりました。１年半同じ役を演じる間に人前に出る機会もたくさん経験して、俳優としての覚悟ができてきましたね。朝ドラに出演することが一つの目標でもあったので、『エール』も大切な作品に。歴史ある現場にいられること自体がうれしかったですし、自分史上初めて丸刈りにしたことも思い出深いです。反響もすごかったんですが、海外のファンの方からは涙のマークの絵文字や「なんで？」というリアクションがすごく来たんです。短髪姿にビックリしちゃったのかも。」

―― お仕事では映画やドラマに出演される側ですが、プライベートではどんな作品を見ることが多いですか？

「邦画はもちろん洋画も好きで、映画館に行ける時はできるだけ足を運んでいます。映画館って非日常の空間だし、息抜きができるから好きなんです。元気な時は元気な映画、落ち込んでいる時はとことん落ち込む映画を見ることが多いかも。気分を変えるというよりも、ちゃんとその時の感情に向き合うことが好きです。 最近見ておもしろかったのは『ヤクザと家族 The Family』。あと『オーシャンズ』とか動物のドキュメンタリーは昔から好きです。『ニュー・シネマ・パラダイス』は高校の卒論のテーマにしたくらい好きな作品。映画が人々にどう影響を与えたかについて書きました。最近はアカデミー賞などの映画賞を受賞した作品を片っ端から観ています。 」

―― 同世代のノンノ読者と一緒に見たい映画は？

「『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』。あと、寝て起きる度に姿が変わってしまう男性の恋を描いた韓国映画の『ビューティー・インサイド』もいいかも。映画についてはいろいろオススメできると思います！」

―― では最後に、今後どんな作品に出演してみたいか教えてください！

「年を重ねたらもっと役の幅は広がってくるけど、今しかできない学園ものをはじめ、チャンスがあればどんな作品にも出てみたいです。まだ21歳ですからね。これからも、自分が求められる場所で全力を発揮していきたいと思っています。」

▶『今月の彼氏。』の過去記事はこちら

カーディガン・トップス・ボトム／スタイリスト私物

2022年１月号掲載