堀田真由が「もし私だったら（if it were me）……」と寄り添いながら答える、ウェブ限定・お悩み相談連載。ラストを飾る第10回はノンジャンルでさまざまな相談にアンサーをもらいました！ 連載を楽しみにしてくださっていた皆さんに送る、真由からのメッセージも必読です♡

※相談者の方の年齢・肩書きは、お悩み募集時点のものです。

シャツ¥14000・カーディガン¥15000・ベスト¥12000／バナナ・リパブリック　スカートにしたドレス¥24200・腰に巻いたジャケット¥19800／louren　イヤリング¥24200・リング¥63800／アガット　

<3人で仲良く過ごすには？>

この春から新社会人に。同じ支店で働く同期が私を含めて3人いるのですが、学生時代から奇数人数での行動が苦手なので、とても不安です。真由ちゃんは、奇数人数での行動は得意ですか？ 楽しく過ごすためにどんなふうにコミュニケーションをとりますか？（21歳・大学4年生）

さりげなく目線を合わせて、“皆で”時間を共有

3人で行動すると、たとえば二人ずつ向き合う形のテーブルを囲む時は、二人と一人に分かれて座ることになりますよね。相談者さんが難しさを感じる気持ち、どこか共感できる気がします。私は人数が奇数か偶数かに関わらず、3人以上でいる時は、誰かが疎外感を抱くことなく過ごせるようにその場にいる全員の目を見ながら話すことを意識しています。あとからその輪に誰かが加わった時は、それまでの会話の流れを共有して、皆が楽しめるように心がけたりも。相談者さんも、ぜひ試してみてくださいね。（真由）

<不安で眠れない時、どうする？>

テスト前に緊張してしまい、眠れないことがよくあります。そんな時、真由ちゃんはどうやって乗り切っていますか？（？歳・？）

頭のなかを真っ白にしてリラックス♪

翌日に大事なお仕事が控えている夜は、私も緊張して眠れなくなることが。クランクインの前夜や、この連載が始まる直前もそうでした（笑）。リラクゼーション効果があるとされている焚き火の音やクジラの鳴き声を流したり、羊の数を数えたりと、今までいろいろな方法を試してきたのですが、私の場合はなかなか眠気が訪れず……。最終的にたどり着いたのは、頭のなかを真っ白にするようイメージして、全身の力を抜いてリラックスすること。雲の上にいるみたいな感覚でベッドに横になっていると、いつの間にか夢のなかへ……ということがけっこうあるんです。テスト前なら、机に向かって一生懸命勉強していて、体をあまり動かせていないかもしれないので、寝る前にストレッチをして体をほぐしてあげるのも効果的じゃないかなと思います。（真由）

<きょうだいゲンカをやめたいのに……>

中学3年生になる4つ年の離れた弟がいるのですが、毎日ケンカをしています。テレビのチャンネル争奪戦だったり、ソファの座る位置や食べ物の取り合いだったり、例を挙げるとキリがありません。私も大学生になったので大人にならないと、と思いながらも、いざケンカをしかけられると反応してしまいます（泣）。真由ちゃんは、イライラした時どうやって心を静めていますか？（18歳・大学1年生）

もやもやの原因を、一歩引いた場所から観察してみます

仲良しのきょうだいだなぁ♡ 私は4歳上の兄がいるのですが、子どもの頃はよくケンカをしていました。我が家は家族でドライブする時、助手席に座った人に車の中でのプレイリストを決める権利が与えられていたので、助手席の取り合いをしたり、夜はお風呂に入る順番でもめたり（笑）。相談者さんはきっと弟さんのことが大好きだから、ケンカに応じてしまうんですよね。言いたいことを言い合える家族ならではの関係は素敵だなと思います。私は怒りの感情が生まれた時、どうやって心を静めているんだろう……？ たとえばその原因が誰かの心ない言葉だったら、ネガティブなマインドに引っ張られたくないので、一歩引いて「こういう考えの人もいるんだな、おもしろい視点だな」と自分に言い聞かせます。ものごとを俯瞰でとらえると、冷静な気持ちを取り戻せる気がします！（真由）

<反対意見の伝え方>

反対意見を言うのが苦手です。真由ちゃんが言いにくいことを伝えなければいけない時や、他の人と違う考えを伝える時に気をつけていることはありますか？ サークルの会議などで皆と違う意見を持っている時、せっかく議論がまとまりかけているのに私が発言すると、話が終わらなくなるかな、他の人が気分を悪くしないかなと心配で、なかなか自分の意見が言えません。（21歳・大学3年生）

問いかける姿勢で、柔らかく伝えてみては？

周りを気にして思っていることが伝えられないという経験は、私にもあります。でも以前、お芝居の現場で共演者の方に「自分が意見を言うと、すでにリハーサルも終えて決まっていることを変えてしまいそうで……」というお話をしたら、「堀田真由としてではなく、役としての考えだと思って伝えてみたらどう？」とアドバイスをいただいたことがあって。その言葉を聞いて、遠慮していた気持ちがぐっと軽くなったんです。なので、もし相談者さんがサークル内で任されている立場があるなら、“会計担当からすると……”“3年生の視点で考えると……”のように自分の役割をふまえてワンクッションおくと、発言しやすいかもしれません。そして、同じ内容でも言葉のチョイスや話す時のトーンによって届き方が変わってくるので、どう伝えるかが重要ですよね。1stファンミーティングに向けて打ち合わせをたくさん重ねてきたのですが、自分の意見は「私はこれがいいなと感じたんですけど、どう思われますか？」とお伝えしていました。断定せず問いかける形で意見交換をすれば、皆でポジティブな雰囲気で話し合いを進められるんじゃないかな。ファンミーティングもぜひ楽しみにしていてくださいね！（真由）

『IIWM』を読んでくださった皆様へ

たくさんのお悩みを送っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです！ お悩み募集が始まると、SNS上でファンの皆さんが「締切は○日です！」とアナウンスしてくださっていたり、記事が公開されるたびにうれしい感想を発信してくださっていたり。それを見て、人と人の優しい輪の広がりを感じていました。私はお悩みにお答えする立場ではあったけれど、相談者さんの状況や心情を想像しながら頭のなかにある考えを言語化することで、私自身が大事にしていることも明確になったし、自分を見つめ直す時間をいただけたなと思っています。そして、non-noモデルとしては7・8月合併号（5月20日発売）で卒業することを発表させていただきました。発売まであと少しですが、思いを込めた卒業号をぜひお手にとっていただけたらうれしいです♡（真由）

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Profile

堀田真由

1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。ノンノ専属モデル。NHK連続テレビ小説『わろてんか』で注目を集める。その後ドラマ『大奥』、ドラマ『アンチヒーロー』、映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』など話題作に多数出演。2024年にはドラマ『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』で主人公を演じ、2025年には日曜劇場『御上先生』に出演。1st写真集『MY』が好評発売中。今年でデビュー10周年を迎える記念として、5月10日(土)には大阪・サンケイホールブリーゼにて、5月25日(日)には神奈川・新都市ホールにて、初のファンミーティングが開催される。カバーガールを務めるノンノ7・8月合併号（5月20日発売）をもって、ノンノ専属モデルを卒業。