誌上OG訪問

自分を客観視するのって難しい。食品メーカー・経理2年目にOG訪問【web限定】

2024.10.19

さまざまな業界で働く先輩に、職場のリアルや仕事内容を聞く連載企画。今回は食品メーカーで経理として働くOGにインタビュー!

食品メーカー経理2年目
  • ✔️ 勤務地:東京都
  • ✔️ 仕事内容
  • 「私の勤める企業は国内外に多数の子会社を持っており、私はすべての子会社の決算を集約して、グループ全体の決算書を作成する部署に所属しています。基本はデスクワーク中心ですが、年次が上がると出張で海外の子会社を訪ねて、経理システムの使い方などを指導する機会も」
  • ✔️ 給料
  • 【初任給】22万円  【現在】約28万円
  • 「外部に開示するための書類を作る1、4、7、10月が繁忙期で、平均するとこの額に。4月は年度末の作業が重なるためもっとも忙しく、深夜まで働くこともあります」
  • ✔️ 残業時間:平均40時間/月
  • ✔️ ボーナス:50万円/年2回
  • ✔️ 有給休暇:年20日
  • 「繁忙期と閑散期がきっちり分かれており、閑散期は自由に有休を申請できます。私は連休を作って旅行に行くことが多く、去年は7割ほど消化しました」
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就活対策で最も頑張ったことは自己分析です。就活サイトが提供している分析ツールを活用し、親しい人にもたくさん話を聞きました。友人数名から、私について“意見を求められると、きちんと発言し、自分の意見を通すことができる”と言われた時には驚きました。自分では意見を言わないタイプだと思っていたので。他人には私ってこんな風に見えているんだ!と知ることができて、業界や職種を定める上で、とてもタメになりました。

webテストの勉強は、3年生の5月くらいに始めました。夏のインターンでもwebテストを実施している企業があったため、早めに準備しておいてよかった! ただし、勉強に必要以上に時間をかけすぎたのは反省点。私が主に受けていた食品メーカーや化学メーカーは、SPIよりも、図形能力が問われるテストが多かった印象があります。可能な範囲で志望企業が例年使っているテストの種類を調べ、効率よく対策するのもおすすめです

大学の4年間、高校生の時に通っていた塾で受付事務のバイトをしていました。電話対応をしたり、生徒の保護者の方と会話をしたり、大人と話す機会が多く、最低限の敬語や対話スキルが身についたと感じます。おかげで就活の面接時にも緊張せずに話せましたし、社会人になってからも上司とリラックスして話せています!

経理の仕事は理系学部出身じゃないと活躍できない・目指せないと考える人が多いのですが、私の会社の経理部は、文系学部出身の人も多いです。経理の仕事において難しい数学の知識は必要ありません。私の業務の例を挙げると、ある部署の経費が前期よりも増えたら、その部署の人と話して原因を分析する。このような、改善に向けた対話が主な業務のため、個人的にはコミュニケーション能力の高い人が向いていると思います

インターンには参加したほうがいいと思います。説明会以上に詳しく、具体的な仕事内容や社内の雰囲気が分かるので。自分の理解を深めるにはフィードバックつきの形式が特におすすめです。私は現在の勤務先のインターンに参加し、経理に向いているとアドバイスをもらったおかげで自分にぴったりな仕事を見つけられました♪

誌上OG訪問

本誌に掲載している就活特集「誌上OG訪問」もあわせてCHECK! 先輩に職場のリアルや仕事内容を聞いてみました。

Staff Credit
イラスト/seko koseko 取材・文/中西彩乃 web構成/吉川樹生

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