遠藤さくら「さくらごよみ」
遠藤さくらが選ぶ、お気に入りの本3冊【さくらごよみ】
2024.08.26
vol.5 お気に入りの本たち
本を読むことが大好きなさくちゃん。家の本棚から選んで持ってきた、何度も読みたくなる1冊や思い出の詰まった1冊についてのエピソードを教えてくれました。
トップス¥8800/AKTE パンツ¥27500/ヒステリックグラマー 靴下¥3080/ホイサム
読書家の祖父母から譲り受けた大切な本
今日、私が家の本棚から持ってきたお気に入りの本のなかの1冊が、誉田哲也さんの『フェイクフィクション』。ある殺人事件から始まる結構分厚いミステリー小説なんですが、続きが気になって一瞬で読んでしまいました! 昔からドラマや映画も事件が起きるものが好きで、小学生の頃は2時間のサスペンスドラマを延々と見ていたくらい(笑)。その後、読書をするようになってからも、好みは変わることなく……。自分が犯人を推理するというよりも、登場人物の推理を「すごいな〜」って感心しながら読んでいることが多いです。
大好きな作家・辻村深月さんの『冷たい校舎の時は止まる』は、何度も読み返している作品。私は小説に描かれている情景が目に浮かびやすくて、なかでも辻村さんの文章は特に想像できるので、物語により入り込めるんです。結末を知った状態でもう一回じっくり読んでみると、新たな気づきがあったりもして、それも楽しみ方の一つだなと思います。
写真のなかで私が持っているのは、黒柳徹子さんのお母さんである黒柳朝さんが書かれた『チョッちゃんが行くわよ』というエッセイ。この本は父方のおばあちゃんの家にあったもので、「読むなら持っていきなさい」と譲り受けたんです。黒柳徹子さんの幼少期のエピソードのほかにもいろいろなことが書かれていて、とてもおもしろく読めました。同じように母方のおじいちゃんからもらったのが、『金環蝕』という小説。毎週図書館に通うほど読書家のおじいちゃんの部屋から持ってきた本っていうのがうれしかったんですけど、内容は私にはまだ難しくて……。もっと年を重ねたら、分かるようになるのかな? その時まで大切にとっておくつもりです。
本は、できるだけ本屋さんで買いたいタイプ。売り場には”新刊”とか”今売れています!”って書かれたポップがあるので、その情報を参考にしながら選ぶのが好きなんです。でも、本屋さんに行く時間がない時は、検索サイトに”最近 本 ミステリー”ってキーワードを入れたり、SNSで調べたりしてネットで注文することも。私が本関連の投稿をよくチェックしているからか、いろんな人の本の感想がおすすめで表示されるんですよね。そこで「おもしろかった」とか「ここが最高だった!」っていう一文に出会うと、読みたくなって、ついつい買ってしまいます(笑)。
saku-ranking
さくらんきんぐ!
好きなカレーのトッピング
1位 ゆで卵
2位 ほうれん草
3位 納豆
カレーの具は、ベーシックなものが好き。トッピングするなら、ゆで卵やほうれん草かな。納豆はまだ入れてみたことはないけど、納豆自体が大好きなので、今度試してみます!
PROFILE
2001年10月3日生まれ、愛知県出身。乃木坂46のメンバー、ノンノ専属モデル。連続テレビ小説『らんまん』(NHK)や『トラックガール』(フジテレビ系)など、女優としても活躍中。22歳の誕生日に発売した1st写真集『可憐』(集英社)が大ヒット。
2024年10月号掲載
Staff Credit
モデル/遠藤さくら 撮影/SAKAI DE JUN ヘア&メイク/北原果(KiKi inc.) スタイリスト/石田綾 取材・原文/吉川由希子 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス 撮影協力/アワビーズ プロップス ナウ